タグ： 珈琲豆 片鱗

いじめられていることもあり学校ではあまり喋らない根暗。友達はいない。相手がどう思っていようが友達だと笑いかけられようが少なくとも彼は友達というものも自分に好意を向けてくる人間というものも信じていない。 環境のせいもあって人間というものが嫌いだが、だからといって有象無象のどうでもいい人間に害意を向けることはなく、それどころか嫌いなものより好きなものを数えた方がいいよと言うような人間。前向きなわけじゃなく嫌いじゃないものを探すほうが難しい彼のような人間からしてみればどうせ数えるなら片手で足りるほうを数える方が早いからである。 人のいい兄がいたため自分の存在の惨めさにも耐えられたが、兄が家を出てからはそれまで分散していた母のヒステリーや祖母の癇癪、父の八つ当たりが集約され生きていることがより苦痛になり、「早く死んでくれ」「よくも産みやがって」と何度も呪った。早く大人になって独りになって誰も自分を知らない場所でひっそり死んで無縁仏になりたい。誰にも弔われたくないし誰からも忘れられたい、という夢がある。 そんな彼の趣味は早朝の散歩。誰にも邪魔されず、また誰もいない朝の静かな空気のなかにいるときだけは心が安らぐ。 将来の夢がバックパッカーになってどこか遠い場所へ行くことなので放浪者がベース。心理学と図書館を入れ替えてます（KP許可済） ---------------------------------- ■秘匿ハンドアウト HO1 高校生 ＜家庭＞ ・貴方の家庭はとても居心地が悪い。アルコール依存症の父親と精神が病んでいる母親、そして認知症でトラブルメーカーの祖母。 ・物心ついた頃から両親は飽きることなく喧嘩をしており、家庭の悩みの種は常に尽きない。性格の悪い祖母が引き起こす問題について家庭内の雰囲気は年々悪化しており、居心地の悪さといったらこの上ない。 ・両親の怒鳴り声や、物が壊れる音が自分の部屋にいても聞こえてきて、喧嘩の騒音で早朝に目が覚めることもよくあることだ。 ＜きょうだい＞ ・貴方には 4 つ上のきょうだいがいる。口数はそう多く無い地味な人柄だが、貴方に対してはとても優しい。 ・貴方と共に居心地の悪い環境を耐えてきたが、県外の大学に通うため家を出ていった。きょうだいの性別は好きに決めて良い。 ＜憎悪＞ ・貴方には快く思えない人物がいる。それは学校のクラスメイトだ。貴方は主犯格の生徒とその取り巻きから軽蔑されており、陰湿で証拠が残らないようないじめを受けている。彼らせいで貴方は理不尽な扱いを受け、日々の学校生活は一概に楽しい物とは言えないだろう。 ＜願望＞ ・貴方はストレスの要因となっているものに対して『死んでしまえばいいのに』、『苦しんでほしい』と願っている。もしかしたらストレスの要因である人物を痛めつける妄想を何度かしたかもしれない。 ・貴方はストレスの要因について寛容ではないタイプなのだろう。心の中で嫌悪が黴のように蔓延って増殖している。 ＜その他＞ ・貴方は何かしらの趣味がある。趣味を一つ決めて KP に言うこと。 ・貴方は普通二輪の免許を持っている。運転技能に+10%。 決めてほしいことまとめ ・高校の学年(背負っている背景やきょうだいの存在があるので基本的には新規) ・きょうだいの性別 ・趣味

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