タグ： 人間

ハークネスは幼少の頃スラムの掃き溜めに捨てられた。 ホームレスの「ガジ」という老人に拾われスラムを生きてきた。 成長するにつれハークネスの体躯はひとのそれより恵まれているということが判明した。 ガジはハークネスにスラムで生きる術を教えるだけでなく、 老人がかつて研究していたと自称する「死霊術」についてもハークネスに語った。 ハークネスが多少なりとも「死霊術」を使えるのはそのせいである。 また、幼少の頃、彼の夢に神と名乗る人物が度々現れた。 神はハークネスが他の世界から転生してきたことを告げ、更には世界を救えと言った。 その夢は青年になるにつれ頻度が減り、ついに見なくなった。 毎回似たようなことを口走るその神なる人物をハークネスは信じていなかった。 自分の境遇とあまりにもかけ離れた話だったからだ。 ただ、その話の内容はハークネスの記憶の中にしっかりと残っている。 ガジがこの世を旅立った頃、ハークネスは小さな組織の一員となっていた。 彼が生きぬいていくにあたって使えるのはこの体しかない、そう自分でも理解していた。 そして、その利点をこのスラムで必要としているのは組織しかなかった。 数年が経ち、ある一人の少年をハークネスは見つけた。 「セイル」という少年である。 セイルもまたハークネスと同じ様にその身一つでスラムへ落とされた一人である。 どこか似た境遇のその少年に何故か惹かれるものを感じたハークネスは、彼と共に行動することが多くなった。 彼と出会ってから、ハークネスはまた奇妙な夢を見始める。 神はお決まりの世界を救えという話に加えて、セイルはハークネスが生み出したものであると語った。 もちろんハークネスは信じない。 そんな突拍子もない話を信じるより今を生きることが大切だからだ。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ たまに机を叩いて相手を３メートルほどぶっ飛ばすが、 実はその風貌から思われるよりも常識人である。 ボディランゲージを得意と自負しており、 初めて見る種族と遭遇すると跳躍をして相手とのコミュニケーションをとろうとする。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ