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2015ストリート・ローグベース ----------------------------------------------------------- 特徴：4-2　方向音痴(D) <ナビゲート>の基本技能が1％になる。加えて、経験ロールで成長することはできない。 Dタイプの特徴による技能ポイント追加 1D6×10→3×10 技能ポイント+30 特徴:5-10　受け身 どんな時でもきちんと受け身を取って被害を最小限に抑えることができる。ショックのCONロールの成功の範囲に+20％。 ----------------------------------------------------------- 25歳。ヤクザの舎弟。 いつだって、虚勢を張って生きてきた。 両親は世間体を気にするタイプで、出来の良い兄貴ばかりを贔屓して、俺のことを見てくれることなんてなかった。 兄貴は何かにかけて俺のことを気にしていたが、それが逆に俺の苛立ちを煽った。 小学生までは、俺も努力した。頑張った。でも、中学生からは駄目だった。 ただ親に見てほしい。そんな気持ちから悪さを始めた。 入れ墨、ピアス、ブリーチ。万引きに喧嘩。酒に煙草。 それが逆効果だと気付いたのは、親に勘当を言い渡された時だった。 それから自暴自棄になって、ヤクザの舎弟に入るまでに至った。 ―――――気付いたら周りにいるのは正真正銘のワルばっかりで。 今まで俺がやってきた悪さとは、世界が全く違う。 初めて殺人を目の当たりにした時、自分の考えの浅はかさを思い知った。 後悔しても遅いのに。 現実逃避をするように、誘われるがまま薬物にも手を出した。 今更もう、戻れない。 「生きていても仕方がない」という気持ちを抱えながら、何となく自殺志願者が集まる掲示板を見る日々。 でも逃げる勇気も死ぬ勇気もなかった。 だけどある日、街中で小学校の同級生とすれ違った。 そいつとは当時は仲が良かったが、中学に上がって俺が荒れてからは疎遠になっていた。 あいつは奥さんらしき人をつれて、幸せそうにベビーカーを押していた。 その光景を見た時、もう限界だった。自分の駄目さを思い知った。 自分が大嫌いだ。どうして上手く生きられなかったんだろう。 こんなに悪いことをして。 人に迷惑をかけて。 落ちるところまで落ちて。 考える時間なんて腐るほどあったのに―――、今更遅すぎる。 気が付いたら、自殺オフの掲示板に書き込みをしていた。 　　　「　誰か一緒に、死にませんか？　」 　　 　 　　 　

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