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○執事、メイド ◎使用人として雇われる人々。 ゲーム上、専業主婦もこの職業に含まれることとする。 職業技能ポイント：[EDUx20] 職業技能：　言いくるめまたは説得、応急手当、聞き耳、芸術/製作（ワインの鑑定、料理、裁縫、掃除など）、経理、心理学、目星、ほかの言語 特記：　主人のそばに控えていれば、主人の[言いくるめ]と[信用]に+10%のボーナスを与える。 36 格闘センスの持ち主 幼いときから道場で鍛えられてきた。頭突き、キック、組み付きの基本成功率が50%になる。 50 受け身 どんなときでもきちんと受け身を取って被害を最小限に抑えることができる。ショックのCONロール("クトゥルフ神話TRPG"61ページ)の成功の範囲に+20%。 明るくはきはきした性格。人懐っこくいつもパーソナルスペースが近い。 その割に自分のことは全く話さず、聞いてもうまい具合にはぐらかし、言いくるめてしまう。 一目惚れした人がおり、好きだ好きだと追いかけまわすうちに同じ職業(スパイ)に入ってしまった。 ■クリアシナリオ 好きです、○○さん(予定)　NPC ※以下シナリオネタバレあるため注意。 「好きな人の好きな人」が自殺により死亡してしまい、何も出来なかった自分に歯がゆさを覚えていた。 彼女は自分の目の前で死んだのだ。一瞬だけ「この人が死んだら好きな人が振り向いてくれるかもしれない」と思ってしまった、その一瞬で。駅のホームから落ちて。自殺してしまって。それからずっと後悔し続けている。それから彼が悲しそうに毎年命日に冥銭を供えるのを見て、ずっと、自分は彼が好きだったんだと気づいた。 彼に出会ったのは人生で一番最悪で人生で一番最高のときだった。 裕福な家に生まれ育った自分には婚約者がいた。おじいさんというべき年齢の、愛人が何人もいるような男。両親は金ほしさに自分を男へ差し出していた。いざ婚約が正式に話を進められた日。男に自分の部屋に入られてからだの関係をねだられた。のしかかられて嫌な湿った感触が肌を滑った時、不意に家が騒がしくなった。スパイが入り込み家族を襲ったのだ。家族はおかしな神を信仰しており、そのことで人身売買などアウトなことをしていたらしい。そのことがスパイに引き抜かれ、誘拐されていた人々が保護されていったらしいのだ。こちらにもスパイがやってきた。口元にマスクをつけたおかしな人だった。けれど自分が泣きそうになっている姿を見ると難なく助けてくれ、男から自分をさらって逃げてくれた。男の声がうしろから聞こえたけれど、気にならないくらい、ただ前の人だけを見ていた。 その人は是空という名前だった。参考人としてスパイに保護された自分は、どうしても恩人に恩返しがしたくてスパイに志願した。 情報を提供する代わりにと入れてもらった自分は、何年かして、ようやくあの人と同じ職場につけた。あの人は自分を覚えていなかった。それでもよかった。名前も変わっていたから、気づかなくて当然だった。 けれど彼は、ほかの人に恋をしていた。 応援するつもりだった。ちゃんと、応援していたと思う。 応援しているうちに胸が苦しくなってきて。悲しくなってきて。 恋をしていたのだと気づくのは、彼女が死んだ後だった。 そうしてスパイとして働くうち、「男」と出会ってしまった。男は私を覚えていた。変装していてもすぐわかるくらい、気持ち悪いほどに、私を覚えていた。 男は今度こそ体の関係を強要してきた。それを良いことに「彼の妻として潜入し情報を収集しろ」という任務がでた。 知っている。スパイが体の関係を持つこともあることぐらい。潮時だった。 ならば最後くらい、いい思いをしようと。彼の中にいる彼女にいまだに嫉妬する自分がもう醜くて悲しくなるぐらいだけれど、彼女と出会う前の彼、まだだれかを好きになる前の彼ともう一度だけ、恋を、結婚生活を送ってから、男のもとにいくか。あの世へ行くのを選ぼう。 上手くいくなんて思わないし、きっとばれれば嫌われるだろうけど。死んだ人に生きている人間はかなわないのだから。 ・取得呪文 記憶を曇らせる 夢を送る 肉体の保護 肉体の屈伏

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