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日本を代表するエジプト考古学者と、エジプト人のハーフ。大学一年生の１８歳。 都内の大学でエジプト考古学を専攻している。日本とエジプトを行き来し家を空けがちな父と二人暮らし。 8歳の頃、結婚を機に来日した母が精神を病み両親が離婚している。 それまでは家ではアラビア語、外では日本語を話していた。 また、心を病んでいた母の話し相手をしていたため、少々精神分析の心得がある。 佳南＝カナン、とは聖書に登場する『約束の地』を指す。 エジプト考古学の権威である父が名付けた。 この父は佳南を溺愛しており、彼女の願いはよっぽど難しい物でない限り聞き入れてくれる。 佳南はそれを「わかっている」節があり、大学入学の際には教授をしている父のコネを使ったりと 我儘放題で金遣いの荒い「お嬢様」状態。周囲へのあたりもキツめ。 読書が趣味と公言しているが、読むのは歴史関連の本と推理小説ばかりで、かなり偏った読み方をしている。 特に日本文学はさっぱりで、学校で習う程度の作品しか知らない。 「考古学者は、歴史の中のその瞬間には立ち会えない。 得た証拠から机の上で推理を組み立てる。 安楽椅子探偵は、事件の現場には向かわない。 得た証拠から椅子に腰かけ推理を組み立てる。」 佳南は考古学者と安楽椅子探偵は同じ性質のものだと考えており、 『優秀な考古学者は優秀な安楽椅子探偵である』という持論を持っている。 好きな作品はアガサ・クリスティ　ミス・マープルシリーズ「ポケットにライ麦を」 最近はアイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」シリーズを読んでいる。

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