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「よし、大丈夫！お姉さんにまかせて！」 「ヒンメル学園のみんな～！盛り上がってる～？」 「この学園でみんなとやってるんだ！キミもよかったら私の歌、聞いていってね！」 ヒンメル学園高等部第一学年。所属は新聞部。 明るい茶色の長髪に整った顔立ちは学園でも一番の美人と言っても過言ではなく、男性どころか女性にまで学年を超えて人気が高いとの噂。アイドル活動(？)によって徐々に知名度も上がっているようだ。 ハキハキと喋り、いつも明るく振る舞う。 また、自分が出来ないことを出来る人に素直に尊敬の眼差しを向け、人を真剣に褒める。 新聞部の活動をしながらも独自にアイドル（？）活動をしている。 夕夏のピアノを聞いて一目惚れ。一緒にユニットを組まないかと勧誘している。本人はまだ戸惑っているが… 因みに妹と弟が一人ずつ居る。その関係もあって子供の面倒見がとてもいい。泣いてる子供とかほっとけないお姉さんタイプ。 作詞作曲ができ、歌も歌えるが踊りはまだまだ不器用。これから練習あるのみ。 潰えた世界の月羽雨を見届け、全てを終わらせた後は学園でのアイドル活動を進めていく。ユニット名はFor seasons。 それとは別に、彼女の家に増えたもう一人の家族。桃歌や千歌と同じく、大切な家族。 彼女の名前は八切エル。八切六花であり、エルであり、そしてそのどちらでもない一人の少女。 それは、もう一つの世界から現れた2つの存在。形も因果も違うそれが同じく願った祈りによって勝ち取った未来が彼女に託した、ささやかな贈り物だった。 ･･･ちなみに六花エルを養うようになってからは謎の組織より定期的に資金が振り込まれているらしい。条件は彼女の正体の秘匿と保護。 それに伴って彼女の戸籍も用意されたらしい。この世界の冒涜的な存在に関わるものはなるべく秘匿されなければならないのだ。 アイドルとして、瑠宮家の長として、新聞部として。 「部長。ちょっと変な質問していいですか？」 「…もし、もしですよ？部長の知らないどこかの世界で、私達と部長が敵同士で…私達が悪い奴に操られてて、部長は私達と戦うんです。 でも、部長は負けちゃって…そんなことがあった時、部長は私達をやっぱり憎みますか？」 「…なんて、変な質問でしたよね。忘れてくだ…え？」 「………」 「…敵わないなぁ、部長には」 「でも、ありがとうございます。おかげで…あの時に伝えられたことが間違ってなかったって思えましたから」 「何のことかですか？…えへへ、内緒です」 「…今日は失礼します！あの子の…エルの誕生日ですから」 「明日からまたスクープ集めとアイドル活動、頑張ります！」

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