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人間が一番最初に忘れるのは声。 最後まで覚えているのは匂い。 あの子はどんな声をしていたっけ。 お姉ちゃんって呼ばれていたことは確かなのに。 あぁ、あの子の少し汗をかいたお日様の匂いはこんなにも覚えているのに。 二度と嗅ぐことはないのだろう。 わたしは今日も、在りし日の匂いよりも馴染深くなってしまった潮の匂いに包まれて生きている。 ＊性格等 明るく朗らか。天真爛漫な海洋研究家。 少しマイペースなところがあるのが珠に傷。 研究家故か彼女本来の性格か、突飛な言動も目立ち、少し変わった人という見られ方をしがち。 ひとりでいるのが苦手だと公言しているにも関わらずふらりと人の輪を離れたり、かと思えば集団の中心になっていたりする。基本的に他者に対して友好的なため、変わっているけどいい人という意見が多い。 上述の通りの性格だが、その輪を離れた時や研究中は人が変わったように静かなため、周囲からは二重人格説も出ている。 ＊サンプルボイス 「ふふ～、イルカさんってば頭いいから」 「ヒョウガライトヒキクラゲがいるの？かわいい…！」 「あの子はね、イルカになったの」 ◆特徴表 5-3：失敗は発明の母 　技能ロールに「96」以上の目を出して「失敗」した際、ただちに特別な経験ロールを行う。 　失敗すれば0ポイント、成功すれば1ポイントの技能ポイントを得る。 5-9：ド根性 　根性がある。あらゆる抵抗表を使用したロールが、成功する範囲に＋5％ ◆フレーバー 誕生日：2/14 誕生花：カモミール「逆境に耐える」、ミモザ「感受性」 一人称：わたし、イルカさん 二人称：きみ、あなた、○○さん 海の生き物に対して：基本的にクラゲより○○クラゲのように呼ぶ。子ども相手の時だけ～さんと敬称が付くが、イルカにだけは付かない。 好きな食べ物：60.おから、145.海鮮丼　水族館で海鮮丼平気で食べるタイプ 嫌いな食べ物：47.牛丼、85.エビ　でもえびはいやー -フレーバーダイス(1d10)- 酒の強さ・酔い方 1-1（1:落ち着きがなくなる。じっとしていないでキャッキャと騒ぐ。よく喋る。） 料理の上手さ 4 味覚 8 食事量 1 食事時間 7 絵心 2 歌唱力 9 字の上手さ 3 胸 10　アッ巨乳さんだ 感度 6 寝つきの良さ 1 寝起き 7 ほっぺ 9 性欲 2 唇の柔らかさ 8 舌の長さ 5 身体の柔らかさ 9 整理整頓 7 体温 1 SON値（3d6） ：6 ＊R特徴表 ・5-8　媚薬適正 　媚薬成分のある何かしらを取り入れると、平均よりも著しく効果が現れやすい。 ・2-6　鋭い観察力 　性的なことに関する観察力に優れており、相手の僅かな反応などを見逃さずにいられる。 　性的関連で相手の様子を観察する《目星》または《アイデア》の成功範囲に+30％。 性感帯：28.背中、18.腰、4.指 ＊名前の由来 汐留→弟が水族館が大好きだったことを忘れませんように、というるかの願いが込められている。汐に留まる。 入鹿→弟が好きだったイルカから。あの子がイルカになっているかもしれないから、わたしもイルカになるの。 渡会→また会えますように、の家族。 るか→「夏」に「留」まると、「流」れ去るあの「日」 親的にはバレンタイン生まれだから、と聖人の名前から取った。2人の聖人の加護があることを祈って誕生日とは別の聖人の名前。 ◆通過予定シナリオ ・四季物語-夏の物語-（HO2海洋研究家）　KP：まどちゃん 　HO1：ルカ・シレーヌ（リナックス） ※以下、「四季物語」夏ネタバレあり現行未通過注意 「四季物語」夏　HO2海洋研究家 表HO：あなたは、とある海の見える街の近くで暮らす海洋研究家だ。 秘匿HO：貴方は20年程前に大切な家族を1人失っている。 それは弟/妹だ。弟/妹の失踪当時、誘拐事件として捜査されたが、もう時効となっており、貴方含め家族は今でも弟/妹を探している。弟/妹は水族館が大好きだった。生きていれば今年で25歳だ。 ◆参考職業：教授、アニマルセラピスト、評論家、自宅警備員（2015） ＊弟について 渡会 類（わたらい るい） 誕生日：9/5 名前の由来：フランス国王、ルイ8世（獅子王）の誕生日に生まれたから。姉がるかなので響きも良いとされた。 髪の色：橙色（母譲り）/ 瞳の色：水色（父譲り）　父が水色髪水色眼、母が橙髪黄色眼 APP：11 / SIZ：16 水族館が、海が大好きな元気な弟。 それ故にるかの記憶の中には彼の日の匂いと汗の匂いが強く残っている。 自分よりも年下なのに背が高くて、もっとおっきくなるんだろうなぁって漠然と思っていた。 一等好きだったのはイルカで、るかとは水色とピンクのイルカのキーホルダーを半分こして持っていた。 ＊イメソン Beautiful world / 宇多田ヒカル 「最近調子どうだい　元気にしてるなら別にいいけど」 「もしも願い一つだけ叶うなら君の側で眠らせて どんな場所でもいいよ」 もしも生きているのなら、もしも死んでいるのなら。 どちらでもいいから、また一緒に眠れたら、それは素敵なことだと思うの。 ＊経歴 父と母と弟との4人暮らしだった。 20年ほど前、弟が（恐らく）誘拐されてから家庭は少しずつ歪んでいった。 全てが弟中心の生活となり、いつまでも帰ってこない弟を探すために青春というものの経験はほとんどしていない。母は「弟がいないんだからお姉ちゃんはずっと一緒に探してくれるよね」、父は「弟がいない分、お姉ちゃんには好きなことをしてほしい」と入鹿に言った。父のその意見から選択の自由は与えられていたが、学生時代は弟の捜索や、母に代わって家事をこなしていた。しかし数年前、母は無理が祟って倒れ昔よりも緩やかな捜索となっている。 入鹿が高校卒業の頃には帰ってくることのない弟、弱っていく母、賢明に支えようとしてやつれていく父を見ているのが苦しくなり専門機関での勉学の後、海洋研究家となり家を出る。現在は海の見える家で一人暮らし。 かなり軽度だが不眠症の気があるため、眠れない夜は海辺で1人時を過ごして日の出を見ることもある。 学者としての名前は汐留入鹿。本名は渡会るか。 彼女の海洋研究者としての才を見極めた父に過去を詮索されないように、と娘の未来を想い名を別に持つことを提案されつけたもの。しかしるか本人は弟が誘拐されていなくなっていることを特に隠しもしないのであまり意味を成さなかった。 弟がいなくなってしまったのは、自身も小学校に上がるか上がらないかくらいで、正直姉らしいことをできた自覚もなければ、その記憶すらじわりじわりと朧げに消えゆくことを哀しく思っている。 弟の一等好きだったイルカは基本的に「弟の生まれ変りかもしれない」と思いながら接している。 故にイルカだけさん付けしない。 酷く歪んでしまっているが、きっともう帰ってこない現実と、どこかで幸せであればいい、あったならいいという気持ちが合わさった入鹿なりの弟の魂に対しての向き合い方。 母は現在もどこかで生きている家族を連れ戻したいから、父はせめて遺体だけでも見つけてあげたいから捜索している。 るかは彼が生きていないと思った上でどこかにいる弟の魂に幸せかどうか尋ねたいから探している。 叶うのならまた会話をしたい。 ＊ もしも幸せに生きているのなら多分それが一番だからそれでいいし、そうじゃないならお姉ちゃんが助けてあげる。 幸せに生きられて死んでいたのならわたしは良かったと思うし、不幸な魂として未だ漂っているなら一緒に眠ろう。 あなたのお姉ちゃんでいられた時間は短いけれど、わたし、あなたの好きなイルカになって逢いに来たの。 渡会るかは骨だろうと、イルカだろうと、 渡会類だと思えばそうやって話しかけるだろう。 夏の物語　両生還 「わたしを見つけてね」 「さようなら、愛しているわ　ルカ」 どこにいたってあなたを愛している。類、ルカ。 あなたが幸せなら、それでいい。それがいい。 だから、あなたがもしわたしを見つけたいのなら見つけてほしい。 あなたがもう二度と会いたくないのなら、わたしも会いたくない。 でも、そうじゃないのなら、何でもない存在なら。 きっとこの距離が一番いい。 もう一度あなたが死んだらわたしはきっと耐えられないもの。 - ルカ・シレーヌが人間となっても変わらぬ生活をする。 とりあえず隣町には暫く行かない。あの子に会わないように行動する。 類とルカを別の存在として見ているのに、類の魂を持つルカに対して弟のように思ってしまうところがあるため、会えばきっと苦しい。会いたくない訳ではない、見守りたいとすら思うのに、近くにいればきっと類の面影を感じて悲しくなることもあるし、ルカくんは類ではないのにそんな風に見るのも違う。 そんな気持ちがないまぜになっていることを理解している。 渡会類の魂に幸せだったかどうか聞く、対話をするという願い、幸せだったら良かったという思い、等の今まで抱えていたものが全て叶ってしまったから他に思考が行ってる感じかもしれない。 暫く夜の海に一人で行く日が増えそう。 もしルカくんに気持ちを吐露されれば、一緒に過ごすようになる。 だってわたしの幸せはあなたの幸せで出来ているのだもの。

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