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月乃音　海響（つきのね　しおん） 職業： 年齢：18歳（高校三年生の年） ❒性格 温厚で、おっとりとした性格。おおらかで細かいことは気にしないタチ。趣味という趣味もなく、日々せっせと給料を稼ぐために働いている勤勉な兄。 にこにこといつも人好きのする笑みを浮かべており、「いや、もう少しそこは気にした方が・・・」と他人から言われる程度にはおおざっぱ。だけどとにかく人が良いので職場の人間などからは好かれている。 唯一好きなものと言えば星で、母と三人で暮らしていた時は将来は天文学部とかに行きたいな～～とか思っていた。ただ、若くして弟と二人。二人で離ればなれにならずに生きていくためには学問を諦めることなんて当然だった。弟に比べれば自分の勉学なんて足元にも及ばない。高校を中退し、働き始める。 正社員で副業可なところが近くになく、フリーターとして昼間は工場系のアルバイト、家ではデータ入力などの事務系の仕事をして生計をなんとか立てている。 弟がなんの不自由なく「青春」を謳歌することが海響の目的で、幸せ。 そのために自分は働いていると思っているし、実際厳しい労働を頑張れているのは奏多が毎日笑顔で「ただいま」と帰ってきてくれるから。 たった一人の、僕の家族。 奏多のためなら、なんだってする。 「奏多はもっと僕にあまえていいんだよ、おとうとなんだからね」が口癖。 弟がいじめられていることには気付いていない。 楽しく学校生活を謳歌していると思っているし、だからこそよく「学校どう？お友達と仲良くしてる？」とか聞いてしまう。 ❒秘匿 ずっとずっと、奏多が好きだった。 弟だって分かってる。いけない想いだって、分かってる。だけど、抑えきれない。 もう僕には奏多しかいない。 奏多には言えない。許されない、こんな想い。間違ってるって分かってるけど、でも。 心の中で想うくらいは、ゆるしてほしい。お願いだから。

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