タグ： 朱絽荘の住人

一人称：俺　二人称：あなた　三人称：～君、～さん 穏やかのほほんお兄さん。 最初はカメラマンをしていたが、人や物、決められたものを撮りに行く事に堅苦しさを感じ、退社。 もっと刺激的な物を撮りたい！とジャーナリストを志す。 今では雑誌の出版社に身を置くも、放浪癖のせいでもはや幽霊社員。 たまに出社しては写真を提供したり、始末書を書いたりしている。 語学が堪能なわけでは無い割に、海外へも飛び出す困った放浪癖。 パッションでどうにかするし、危険な目に遭っても硬いもので殴れば助かると思っている。 頭よさそうに見られたくってミルクパズルに何度も挑戦しているが、一向にできない。 できたためしがない。 トンボと呼ばれるのが悩み。カゲロウか、せめてもうキミちゃんって呼んでほしい。 ▼職業について…ジャーナリスト（基本）準拠 ▼特徴表 3-4　戦士 周囲の物は全て武器だと考えている。 あらゆる近接戦闘武器（肉体を使った技能は除く）の基本成功率は50％である。 以下シナリオのネタバレを含みます＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 生まれたときから、本当の両親の事は知らない。 思春期の頃に、養子である事をとても気にしていた。 その時は荒れた。完全にグレてた。 しかし、元々穏やかな性格であったため、特に悪い事をするわけでもなく、むしろいじめられっ子を助けるなどした。 見かけだけの反抗期を無事終え、次第に心も落ち着き、今は家族関係も良好。 良好というよりは、平和。なんとなく負い目を感じ、今は1人暮らしをしている。 ある噂を耳にしてからは、妙に心がざわついている。 奇妙な噂だが、何があろうと、この感情の原因を突き止めたいと思っている。 元々ふらっとどこかへ出かけてしまう方だ。誰も気にはしないだろう。 …もしもの時のために、自分がここに居た証拠を残しておこう。 テーブルの上、一枚の写真を置いて。 『君塚蜻蛉 自分探しの旅に行ってきます』 （渾身の自撮り） 懐かしさ、だなんて。 それもそのはず。 3歳になるまで、ここに住んでいたのだから。 全然覚えていなかった。…母親の顔も。 全く分からなかった。…俺を捨てた理由が、俺の幸せの為だったなんて。 どうして覚えていなかったんだろう。…本当は、皐月って名前だった事を。 ずっと、父さんの母さんの元で育ってきたから、どう受け止めればいいのかわからなかった。 だけど、本当の母の愛は確かにあって、自分の命に代えても俺や…弟の幸せを願うような人だった。 その気持ちを無駄にしたくはなかった。 …けれど、弟自身の考えも確かにあって。 何もできなかった俺を、母が罵る事は無かった。 家族を置いて本土に戻る俺を、行ってらっしゃいと、送り出してくれた。 ふらふらと、また、自分探しの旅に出た。 もう、終着点はどこにもない。 だけど、これからも俺は、色んなところを旅するのだと思う。 せめて、この目に映る景色を、届けるために。

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