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※サプリメント『クトゥルフ2015』ファッション系芸術家を元に作成 ※『GODARCA』HO09：隠者、ツヴィエラ・C・ツーバンの現代コンバート ●名前：ツヴィエラの同位体(仮) 　35歳男性、フリーのメイクアップアーティスト。ややもすれば仰々しいまでの丁寧語で喋る人当たりのいい人物だが、その実周囲に対する関心は極端に薄い男。曲がりなりも対人商売なので仕事の為なら円滑なコミュニケーションは惜しまないが、内心でそれをめんどくさいなと思っているタイプ。 　一人称は「私(わたし)」。基本的には丁寧な口調で喋るので相手のことは「名前＋さん」で呼ぶ。相手からこう呼んでほしい！という要望があれば素直に聞くタイプ。(相手の要望は素直に呑んだ方がこれ以上絡まれなくていいかもなという考えに基づくので、好意とか友情の延長線で呼び方を変えるのを求められると少々めんどくさい。) 　性格にやや難ありだが、メイクの腕前は確かなので仕事の依頼は途切れない。最近の主な仕事先は雑誌モデルの撮影場・ブライダル関係、七五三や成人式の時の美容室など。 　プラチナブロンドの短髪に、現在はロードライトガーネット(≒赤紫)の瞳。大学卒業の直前に事故に巻き込まれて顔に大怪我を負う。負った傷の詳細は左眼球・鼻・唇・表皮及び表情筋の約7割を喪失する程の酷いものだったが、現代医学の最先端の治療により以前と変わらぬ顔を取り戻すことができた。流石に完全に同じとはならず、治療を受けた部分の肌は周囲と比べて赤みがかり、額や頬、唇の端などに細かな引き攣れの痕が残った。またこの時、事故の影響で虹彩の色が変わってしまい、元の茶色から赤紫色(≒ロードライトガーネット)に変化した。 　僅かな痕でも他人はそれを目敏く見つけて、その傷の持ち主を思わず見てしまう。自分の顔面に注がれる周囲からの好奇・憐憫といった種々雑多な煩わしい視線を遮る術を探していたところ、医療用のカバーメイクと出会う。最初の内は見様見真似でやってみたがなかなか難しく、ただ化粧をすればいい訳ではないということが分かった。医療用のカバーメイクを自分で自分の顔に施すには知識も技術も足りていない。だが、足りないのであれば学べばいい。 　退院後、遅ればせながら大学の卒業証書を受け取った彼はそのまま美容専門学校へ入学。専門学校では自分の顔の傷をカバーする程度の技術と知識さえ学べればいいと思っていたが、卒業後の進路(就職)を考えた際に美容師免許を取った方が後々色々と役立つだろうと思い立つ。元々知識欲と学習意欲が高い男である。在学中に知識を学び、技術を身に付け、美容師国家試験に難なく合格。美容師免許を取得。 　専門学校卒業後はいくつかのプロダクションを転々としながら知識を深め、技術を磨いた。その後フリーのメイクアップアーティストとして独立。現在に至る。 　彼にとって化粧とは自らの顔の傷跡を隠す為に必要なものだった。必要が故に学んだものが現在の仕事に繋がっていることに、それは幸運だと人は言う。自分にとって化粧とは仮面だが、他の人間から見たらそれは魔法とも言うらしい。その感性を馬鹿らしいと笑う気持ちは彼の中に微塵も無い。自分は自分、他人は他人だと当たり前のように認識している彼にとっては自分の感性が他人の価値観に侵食されることはない。リップサービスで建前を騙ることはあれど、自分にとっては化粧とは仮面だ。それはずっと変わらない。なので彼が施すメイクは芸術というよりも製作と言った方が捉え方としてより正しい。 　薄らと人間嫌いの気があるので、その反転で動物が好き。仕事のストレスや対人関係の煩わしさを動物を見ることで癒やしている。昔から何故か好きなメロンソーダ片手に、動物園や水族館でぼーっと生き物を眺めて過ごす。彼にとって理想の休日とはそんな感じ。 　事故に遭ってから時折見る夢がある。見ている時は鮮明なのに、目覚めたらぼんやりとして解けてしまって記憶に残らないような、そんな夢。ただ。夢の中に今の自分と同じ色の瞳をした男がいたことだけは、やけにはっきりと覚えているのだった。 ・コンバート元探索者のキャラシ：https://charasheet.vampire-blood.net/mdd32a35607a9c74546a7379136d7f064

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