タグ： fearless

〇恐怖症 【人形恐怖症】 　生物をした無生物が怖い。人形、フィギュア、ぬいぐるみ、パペット、着ぐるみ、マネキン、お面等が怖い。 〇設定 　ピアニストとして活躍している26歳女性。4月8日生まれ。幼いころからピアノを習っており、音楽大学を卒業後、プロのピアニストになる。演奏だけでなく、作曲や編曲なども行っている。音楽に関する迷信や文化、理論なども勉強している。 　ぬいぐるみなどの、生物の形をした無生物が怖い。視界に入らなくても同じ空間にいると知ってしまうと冷や汗が止まらなくなる。 〇メタ設定 　イメージカラーはアップルグリーン（#a7d28d）。名前は音階名のみで構成。 【！！！！以下、怖い話が苦手な人は要注意！！！！】 　恐怖症のきっかけは小学3年生のときの出来事。当時仲の良かった友達――仮にA子と呼びます――の家に遊びに行った際、空き地で拾ったという薄汚れたうさぎのぬいぐるみを見せてくれた。A子の家は貧乏だったので、ぬいぐるみなどはほとんど買ってもらえなかった。見せてくれたぬいぐるみは洗濯した後だったのでそれなりにきれいではあったが、目が取れかかっていたり綿が寄っていて頭の形がおかしかったりと酷い状態だった。綿の入り方の問題なのか首がしっかりついておらず、ずっとうつむいているそのぬいぐるみに、私は少し怖さを感じました。しかし、そんな状態でもA子は嬉しそうにしていたので、子どもながらに気を使って何も言いませんでした。 　その日は私の部屋でA子と一緒に勉強をしていました。A子はお気に入りになってる例のうさぎのぬいぐるみを連れて来ていました。A子は勉強を見ていてもらうの、と言ってぬいぐるみの正面を私たちのほうに向けて座らせました。それが気になって仕方がなかった私は、A子がお手洗いに行ったタイミングでぬいぐるみの正面をA子にだけ向くようにしました。何事もない様に宿題に戻り、ふと顔をあげた際、視界の端には”首を後ろに倒して私を見ているうさぎのぬいぐるみ”がいました。 　首の付け根がゆるゆるでしたから、もしかしたら私が動かした際にそうなってしまったのかもしれません。ただ、ひとつ言えるのは頭の大きなぬいぐるみが首を後ろに倒したら、体ごと後ろに倒れないとおかしいのです。 　それ以来、A子とはぬいぐるみのいない学校以外で遊ばなくなりました。おとなしい子でしたから、私が誘わない限り放課後に遊ぶことにはなりませんでした。それに、A子の誘いを断る口実を作るかのように、毎日のようにピアノ教室に行くようになりました。 　あれは呪いの人形だったなんて言うと、笑われてしまうかもしれません。しかし人形自体が呪われていなくても、あの人形は私を呪っています。ぬいぐるみを見ると、動いてこっちを見てくるんじゃないかとか、耳をそばだてているんじゃないかとか、そう考えてしまうんです。トラウマって言うんですかね。治るどころか悪化していて、ぬいぐるみや人形だけじゃなくて、顔のないマネキンやお面ですら怖く感じるようになりました。同じ空間にいるだけで、寒気に襲われて、他のことに集中できなくなるんです。 　あなたのお部屋には、にんぎょうありますか？　私だったら絶対寝付けないです。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ