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■ネタバレの無い設定 華譚街という中華スラム街の片隅にある古いほぼ廃寺と化している「華譚山天竺院弥勒禅寺(かたんざんてんじくいんみろくぜんじ)」、通称「天竺院」にて、不幸を売っている。 店の正式名称は、「杓神赤口大不幸天満宮救成堂（しゃくじしゃっくだいふこうてんまんぐうきゅうせいどう）」 名前が長い為、「救成堂」「杓神様」「不幸堂」と呼ばれている。シャクヤクの線香の香りが妙にきつい店で、 店主は「杓神・来幸望」（シャクジ・ライコウボウ）という名の僧。 来幸望様と呼ばれ、非常に異様な格好をしている上にその素性は不明。 救成堂は心霊が出るとの噂と店主の見た目が怪しすぎる為、相当の物好きでないと一般人は近寄らない。 明かりもついていないため側から見ると営業しているようには見えないし、特殊なルートで予約を取り付けないと来店することができない。 不幸を売ると同時に、寺のシンボルのしゃもじや、スプーン、フライ返し、おたま、柄杓などの掬い物や、数珠、ストラップ、絵馬（しゃもじ型）、米、金平糖、線香なども販売している。（契約者でないと購入できない） 契約した客はかなり丁重に扱われる。（少なくとも契約中は。） ◆売ってるものはどれも契約者でないと購入できない。どれもやたら高価。 ◆予約方法 華譚街のどこかにいるシャカールという人物に予約アドレスを聞き、そのアドレスに名前と電話番号を送り予約をとりつける。 シャカールはどんな格好をしているかわからないしどこにいるかはわからない。紹介、もしくは巡り合わせでしか会えない。不幸を欲している者の前に笑ウせえるすまんの如く現れる。 ■HO1「杓神・来幸望」のこと（公開）　 素性や私生活が一切不明な店主兼僧侶。杓神様に恩恵を受けていると言われている。 見た目はヤバイが、慈悲深く、この世に生きる人々は誰一人として尊く、自分の思い描く幸せは絶対的に正義であり、信じるべきと説く。 謙虚だが、非常に頑固。丁寧語で話すが契約者にはくだけた話し方をしてくる。やたら首を左右に動かしながら喋り、時折喋る言葉の響きが卑猥である。 ほとんどのことでは感情を荒ぶらせたりしないが、金銭の事になるとややヒステリックになる。 不幸を売る際、祈祷として独自の宗の経典を唱える。 キャラがわかるセリフ 「アラアラどーも…いらっしゃいまし。今宵も救いの手を求めるやっこさんがおいでなすったようですねェ」 「これからも、貴方の不幸に、杓神様のご加護と恩恵がありますように…♪」 「これが本当の、飽きない商売でございマス♪」 ■HO1素性のこと（PLには公開可。同卓PCには秘匿） 本名「本丸寺　釈迦丸」（ほんがんじしゃかまる） 非常にガメツい。金銭については確実性のある契約しかしないスタンス。腐っても商売人なので同じ商売系の職の人にはそれなりの経緯を表する。 過去の生い立ちのせいで人間不信と同時に性格が曲がってしまい、人の幸せを願って不幸を売っているというのは表向きの嘘で、不幸になる人間を見るのが楽しくてしょうがない。生き甲斐。 ただ自分では気づいていないが、かなりの寂しがり屋。 救成堂を営みながら、夜は全く違う姿でシャカールと名乗り、地下クラブやバーで遊び歩きながら、救成堂の営業・宣伝活動をする。 金がない・払えないと言う客には、仕事を紹介すると言って裏家業の人物に人身売買させたり、人事業務のようなこともする。 華譚街の一部に人間からは忌み嫌われている。 柳葉刀の使い手。２刀流。 四川料理が好き。少食。 バイである。 HO2「幸クン」に対して 可愛い顔してるし、未払いの分もあるし、しっかり動いてもらわないと…♡ 通過シ ・不幸堂 ・酔性世界 ・SAVE YOUR BREATH ・蛾と踊る ＝＝＝＝＝＝＝以降「商・不幸堂」通過者&HO1事前秘匿入手者のみ、閲覧可＝＝＝＝＝＝＝＝ ■契約手順・内容 第１条）対象の人物に今後一生何があっても後悔・苦情のないことを約束し、前金（前払い）を奉納する。（金額は人によって変わる。） 第２条）五感・四肢・内臓どれに不幸が及ぶかを選択する。細かくは選べないし、それによって死ぬことは限りなく少ない。 第３条）対象の人物に店主が直接目視できる環境を作り、対象に祈祷を施す。 第４条）術後、術に使用した「救い杓（すくいじゃく）」を依頼人は購入し持ち帰る。（１枚98,499円) 第５条）「救い杓」を自宅の安全な場所に飾り、必ず１か月に１度店主に祈祷しに通い、新しい救い灼を得ること。救い灼を新しく保つことで術は安定し、杓神様の恩恵を受けることができ、施術は完成する。 ※注意事項※ ・契約後の場合のキャンセルはキャンセル料3d10万円発生する。 ・契約の際、店主側に危害が加わる可能性がある・危害が加わった場合は、8d10万円の違約金が発生する。 ・契約後に苦情等があった場合でも違約金が発生、または罰則がかかる。 ・通うことをやめてしまう（第５条）と契約違反と見なし、追加違約金が発生する。そして不幸がさらに加速し、杓神様に見放され呪われてしまう ・契約上特別な理由で契約内容に変更が加えられる場合、4d10万円の特別料金が発生する。 ・契約後の不幸は取り消せない。どうしても取り消したい場合は治療可能の医者を紹介する。紹介費5d10。 【契約についての非公開Q&A】 Q,前金の金額は？ A,杓神様を信仰していると心理学で判断した際は5d10。あまり信仰してないと判断した場合は10d20。） ■今の”不幸堂”までへの由縁について 数十年ほど前、華譚街の街の片隅に、知る人ぞ知る「華譚山天竺院弥勒禅寺(かたんざんてんじくいんみろくぜんじ)」という寺があった。 天竺寺と呼ばれ、縁切寺として有名であり、この寺に参れば、 「切りたい縁を観音様が立ち切ってくれ、必ずすくわれる」といわれており、 沢山の柄杓やしゃもじやスプーンを持った杓神様（しゃくじさま）という観音像が祀られていた。 この寺を営むのは参蔵という高僧であり、寺にて祈祷し、４つの観音様に御布施を捧げれば救われるとされていた。 が、それは実のところ真っ赤な嘘である。 参蔵が作った嘘っぱち寺で、もっぱら金儲けの為に設立し、 もちろん杓神様なんて祀られていないし観音様も神も信じてすらいない人物だった。 しかし寺はパワースポットとして有名になり、縁を切りたい闇を持つ一部の現代人に人気であった。 しかし、参蔵は突然亡くなった。原因不明の死だったが、その死により後継もおらず、 天竺寺は廃れていき、信仰も忘れ去られていった。 廃寺となってしまった天竺寺は、取り壊しの話があがったが、取り壊しの目的で視察していると どこからか「不幸ニナレ…」という声が聞こえ、怪我をしたり、帰りに電車に轢かれて足がなくなるなどという事故が起こるようになり、参蔵の霊に取り憑かれるという噂がたち、 天竺寺は手をつけられずにそのまま放置された。 それから数十年がたった今、線香の香りとともに、天竺寺跡に向かう人をたまに目撃されるようになった。 どうやら天竺寺跡地にて、不幸が買えるという奇妙な店があるという噂がまことしやかに流れ始めた。 その店を訪れ、店主と契約すると、自分含む対象の人物を不幸にすることができ、自身は必ず救われるという。 消えたと思われた天竺寺の一部の信仰者により、 その奇妙な噂は華譚街の片隅から、徐々に広まり始めたのだった。 ■HO1素性のこと（秘匿） 中国と日本のハーフ。貧乏な家に生まれ、霊感の強い子供で小さい頃からいろんなものが見え、そのため同級生からは気持ち悪がられ友達はひとりもおらず、親も離婚し、忌み子として祖父によく預けられていた。 ある時から祖父の寺がある華譚街へ移り住み、よく祖父の寺にいりびたっており、おじいちゃん子だった。 祖父も釈迦丸を大変可愛がっており、祖父のいる天竺寺でよく手伝いをするやさしい子で、また同時に天竺寺の杓神のことも深く信仰していた。 しかし、ある日突然寺内でかくれんぼをしていた時、天竺寺の土地を無理矢理物にしようとしたチャイニーズマフィアに 祖父が脳天を撃ち殺させるのを陰から見てしまう。祖父が死んでからというもの、天竺寺は嘘つき寺だ、寺の住職はペテン師だという噂がたつわ、とりこわそうとする輩が出るわで、散々な日々が続いた。 その輩を追い返すために心霊的な噂を自らつくり、寺に人を寄せ付けないようにしていた。 親もおらず、祖父も亡くなった釈迦丸は、金もなく、生活保護を受けながら盗みをしつつ生きてきたが、 祖父を殺したマフィアに復讐することを胸に秘め、華譚街の裏の情報屋と繋がりながら情報をかき集め、柳葉刀の使い手に弟子入りし、殺人術を会得するため修行した。 ある日、たまたま華譚街に目的のチャイニーズマフィアのドンなる人物が歩いているのを目の当たりにした。 釈迦丸は恨みのあまり、その男を穴が開くほどににらみつけながら「不幸になれ」と念じた。 次の日の朝、裏の情報屋から、そのチャイニーズマフィアのドンが心臓疾患で急死したと聞いた。 ・・・まさか、自分の呪いが効いたのか？ そんなうまくいくはずがない。情報屋が騙してきていると思った釈迦丸は「嘘をつけ！お前も不幸になればいい！」そう念じた。 しばらくした日、華譚街で見かける情報屋は松葉杖をついて右足がなくなっていた。 まさか本当に？こんな楽しい能力が自分にあったなんて！（大歓喜） いつからかは全く記憶にないが、釈迦丸はその時人を不幸にする力を得たことに気づいた。 その力を利用し、天竺寺を再び復活させ、祖父の信仰した神を本物にさせよう。 そんな野望を秘め、数年後、天竺寺跡地にて救成堂を開店させたのだった。真っ赤な嘘寺とも知らずに。 ◆施術時の経典 五感の場合 「のうぼう　しきゃくべいや　しゃくのう　みかじび　からうん」×3 四肢の場合 「おん　ころころ　じゃんばら　まらぼり　そわか」×3 内臓の場合 「のうまくさんまんだ　ぞぞなん　 まぁかろしゃ　そわたや　かんのう」×3 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 【公式秘匿 HO】 以下の情報は秘匿 HO です。 また、セッション前に別 HO と秘匿情報を共有・交換することは禁止です。 なお、セッション前に PL 間で共有できるのは「名前」、「性別」、「秘匿 HO に触れない範囲の性格」、「年齢」、「外見」とします。 以下、秘匿 HO です。 HO1：あなたは他人を不幸にする力を持っている。 その力は幼少期に得た後天的なものの気するが、あなたの記憶は定かでない。 あなたがこの力を積極的に使ってきたか、そうでないかは PL が好きに決めていいが、いずれにしろあなたは現在この力を使い、他人を不幸にすることで生計を立てている。ただ、あなたは自分の持つ能力のために他人から疎んじられてきたことだろう。 ・他人を不幸にする力について この力はあくまで他人を不幸にするものであって、この力のみで他人を殺すことはできない。あなたは不幸の内容を「五感の喪失」「四肢の喪失」「内臓の喪失」の 3 つに限定できるが「左腕を無くす」「味覚を消す」などピンポイントで不幸の内容を指定することはできない。HO1 は上記のことをこれまでの経験則から把握している。また、力を使える対象は「今現在視界に入っている人物」に限られる。力を行使できるのは一度につき一人だ。 この力の使用の際に特別な儀式は不要で、ただあなたが念じるだけで他人は不幸になる。 とはいえ、あなたは不幸屋だ。客へのパフォーマンスとしてなんらかの儀式を執り行ってもよいだろう。それは KP が許可する範囲で PL が決めてもよい。 なお、この｢他人を不幸にする力｣は CoC のシステム上、D 特徴として扱う。そのため1d6*10 ポイントを技能ポイントに加算してよい。 ・不幸屋および華譚街（かたんがい）について あなたは華譚街に「不幸堂」を構えている。 あなたは幼い頃、今は亡き祖父に連れられて華譚街にやって来た。 それからすぐに「不幸堂」を始めたかどうかは PL が決めていいが、少なくとも数年前からは不幸を売る商売を始めている。 あなたが華譚街にてどのような交友関係を持ち、いかなる情報網を持つかはシナリオ上で明らかになることだろう。 また、あなたの店の名前は基本的に「不幸堂」だが、PL が望むのであれば別の店名に変えてもかまわない。 もし不幸以外の商品を扱いたいとのことであれば、KP に相談した上で決めてよい。 なお、あなたは不幸屋という特殊な職業であるため、職業技能はこのシナリオで指定する。 【華譚街（かたんがい）の不幸屋】 《目星》《心理学》《オカルト》《言いくるめ》 《任意の戦闘技能 1 つ》《他の言語：中国語》+任意の技能 2 つ→精神分析・聞き耳 特記：華譚街は日本語と中国語の 2 つの言語が 飛び交う土地であるため、《日本語》と《中国 語》に+20%のボーナス ※※以下不幸堂、セーブレ通過後情報※※ ☆不幸にするダイス☆ 《五感の喪失》 1. 視覚の喪失 2. 嗅覚の喪失 3. 聴覚の喪失 4. 味覚の喪失 5. 触覚の喪失 6. 痛覚の喪失 《四肢の喪失》 1. 右腕の喪失 2. 左腕の喪失 3. 右脚の喪失 4. 左脚の喪失 5. 両腕の喪失 6. 両脚の喪失 《内臓の喪失》 1. 肝臓の喪失 2. 胃の喪失 3. 片肺の喪失 4. 腎臓の喪失 5. 大腸の喪失 6. 小腸の喪失 SAVE YOUR BREATH にて 【後遺症：咥内開発】 　あなたの咥内は、最早立派な性感帯だ。 薬の効果が切れた今、日常生活に支障はないだろうがあの時の記憶はあなたの体に深く刻み込まれている。 ひとたびそういった気分に陥ってしまえば、あなたの咥内は容易に快感を拾えるだろう。 　口に関わる判定を行う際、敏感になっているという事で【+10％の補正】が発生する。 　例：食事をより味わう、キスの上手さを判定する（？）など

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