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金剛寺 伊吹(こんごうじ いぶき)
ID:3653027
MD:b349ccbc5bc964ec898d54e861ba9e09
金剛寺 伊吹(こんごうじ いぶき)
タグ:
佐竹班
⚠️ネタバレ注意
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生まれ・能力値
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初期
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21
その他増加分
一時的増減
現在値
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SIZ
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EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
表示
初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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簡易表示
通常表示
<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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通常表示
<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
--------------以下ネタバレ注意-------------- 金城家の分家、金剛寺家の長女。明るく元気。頭を使うよりも先に体が動くタイプ。 オカルト部のことは自分の居場所だと思っている。幼馴染の阿久津辰魅を中学時代にオカルト部に誘った張本人。 日本刀のようなものを持っているが、実はただの金属の棒(日本刀や木刀はすぐに折ってしまうため) アイスが好き。特にパピコ。3食パピコの時もある。大量にパピコ補充しているため、常に金欠。 金剛寺家に生まれ、血が濃いためか、一般にはない能力が2つある。1つは女性とは思え無いほどの腕力があること。もう1つは、人の感情などがオーラの様に見え、その人が今どの様な感情を抱いてるかなどが分かる。 普段から見えてるが慣れているためか、あまり気にしていない。 ただ、高木真夜だけはいつも気にしていた。 今までに見たことない色をしており、いつかそれは彼自身を取り込むほどの悍ましい色をしていた。 けれど、自分自身が踏み入れることではないと素知らぬフリをしている。 それでも、大切な先輩であることは変わらない。 一度だけ何かあったのか聞いたことがあったが、いつものようにはぐらかされてしまった。 それは、拒否のようにも感じられ、 『んー?気のせいだったかもしれません〜』 と言って、笑ってその場を立ち去る。 人はひとそれぞれ事情がある。過去も未来も今現在も、色んなものを抱えている人はたくさんいる。 その人によって、助けてくれる人はいるのだろう。 そして、真夜にとってそれは自分ではない。 頭に思い浮かぶのは、笑顔が可愛い親友の斉藤薫。 きっと真っ直ぐな…、優しい彼女なら大丈夫。 それならば… それならば、自分を助けてくれる人はいるのだろうか? ふと考えるがすぐに振り払う。 顔を上げて自嘲気味に笑うと、心が軽くなったような気がする。 いまそんなことを考えるのは無駄なのだと、聞こえた気がした。 オカルト部の一員である、月代瑠璃が行方不明になったことから事件は起きた。 佐能武暁が未確認飛行物体の中から、拝借してきたという球体のようなもの。 それはタイムリープできるのだと佐能は言う。 最初はデタラメなことを言っていると思っていたが、自分自身が実体験してきたのだという佐能の必死な様子に半信半疑になりながらも、行方不明となってしまった月代を探すため、タイムリープすることとなる。 月代を助けるため、協力するも一度は失敗に終わり、2度目のタイムリープをする。 そこで、とてつもない悍ましい化け物が召喚される瞬間を目撃してしまう。目と目があった瞬間、自分自身さえ分からなくなるほどにパニックになる。 皆がパニックな中、ただ1人立ち向かう真夜の言葉になんとか震える体を叱咤し、立ち上がり、遠い遠い未来へ化け物を飛ばすことに成功する。 タイムリープできる球体は限界を迎え、2度と使えなくなってしまう。そのため、再び同じ1年を過ごすこととなる。 オカルト部、誰一人欠けることなく、1年多く一緒に過ごすことができる。 それは自分にとって、有難いことだった。 前回と 同じ時間に携帯が鳴る。 どんな内容かは確認しなくても分かる。 相手からすれば、これは初めて送る内容。 けれど、伊吹にとって[これは2度目の連絡] 分かりきった内容に目を通して、目的地へと向かう。前回 は保健室にいたが、今日はどうだろうかと思いながら歩いていると、再び携帯がなる。 屋上にいる 用がある張本人からの連絡だった。 きっと、また 連絡がくることを見越しての行動なのだろう。 屋上へと着くと、連絡をしてきた辰魅はフェンスに寄りかかり空を見上げていた。 「いつもみたいに保健室にいるのかと思ったのに、珍しいね〜。前回 みたいに楽しんでるのかと思った」 「……今日連絡くるって分かってんのに、楽しめるもんも楽しめねぇだろうが」 舌打ちをして、こっちを見据える辰魅。 同じ内容の連絡だったのかと問いかけられ、頷く。 そうか、と再び空を仰いだ辰魅の目は、かすかに揺れ動いた気がした。 真っ白なオーラをもつ辰魅。 幼い頃、真っ白で綺麗だと言ったことがある。 でも……彼は一瞬傷ついたような表情をした後、自嘲気味に笑った。 『何にでも染まるように…。あいつらの理想通りになってるってことなんだな…』 幼い辰魅から出てきた言葉に、頭を鈍器で殴られたような衝撃を覚える。 あれから、この白いオーラを綺麗だと思えなくなってしまった。 「タイムリープできたって、時間が進んでたら意味ないのにね」 「………………」 何で大人は汚いんだろう。 そんな大人に自分たちももうすぐ なってしまう。 居心地のいい今。 辰魅さえも守れず、自分自身さえも見失っている自分は価値があるのか……。 「泣くな」 少し乱暴に頬を服で擦られる。 いつだって味方な辰魅。 けれど、それさえも大人の策略で、どうしようも無い、逃げ場のないこの状況に感情が溢れる。我慢したっていつも限界を迎える。 その度に、いつだって辰魅が慰めてくれる。 彼が大切になればなるほど、雁字搦めになる。 蜘蛛の巣は張り巡らされており、どんなに泣き叫んでも抗うことはできない。 「なんで……逃げてくれないの、辰魅」 何度だって言う。 本当の家族は家族だとは思わない。 けれど、彼のことは唯一の、本当の家族だと思っている。だからこそ… 逃げて欲しい 「そう思うんだったら、そんな顔すんな。笑ってろ。そしたら、お望み通り…逃げてやるよ」 嘘だ。絶対に嘘だ。 ごめんなさいと声に出すと、乱暴に頭を撫でられる。 不器用な辰魅の精一杯の励まし。 そうして、辰魅は卒業を迎える。 辰魅は、決してオカルト部のメンバーに再会を約束するような言葉を伝えず、別れの挨拶のみを言葉にした。 伊吹自身もそれから辰魅と再会するのは1年後のこと。 卒業後、辰魅と同じように金城家へと入り、家のために動くこととなる。 実際に伊吹の役目は頭領と婚姻関係となり、子を産むことだった。 頭領自身は30歳を過ぎており、何人もの婚姻を結んだ女性がいる。 しかし、ここ数年の間、1人も子はできていない。 本筋の血が濃い為に、薄い血の女性に子はできにくいとされていた。 そのため、18歳を迎え、高校卒業後。 金城家に伊吹が嫁ぐことは生まれた頃から決まっていた。 伊吹自身、血が濃いため、周りからはかなり期待されている。 1年ぶりに再会した辰魅は、驚くほどに大人になっていた。 金城家を支える一族、専属の医者の家に生まれた辰魅は卒業後すぐに親の元で厳しく指導されているようだった。 再会しても、にこりとも笑おうとしない辰魅。 そして、私もまた笑わない。 大人の操り人形を演じ、一生いきていく。 けれどそれは辛い道のりで、まだ心は抗っていた。 最初は頭領とうまくいかず、初めての夜も痛かったということしか印象に残らなかった。 動けない伊吹の様子を見にきた辰魅に、伊吹はぽつりと弱音を吐く。 「本当のお前は どれ なんだ?……いいか、伊吹。お前は抗え。絶対に負けるな。お前は…諦めの悪い女だろ」 あぁ、辰魅はこんな風に笑うんだった。 そう思った時には自然と頬が緩んでいた。 それから、伊吹は偽らず、本当の自分で頭領とぶつかることとなる。 当初は周りの大人から教育と称した、暴力があった。 そうして、辰魅自身が日に日に弱っていく姿を目にしながらも、泣いて、また立ち上がる。 ここの人間は…昔から、内側からの暴力で抑えつけようとしていた。 伊吹がもうやめようと泣いても、決して辰魅は同意しなかった。 辰魅は、最後の希望とでもいうように伊吹を力強く見つめる。 そうして、決して挫けず立ち上がり、人と人として向き合った時、頭領はようやく伊吹へと興味を示す。 2人はその後も様々な苦難を乗り越え、友情から愛情へと変わり、伊吹は本当の幸せを手に入れる。 そんな伊吹を見て、表情には決して出さないが辰魅自身もようやく 生きている 顔をするようになった。 辰魅が本当の幸せを見つけるのはそれから数十年後のこと…。
※
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