タグ： 冬雨

・レギュレーション 　基本、上級、IC、EA、LM 　昔からUGNに協力している名家「千代金家」の次男として生まれ、「人懐っこく、兄や父に憧れ日々剣術の稽古をしている。」そんな外見を見繕い必死に今まで耐えてきた。 　「優秀な兄と落ちこぼれの弟」「何をしても人並み止まりの凡人」、周囲からの目、父の落胆、兄の優しさ、そのすべてに耐えてきた。 　耐えて、耐えて、そして絶えた。家がFHに襲撃され焼けた。 　自分が唯一気を許していた母が裏切った。 　自分を見捨てて父が死んだ。 　自分が勝てなかった兄が負けた。 　屋敷の火が消えたころ、自分が何をしていたのかに気が付いた。『ただそこに立っていた』『何もせずに、何もされずにそこに立っていた』 　『何ができる？』 　何処からか声が響き、目の前が白い光りに包まれる。 　『貴様は何がしたい？』 　もう一度声が問いかける。 　「分からない、何もない」 　知っていると声が言う。 　『貴様はまるで生まれたての赤子のようだな。歩くこと、いや立つことすらもできんだろう』 　『満たせ』『腹を、心を、知を、全てを満たせ』『そのために歩け』『進め、我は現刻より貴様の足だ』『貴様が人である内は導いてやる』 　光が晴れ、気が付けば自分の手に一振りの刀が握られていた。元から自分の身体だったかのようなその刀の名が口からこぼれた。 　「八咫烏-人-（ジン）……」 　 ・その他設定 　能力を使うとき、光が集まって一本の刀と片翼の黒い翼が形成される。 　翼で受けた攻撃のエネルギーを吸収しため込み、跳ね返すことが出来る。 　兄はUGN傘下の病院で植物状態で入院中。母はFHエージェントとして活動している（キミトの刀を狙っている模様）。

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