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明城 快（あかぎ かい）。 名前は、四字熟語の「明朗快活」より。 島の名前「水縹島（みはなだ-じま）」 医師と村長的な存在の両親を見て育ち、島の人たちに慕われる人に自分もなりたいなと思っている。 明るく優しい性格。よく笑う。 世間知らずで、島の外の想像をしてみたりもする。 性格の良さもあって、島の皆に好かれてる（といいな。これはシナリオに合わせます）。 父親の医師を継ぎたいなと思っているため、医学系の勉強をしている。 「俺は、明城快！　よっろしーくな！」 「この島の人たちは皆いい人たちだからさ！」 HO1→https://charasheet.vampire-blood.net/3905700 ------------------------------------------------------------ ●快→鯨さん 鯨さんへ 　手紙なんて書く機会ないし、うーん。じゃあ、今までのこと書こうかな。 　俺はまだ子どもだからさ、鯨さんが「違う」って思うことを書くかもしれないけど、許してね。 　俺、鯨さんが死にたくて、海の中に飛び込んだって聞いてさ、腕とかにも傷が付いててさ、ちょっと悲しくなったんだよな。悲しいというか、寂しいというか、うまく説明できないけど。 　俺は死にたいなんて思ったことないから、気持ちは理解できないんだろうし、わかったつもりになって、あんまり何か言うべきではないんだろうけど。 　そうだなぁ。生きてほしい、でも、死なないで、でもなく、うーん。 　そう、鯨さんには幸せになってほしい、かな。 　鯨さんの話を聞いてさ、俺がこんなに幸せに生きられてるのは、父さんとか母さんとか島の人とか、いろんなものに恵まれてたからなんだなぁってわかったよ。 　だから、俺は鯨さんが幸せになれる場所に行ってほしい。居てほしい。行けるといいなぁって思ってる。 　鯨さんが幸せになれる場所がこの島なら、この島にいていいと思う。島の皆も歓迎してたし。 　鯨さんが幸せになれる場所がこの島以外の場所なら、その場所に行けばいいと思う。もう鯨さんが辛い思いしないといいなって思うよ。 　もし、鯨さんの幸せが死ぬことなら、それも止められないんだろうなって思うよ。俺は嫌だけど、鯨さんと出会ったばかりだし。 　でも、この島にいることが、死ぬことより幸せだといいなって思うな。もしそうならここにいてよ。皆良い人たちだし、魚もおいしいし、いろいろ楽しいこともあるよ。 　 　何も言えないって言ったけどさ、でもやっぱり、俺は鯨さんに死んでほしくないよ。 　砂浜で鯨さんに会った時さ、すっごく綺麗な人だなって思ったんだ。 　朝、夢を見てさ。綺麗で悲しそうな顔をしてる人がいて、俺はそれを人魚だと思った。その夢に出てきたのは、実は鯨さんだったんじゃないかって思ったり。 　勘違いかもしれないけど、何かの縁なんじゃないかなって、思ったりもして。 　鯨さんが死んじゃったら、俺は悲しいな。死んだら、もう話せないし、会えないし、感謝も何も伝えられなくなっちゃう。 　父さんと母さんが知り合ったのがボトルメールからって聞いたし、縁っていうのは大切にしたいなって思うんだ。 　だから、死ぬのは最終手段でさ、他の幸せを一緒に探そうよ。 　大きなことはできないけど、俺はまだまだ子どもだけど、何か困ったことがあったら、何かしてほしいことがあったら、俺に言ってね。俺ができることは頑張るからさ。きっと父さんも母さんも島の人も手伝ってくれるよ。 　これは俺の勝手な気持ち。 　まだ会ったばかりだけどさ、これから仲良くなれるといいなって思うんだ。 　今まで辛かった分、これからたくさん幸せになってやろうよ。 　生きて、楽しいこと、おいしいもの、たくさんのものに出会いに行こう。 　そうだなぁ。いつか俺に島の外の世界を案内してよ。……俺ばっかり楽しんじゃうかもしれないけど。鯨さんも一緒に楽しめると嬉しいな。 　 　まとめると、鯨さんは鯨さんの人生を大切にしてください。「生きる」ってことが、鯨さんにとっての幸せになることを願ってます。 　俺からはそれだけです。 快より ------------------------------------------------------------ 明城 快　様 手紙なんて久しぶりに書くので、正直何を書けば良いのか分からないです。なので、読みにくかったら、すいません。 突然流れ着いた素性も知らない怪しい男を拾ってくれてありがとうございます。 いろいろあって自分は死のうとしました。それは確かです。何もかもが嫌になったのです。 俺のいた場所にはこの島みたいに優しい人も温かい場所もなかったので。 だから俺は死のうとしました。正直、今でも生きていていいのかと、ふと考えます。 何も出来ない、無能の自分が、価値の無い自分が存在していてもいいのか、と。 でも、ここに流れ着いて、あなたに助けられて、人の温もりに触れて、少し救われたのは事実です。 今まで出会った人間を信用できなかった自分が、なぜかここの人達なら信じてもいいかなと思えたのです。 そんな温かさがここにはあった。 だから、俺はもう少しここにいたいと、そう思いました。 みんなが許してくれるのならばずっとここにいたいと、そう思いました。正直、自分の居場所はもうどこにもないので。 自分の意見を持つのが苦手なので、みんなに「ずっといるといい」って言われてその言葉に甘えてるだけかもしれないですけど……。 正直、まだ、自分の意見をしっかり持てるほど精神は回復していないので…。すいません、うまく言葉に出来なくて。 突然、こんな重い話して、気分をわるくしてしまったのなら謝ります。 素敵な家族や人に囲まれていて、正直羨ましいです。どうか、その人達を大切にしてください。 本当に、人はいついなくなるのか分からないので。 鈴木　鯨

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