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小学五年生の男の子。気弱な性格をしており、丹羽　葵くんとは気が合い、傍にいるだけで心地よいと思っている。 大正時代頃からの歴史に詳しい。歴史を紐解いていく中で古語に詳しくなる。そのためか時々、古風な話し方をしてしまうことがある。趣味で小説を書くようになる。特にジャンルでは大正ロマンの小説を書くようになる。 葵くんとの関係を自分の中で落とし込めないでいる。自分の中でモヤモヤしたものを抱えたまま、葵くんとの別れを迎えてしまう。今回の夏祭りで、葵くんとの別れを決心しなければならないと考えているが、どうしても自分の中で割り切れないままでいる。 以下ネタバレ ≪後編≫ ・HO・幻 目を開ける。─────長い長い『夢』を見ていた。 蒸し暑さの中、新しい生活が始まることをあなたは思い出す。 昨日引っ越してきたあなたは、新しい学校に転校してきた「転校生」となる。 HO1 と同い年であり、クラスメイトであり、ただの「人間」としてこの現実を生きてい る。 ◎「HO・幻」の探索者は通常の「高校生」としてキャラクターシートを作成しシナリオに 参加すること。HO1 と同い年である。見た目、性格などは「夏に隠れた赤」で作成した HO2 探索者と全く変わらないが、ただ一つ違うのは「今まで人間として暮らしてきた記憶 があること」だ。 あまり人との触れ合いが得意じゃなかった。 幼い頃に古典や歴史と言うものに心を奪われてから、他の子との距離が開いた気がする。両親も呆れた顔でこんな僕を見ていた。 周りはテレビ、音楽、ゲーム、流行、etc,etc…… 新しいものに目移りするのに、僕の瞳は過去に留まっている。 それでも、この世界は仲間外れを嫌うらしい。 他の人と違うという事は、ヒトの輪から外れてしまう事。 ……あれ？仲間にならなきゃいけなかったのはヒトだっけ？ まぁ、いいや だから、輪から外れないように流行を覚えた。愛想笑いを覚えた。 『僕』を忘れて、『俺』を覚えた。 いろいろな事を忘れて、いろいろな事を覚えたけれど、 本当に、忘れてはいけなかったことは、何だっけ？ ーーーーーーーーー長い夢を見ていた。 ≪通過シナリオ≫ くるくる隠れる夏 さよならを言いにきた～逢魔が時に君はなく～ 楽園のアノニマス 午前二時に会いに来て 最果てのレイル

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