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▼料理人ベース(コック、板前、パティシエ、ショコラティエ、ソムリエなど)（2015）[EDU×10＋DEX×10] 　化学、芸術or製作(料理)、生物学、博物学、目星、他の言語、歴史(特に料理関係) 　+ 次の技能から一つ選択(肉切り包丁、小型ナイフ、小さい棍棒) ⇒ 肉切り包丁 　特記：専門のサービスを提供し、かつ芸術or製作(料理)に成功すれば、信用や説得などに＋10%のボーナス。 　 🔳調理課 　神話殲滅機関アルカナの食糧事情の一切を取り仕切る課。 　基本の食事がスープとパン、たまの贅沢がシチューという中で、可能な限りの栄養補給のために常日頃奮闘している。 　所属人数は30人程度。各隊にも3人ずつ出向している。自生した植物などが食べられるかを見極める目も問われる。 〇所属条件：職業技能は【料理人】などを参考に取得。 　※〈製作：料理〉を50%以上、〈生物学〉を30%以上取得 　※［DEX］を2d6+6で取得 　※〈運転〉〈操縦〉〈重機械操作〉〈写真術〉〈コンピューター〉は取得不可 ____________________________________________________________________________________ 機関の調理課に勤める少女。 体付きは小さいが、体力勝負を求められる調理課で鍛えられているので見た目よりもタフ。 大人しいように見えてそそっかしく、たまに強情。 特技は毒見。野草や茸を口にしてまずいものだったとしても、即時吐き出せるので被害は軽微で済む。少しお腹を壊す程度。 ビールが好き。幼い頃からこっそり盗み飲みしていた。 日々を生きるために戦う隊員たちの身体づくりを支えるため、日夜包丁や鍋をひっつかみ調理に従事しているほか、 温室の一画にある菜園のハーブの葉物・野菜類の面倒や、 畜産区画で管理されている牛、山羊、鶏らの世話に奔走する姿もよく見られる。 国内からの供給分で不足している食糧分を、何とか補えないかと民間から工面を要請することもある。 +++++++++++++ ロンドン内の出身。母は農家の生まれで料理上手。 現在は足を悪くし、機関からそう離れていない都市内の機織工場で職に就いている。 父は警邏隊に勤める隊員だったが、リーンが5歳の頃、郊外で発生した暴動とその混乱に巻き込まれた末に行方不明となった。 負傷した姿を同僚が目にしたのが最後だったという。 母が以降体調を崩しがちになったのもあって生活が困窮し始めたため、11歳の時に養護院に出入りするようになる。 改めて教育を受けたり、年下の子供たちの面倒を看るようになると、機関に対する帰属意識が芽生え始めた。 運営に協力している調理課で自分の知識や技術が活かせることを知ると、すぐさま研修生になることを志願し、現在に至る。 調理課長のサム・マクガレンを尊敬している。 ____________________ 16歳となって研修生の肩書がようやく外れ、アルカナ部隊への出向を経験。 配置先は十二番隊。 前線部隊ではあるものの後方の補助支援編成に紛れて、露払い程度の小規模な神話掃討任務を、 遠くから眺めているだけのようなものだった。 ただ、実際に神話が暴れまわっているさまや、それらとの戦いを目の当たりにしてやはり恐ろしいと感じた。 それより印象に残ったのは挨拶をした時に、部隊長がセルヴェスピカ、と呟いたと思うと、 目の前で跪き、11年前に父を殺害したのは自分だ、と謝罪してきた事だった。 酷く負傷して警邏隊から逸れた父は邪教徒に攫われ、そのまま生贄として捧げられた。 当時の彼もまた邪教徒であり、絞首ののち首を刎ねる役目を負っていたのだという。 父がいなくなった事は悲しかったが、なにぶん幼い頃の事で記憶も朧気だし、いまさら恨みだの怒りだのも湧いて来ず、 ただただ困惑するばかりだった。 未だにどういう反応や言葉を返せば良かったのか、分からずにいる。 また配属されることがあれば尋ねてみようかな、と思ってはいたものの、ついぞその機会が訪れることは無かった。 ・リーン（lean）：パンの種類。粉、イースト、塩、水などの基本的な材料で作った簡素なものを示す。 ・セルヴェーサ（cervēsa）<羅>ケルトの小麦ビール。 　”Saccharomyces cerevisiae (サッカロミケス・セレビシエ)”… 出芽酵母、パン酵母、の一部が語源 　+スピカ（spica）<羅>麦の穂。 　

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