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《HO赤》 色盲の油絵画家。描く技術は高いが色の判別が困難である為、赤以外の色は全てモノクロの濃淡で描いている。 駆け落ち同然で国際結婚をした両親が交通事故で死去。以降、親戚間を盥回しにされ、最終的に孤児院を経て屋敷へ身を置く事となった。当時11歳。 英国人の父の影響で不可思議な目の色（青ベースに赤み掛かったアースアイ）をしている。その為もあって母方の遺族に殊更忌み嫌われ、長らく不当な扱いを受けて来た挙句に孤児院へ放り込まれた。 自然と他人の顔色を伺い人格を繕う癖が身についてしまった。 表立っては穏やかで礼儀正しいが、其の実は陰湿で執念深い。他者が心に踏み入ってくる事への抵抗感が強く、社交的で人受けの良い笑顔を浮かべながらも心理的壁を作って距離感を取ろうとする。 自身の歪んだ性格を既に自覚しており、其の原因の一端となった英国人の父親と此の瞳の色を酷く嫌っていた。 戸籍上の姓はペオーニアだが、あまり名乗りたがらない。 同時期に屋敷へやって来たNPCの少女“石凡 依華(いしなみ よりか)とは血縁関係は一切ない。にも関わらず、当時小柄でひ弱そうに見えた彼を依華が突然かつ一方的に“弟”扱いし、自身の事も“姉さん”と呼ぶよう強要した事で、半ばなし崩しに“義姉弟”の関係性を結んだ。 その後は何かと世話を焼きたがる依華の存在を鬱陶しく思いつつも徐々に受け入れ、次第に心を開いて行く。彼女が「アネモネが咲いたみたい」と賛美してくれたお陰で、此の頃は瞳の色も然程気にせず暮らしていた。 始めの頃は血の繋がらない家族として注いでいた愛情は15歳を迎える頃には異性へ向ける物へ変化しており、当惑し悩んだ時期もある。それでも無邪気に自分を“弟”として愛してくれる依華に思いを打ち明ける事も出来ず、恋慕を密かに抱えながらその後も“物分かりの良い弟”を演じ、此のママゴトじみた関係性に甘んじ続けていた。 そうして長年燻らせ続けた複雑な心情は、依華が彼を置き去りにして屋敷を出た事により愛憎の念へと転化される事となる。 赤いアネモネは彼女との暖かい思い出を蘇らせるので、自身の瞳同様に疎ましく思っている。 現在は色覚を取り戻し、同じく帰って来た“姉”と共に屋敷で暮らしている。 血縁ではないとは言え、姉に恋をすると言う背徳さと自身の異常性を理解している。其れ故自身の意見を述べる際は“自己”と“一般論”を分けて話す事が多い。 「可笑しいと思いますか？可哀想だと思いますか？それで結構ですよ。理解や共感なんて求めてませんから。其れに何の意味があるんです？僕はただ“僕”が思った事を貴方に伝えた...其れを受け入れるか否かは、飽くまで“貴方”自身の問題だ」 選んだ花：【アネモネ】 ［君を愛する］［薄れゆく希望］［恋の苦しみ］ 「“姉さん”、貴方が褒めたくれた花は今日も僕の瞳に咲いています。貴方が綺麗と言って笑った、此の赤が死ぬ程嫌いです」 ↓ 現在は姉が側に戻って来た事で彼女と赤に対する嫌悪感は薄らいだ。 姉の秘密（オリジナルは神話生物へと帰られた上で死亡、今は複製体である事）を知っていながら、周囲にも本人にも告げる事なく日々を過ごしている。 とある神話生物と其れに関わる宗教団体へ、今まで以上の憎悪を滾らせ、其の殲滅を強く望んでいる。 「笑ってよ姉さん。昔みたいに。僕の目を覗き混んで、“アネモネが咲いたみたいで素敵だな”って」 《特徴表》 ペット：シナリオ間で最愛のペットと触れ合う度に1d3の正気度ポイント増加。そもそも館でペットを飼えるのかすら甚だ疑問ではあるが。 《シナリオ》 『アイにかえる無彩花』2019/09〜09/20 KPまいなす、PLきゅう助、葉々、小雲雀 「帰ったらまた“弟”に戻るから...だから、今だけは、どうか言わせてね...？」 『救いに非ず』2019/10/01 KPまいなす(石凡 依華） 呪われろ。其の痛みが君を証明する。 「ねぇ、抱きしめてよ“姉さん”。昔みたいに、強く抱き締めて？僕が悪夢で眠れなかった、あの長い夜みたいに...」 《神話生物》 ヴルトゥーム イドラ(情報のみ)(不完全な化身) イ夫人(情報のみ) ミ＝ゴ(人型) 《呪文》 『記憶を曇らせる』 唯一の救いにして最後の逃げ道。 《落書き》 外面は良いけど腹黒な義弟と一生懸命お姉さん振りたい義姉（実は年下）の図が見てみたい。 小さい頃は小柄だった弟にいつの間にか身長抜かれてて欲しい。 初恋を大いに拗らせて欲しい。姉に執着し過ぎて部屋中彼女のスケッチだらけ（大半ビリビリに破けてたり顔が塗り潰されてたり）にして欲しい。 “弟”って言う確固たるポジションを保持し続けたい様な、それでいて異性としてしっかり見て欲しい様な相反する心情に板挟みになっていて欲しい。 「“僕の”姉さんに、何かご用ですか？」的な感じでちゃっかり所有権主張しつつ周囲をやんわり牽制していて欲しい。 そんな願望の塊みたいなPC。 《AF》 AF:命の砂 白っぽい灰色をしている。 摂取すると HP【1d11】分回復。 ある不死身の生物から生成された砂。 彼女の分まで生きなければ。奴等を灰にする其の日まで。

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