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聖陵学園の二年生。社会科見学の際に乗ったバスに事故に遭う。 村上、山之辺、月尾、水野さん と四人でYとYの情人による閉ざされた火葬場から脱出した。 悪徳はなし(欺瞞)。感情が薄く、事故のあとはより一層不気味さを増すだろう。 美術部員　彼女の描く絵は、誰にも理解されず、画伯 と言われている。 図書委員　昼間は図書室にこもり、たまにここで午後の授業をさぼっている。 【三野の経歴】 幼いころ、親の仕事のせいでトウキョウとロンドンを行き来していた。 そのため、なかなか言語を覚えられず、本の世界に入り浸るようになる。 「ここでなら、自分のペースで自分の世界を生きられるんだ」 そうして本の世界を好んでいた彼女は、いつしか自分の感情の高ぶりは本の世界でしか起こせないと気づいた。 しかし、自分にはとくに悪い面もなく、人と話す機会が減るだけで不便もしていなかった。 そのことに困ったのは彼女の母親。 母は教育に力を入れていて、三野には将来世界で働いてほしいと願っていた。 一方の三野は、人と話さず一人きり。友達もできてないみたい。 母親はいうことを聞かない三野に対して怒り、本を捨てたり、目の前で焼いてみたり。 しかし、三野は本を読むのを決してやめなかった。 やがて母親は夫とは別の人との間に子を授かってしまう。 「そうだわ、この子をあの子の代わりにすればいいんだ。もうあの子なんて知らないわ」 そうして三野は監獄学園と呼ばれる、この学園へ足を踏み入れたのだ。

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