タグ： 豪華客船の上で暴れまわるティラノサウルス

幼い頃からよく動きよく食べる子だった。体を動かすことが好きで遊びもスポーツもなんでもやっていたが，それよりお腹を空かせて食べるご飯が大好きだった。空腹は最高のスパイス，なんて言われている通りで，空腹時に食べる食事は別格だと思っていたし，父親が料理好きであり，食育に力を入れていたこともあり，幼い頃から食べることの大切さを教わっていた。おかげで生まれてから大きな病気もなく元気に育った。なお怪我はたくさんした。 弟がおり，幼い頃はよく食べ物の奪い合いをしていたが，行儀が悪いと母にこっぴどく怒られてからはじゃんけんだったり，お互い食べたいものに優先順位をつけて交渉したりと言った感じて，怒られないようにやりとりをしていた。 現在はボディガードの仕事をしており，今回は雇い主に命令されて仕事を引き受けた。最初は面倒だし嫌だと断ったものの，船で美味い飯が食えるし報酬でも食わせてやるからと聞かされて二つ返事で了承した。基本的にやる気も興味もないが食べ物と食べることにはやる気と興味を全振りする。食事にしか関心がないといっても，言われたことはしっからやるし言いつけは守るので，雇い主からはそこそこいい評価は受けている。 兵器についての情報もきちんと聞いているが，大して危ないものだと思っておらず，若干雑に扱っていたりする。そんなもしもはないだろうと思いつつも，せっかく使い方聞いたし何かあったら使ってやろうとも思っている。 とにかく肉が好きなので，取引の場である船で行われる発表が恐竜のことだと聞いた時から，恐竜の肉って美味いのかなとずっと考えている。 「あ〜，まあ肉が食えるならなんでもいいっすね」 「恐竜って美味いのかな」

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