タグ： かなきみPC4

｢……え、何。……あ、この銃？えっと……趣味で……えっ、サバゲーに使うだけ、です」 ｢……知らない人が、たくさん……ちょっとだけ、こわい｣ 無口で大人しい人見知りの女の子。ここ2年ほど不登校。基本的には穏やかで、争い事は好まない。 が、趣味はサバゲー。曰く無心になれるとのこと。またサバゲーの場合お互いに敬意を持って全力で楽しむからこそ良いのだという。 そんな趣味に打ち込んでいくうちに、同年代の友人らとは距離ができていった。もともと体が強くない方なので休みがちであったが、それを楽しく克服しようと考えた結果だったサバゲーのせいでさらに学校から離れることになるとは思っていなかった。が、元より学校の友人らに対しそんなに思い入れのある方でもなかったし、地頭が良く学校へ行かずとも勉強が間に合ってしまうため、その実全く気にしてはいない。 高い身長のせいか人見知りのせいか、初対面ではとっつきづらく見られがちだが、仲良くなった人にはかなり柔和な態度も見せる様子。そのような相手からは、性根が穏やかで優しい人間であるとの評を受けることが多い。特にサバゲー仲間の大人の人とは、かなり積極的に会話もする。 ｢っはは、もーらいっ！ねぇねぇもう一戦やろうっ、休憩挟んでから！｣ ちなみに同級生達には趣味のことは伝えていない。 距離ができ始めたのは、同級生達が下校時に銃を持って街を行く沙樹の姿を見てから。｢ねぇあの子、学校にも来ずに銃なんか持って｣……といった具合。噂が流れるのは早かった。その後久々に学校へ行ってみるとずいぶん遠巻きに扱われ、それ以降は行っていない。 ｢……私は、私の好きなことをして、結構楽しく生きてるだけなのになぁ……どうして、誤解されちゃうんだろ？ま、いいけど｣ 入りはゲームだったがどうやら嵌った様子で、実銃の免許を取ろうと練習の日々。鋭意奮闘中。 資料館や博物館へ足を運ぶこと、また図書館でいろいろな本を読むことが好き。特に歴史や人類の歩みについてといった壮大なテーマや図鑑など、じっくり楽しめる見応えのあるものを好む傾向にある。

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