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【ひろもと きくこ】 　生まれつき善良で献身的な人間。東京女子医学専門学校を首席で卒業。未婚。人々を救いたいと心から思い女医を目指すも、親からは暴力を伴う猛反対を受けている。自分よりも劣悪な境遇にいる人間を見ることで心なしか一種の安らぎを得ているきらいがあるが、本人はその歪みには気づいていない。卒業後は懇意にしていた医者が経営する診療所で研鑽をつづけており、今では研修中ながらも患者を主担当としてある程度は任されるまでとなっている。当初は肺結核の患者を中心に診ていたが、精神病を併発する者が多かったため、現在ではほとんど精神科医として活動を行う。 【参考文献】 　■福嶋正和, 藤田慧子 「大正女医の動向」 　　http://jsmh.umin.jp/journal/62-4/62-4_gencho_1.pdf 　■佐藤 雅浩 「戦前期日本における精神疾患言説の構図――逸脱と健康の系譜をめぐって」 　　http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~slogos/archive/32/sato2008.pdf 　■週刊医学界新聞 「わが国の精神科医療の歴史をめぐって」 　http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2003dir/n2526dir/n2526_01.htm 【参加セッション】 　異説・狂人日記 →

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