タグ： その真紅に愛を見る HO館主役

​───────​───────​─────── □公開CS ▽台詞 「千ノ池淵だ！ 今回の座長を務める。よろしく頼む」 「困っていることはないか？ おじさんに何でも話してくれよ」 ▽設定 誰もが名を知る大御所俳優。 映画監督の父を持ち、幼い頃から舞台に立ってきた。 人生のほとんどを演劇に費やしてきただけあり、その実力は本物。主演から敵役まで、どんな役柄にも対応できる。 本人としては快活で頼りがいのある性格。 多忙の身ながらも、舞台を作る仲間との交流を怠らず、若手や子役にも気さくに接する。優しくて面倒見のいいおじさん。 すこし前時代的なところがあるのか、二言目には飲みに行こうと誘ってくるのが玉に瑕。早く帰りたがろうとする若者の考えはよく分からないらしい。 意外にも女性が苦手なようで、直接触れられると固まってしまう。舞台の上では問題ないが、その他では避けている。 ​───────​───────​─────── ‪■秘匿CS ▼秘匿台詞 「役者を続けていくのに必要なのは自分に溺れないことだ。俺はどうにか陸に這い上がったが、危うく死ぬところだった。覚えておくといい」 ▼秘匿設定 HO召使役の父親である。 30年前のこと。 若い頃から俳優として人気だった彼は、女を取っ換え引っ換えしては遊びに明け暮れていた。親に生きる道を決められたストレスもあったのかもしれないが、それにしても酷い有様だった。 そんなある日。当時の彼女と夜道を歩いていると、腹を膨らませた女と出会った。ただの妊婦かと思い通り過ぎようとしたが、女は包丁を持っていた。 そこからはあっという間だった。気が付いた時には彼女は死んでおり、自分も包丁で刺されたのか、意識が朦朧としていた。 そんな光景を見下ろして、腹を膨らませた女は言った。 「あなたの子よ、忘れたの？」 目が覚めると病院にいた。 女は警察に捕まり、自分は全治半年の怪我を負ったそうだった。幸い、俳優稼業は続けられるようだったが、しばらくは休業するほかなかった。 しかし、それよりも重要なのは女が孕んでいた子供についてだった。DNA鑑定の結果、間違いなく自分の子供であるらしい。母親が獄中にいる以上、父親が育てるのが筋だと言われた。 迷った結果、彼は子供を引き取ることにした。 最初は恐ろしくて仕方がなかった。 あれから半年、事件がトラウマになった彼は、女性に触れることすら出来なくなっていた。その元凶となった女の子供であれば、どれほどの忌避感を覚えるのだろうかと思った。 けれど、その子を見て抱きあげた途端――彼/彼女が微笑んだ瞬間に、そんなことはすこしも気にならなくなった。 それからは男手ひとつで子供を育てあげた。 出生の経緯が経緯だったので、世間に公表することはできなかったが、いつでも愛情を持って接するようにした。我が子の成長が一番の喜びだった。 だから、HO召使に「人を殺してしまった」と言われた時は、背筋が凍るような感覚がした。あの夜の血溜まりを、鮮明に思い出してしまった。 いくら調べても、殺人についての詳細は分からなかった。しかし嘘だと笑い飛ばすことも出来なかった。自分のせいで、この子にはそういう血が流れている。 芸能人仲間から聞いたおまじないを試した時、HO召使が自分についての記憶を失った時。これで良かったのだと感じた。もちろん、我が子と過ごした時間はすべてが大切なものだ。けれど、歪な出生を隠せるのなら、人の心を踏みにじった自分や、人の命を奪ったあの女との関係を断ち切れるのなら……その方がHO召使にとって幸せだと思った。 今回の「真紅の瞳」には事件の真相を確かめるために参加している。しかし、たとえ殺人の事実がなかったとしても、HO召使の記憶を取り戻してやりたいかはまた別の話だ。彼はまだ迷っている。 ▼補足 母親は獄中で病死している。 引き取って以降、HO召使と会わせたことはない。 過去のHO召使には成人した際に出生の経緯を伝えていた。 ​───────​───────​─────── □備考 ▽カラーコード #8a3319 ▽職業ベース 俳優から改変 ▽特徴表 4-03：異性が苦手(D) どうしても異性とうまく話ができない。異性に対する交渉技能は-10%。 5-03：失敗は発明の母 あなたは失敗から学ぶことを信条としている。 技能ロールに「96」以上の目を出して「失敗」した際、ただちに特別な成長ロールを行う。 失敗すれば0ポイント、成功すれば1ポイントの技能ポイントを得る。 ▽名前について 芸名：千ノ池 淵（ちのいけ ふち） 本名：池渕 千尋（いけぶち ちひろ） 血の池地獄（月経/出産の際の穢れによって落ちる地獄）に由来。 ​───────​───────​─────── ■秘匿HO ▽全HO共通事項 必須 : なし 推奨 : 目星 /図書館/ 回避/ドイツ語/POW10以上 ・上記以外に各HOには個別の推奨技能があります。 ・芸名の有無は問いません。本名を世間的に公開していない場合は秘匿してください。 ・SIZ、APP以外の能力値は秘匿してください。 ・今回の舞台『真紅の瞳』で男役 / 女役のどちらをおこなうかは、事前にKPに申告してください。 ・その他、秘匿確認後、PCが事務所HPやwikiに載せていると判断したことは公開いただけます。 ▽館主役：公開HO あなたは誰もが名を知る大御所の役者にして、この舞台の座長だ。今回の舞台に対する思い入れは、人一倍強いものであるだろう。 ▼館主役：秘匿HO あなたには、誰にも言えない秘密がある。 『召使役』はあなたがたった一人で育ててきた、血の繋がった実子だ。世間には公表していないため、この親子関係は『召使役』との二人だけの秘密だった。 事情が変わったのは5年前。あなたは弱り切った様子の『召使役』に「人を殺してしまった」と打ち明けられた。 しかし『召使役』が人を殺したという事実は探せどどこにもない。困り果てたあなたは少しでも気が楽になればと、芸能人仲間から伝え聞いたおまじないの手法を『召使役』に使った。すると『召使役』は「人を殺してしまった」ことを忘れてしまったようだった。この時、なぜか『召使役』はあなたとの親子関係も共に忘れてしまった。だが、これを思い出せば殺人についても思い出してしまうのではと危惧し、どちらも秘密のままにしている。 あなたが『召使役』から聞き出せたのは、とある劇場の名前と『真紅の瞳』という作品名のみである。そのどちらともを満たす今回のオファーを受けない理由はなかった。 あなたの目的はこの舞台の成功と、実子『召使役』が行ったという殺人行為について探ることだ。 ※以上の内容について、PL発言で公開することを禁止します。 ※ 召使役のキャラクターシート設定であなた（すなわち父か母）について書かれていた場合、『召使役』は失われた記憶をそのように改竄してしまったという処理とします。 ※ 配偶者については「子は親を選べない」ことからHO館主役PLが主に設定するものとしますが、他PLへの配慮をお願いいたします。もしもの場合はKP裁量で卓後に一部設定を変更することを許可します。 ▼HOによる指定 ・50歳固定 ・加齢ルール適応（基本ルルブp41参照。KP判断で不採用可能） ・あなたも配偶者も母国語を日本語とし、他者から見た第一印象が日本人であること 　職業：俳優であるのに不自然でなければなんでも 　個別推奨：心理学/聞き耳/ 高めのPOW

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