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「もうどうしようも無いんだろう？　助けてやるよ」――“溺れる者は藁をも掴む”翅原華春 最高級のスーツを着こなす伊達男。 柔和な笑みを浮かべており、線は細いが鴻央会系三次団体辰尾組の若頭。 爽やかな容姿とは裏腹に手段は択ばない性格をしている。 頭が切れ、人の弱みに巧みに付け込み、それを利用して２４歳という若さで若頭に上り詰めた。 関東の某有名大学を卒業している所謂インテリヤクザ。 就職先など困らないどころか選り取り見取りだったがそれらに見向きもせずに裏社会に足を踏み入れた。 曰く「今まではちとぬる過ぎたからな」 オーヴァードである事を活かしたバイオレンスとその知識を活かしたインテリジェンスで裏社会を闊歩している。 人の弱みを嗅ぎ付けるのが異常に上手い。 相手がどうしようも無い窮地に陥った際に守護天使の如く救いの手を差し伸べる。 ――最も最悪『は』避けられるがその代償はひどく高くつくが。 それでも終わってしまうよりはよっぽどマシだろう。 そうやって作ったいくつもの借りを利用する事で若頭へと出世した。 もちろんこの程度で満足する気は毛頭無い。 ４歳の時に高熱で生死を彷徨った経験がある。 結局、一晩で熱は引いたが原因は不明。 意識が覚醒した時にはすでにオーヴァードに覚醒していた。 『恐怖』に関して並みならぬ理解を持つオーヴァード。 その仕草所作一挙一動が相手に強烈な恐怖心を刷り込む事を得意としている。

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