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凪野涼子 直木賞受賞者 創作物を得意とする、ファンタジー作家 父親は有名なミステリー作家「凪野　逸」をもつ二世作家 だが、彼女が小説を世に出す前に父親が自殺をしている。 遺書には一言「私が生み出した子供同士を殺し合わせて、金を稼ぐ自分のことが嫌になった。 向き合って、許された。逃げていいと許された。だから私はこの生をおわらせたのだ」 その言葉で書き上げた作品「箱庭の観測者様へ」の原稿が自室においてあった。 小説の中の子を子供といい、現実の子供である私が生きているのに何故という疑念と、誰よりも小説を愛している父に憤りを感じている。 感じてはいるが、そんな父親が大好きだったのでその現実すら受け入れられなかった。 死体の第一発見者は、彼女自身。 別荘にこもった父が火を放ち焼け焦げた姿を見てから拒食症を発症した。 以来７年にわたって珈琲とタバコ、サプリメントだけで生きている。 心に大きな傷を負っているためSAN値は低い。 ただ父親に憧れ父親を追いかけたので勉学だけ得意である。 文系科目では負けなし。 ただ自分は父と同じ小説家であることだけが自分が自分として立てる理由である。

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