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画家。四ツ織家は芸術に惹かれ、独特の感性をもつ一族である。 景色の写実画に極彩色の蝶を描き足す絵をよく描く。が、あまり評価されず彼自身も納得していないらしい。 なので、彼いわく『つまらない絵』で小金を稼ぎつつ、世界各地をまわり、自分が描く蝶の居場所を探している。 彼は、幼い頃にスケッチブックに溢した絵の具から偶然描かれた一匹の蝶(イマジナリーフレンドのようなもの)に魅せられてしまった奇人である。 他の人にも積極的に話し掛けるし、お人好しな面もあるが、芸術に関しては饒舌に訳の分からないことを話し出す。 「異常な現実を絵にうつしとり、僕の蝶をそこに住まわせる。完璧なそれが完成したとき、このキャンバスは彼女にとっての本物の籠になるのさ」(失敗作を破きながら) 水槽病棟、通過 なんとか一枚絵を隠してくることができた。そして面白い世界を見れたので、蝶々の絵を大量生産する。 スープの証明、通過 なかなかうまくいかない部分もあったが楽しかった。本人に記憶は残っていないが、真っ黒な水面の絵がスケッチブックに残っていた。

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