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ハンドアウト２Ｂ： 最後の生き残り 君は第一次登山隊として、狂気山脈に挑むはずだった。 しかし、登山開始直前に体調を崩し（あるいは他の何らかの 理由で）チームから脱落してしまったのだ。 第一次登山隊、帰還者０の報を受けたとき、君は決意した。 彼らを見つけ出し、その無念を晴らすことを。 【ミッション：第一次登山隊員全員を見つけ出す】 ----- アメリカ人。5ヶ国語を話す(英語・独語・中国語・日本語・伊語)。 元米軍の男。 中東の戦地を生き延び、軍役を退いてからもしばらくは戦場に身を置き、 傭兵として活躍をしていた。 彼が戦ったのは祖国の平和のため。 彼が戦ったのは祖国の勝利のため。 彼が戦ったのは味方を生かすため。 彼が戦ったのは敵兵を殺すため。 いつしか彼の生きる理由も、戦う理由も希薄になり、 最期には戦場で生きることを辞めたにも関わらず、 彼の人生は硝煙と血が染み付いてしまっていた。 戦場に居た期間が長すぎたが故に、 生きる実感を極限の世界の中でしか味わえないようになってしまった。 そんな彼の生き様を救ったのは第一次登山隊のメンバーであった。 極限状態を求める彼にとって、戦場以外で見つけることのできた仲間だった。 多くの山を登り、南極の山"狂気山脈"に挑戦することとなる。 だが、彼は直前で流行り病に罹ってしまう。 少しの体調不良が死につながる。 もちろん足手まといになるつもりはない。 仲間を見送り、己の不運を呪いながら仲間の帰りを待った。 あれから数ヶ月。 「戻ってこれないんだな。あぁ、構わんさ。迎えに行くだけだ」 彼は仲間を迎えに行く決心をした。

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