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元スポーツ選手で、現在はとある映画監督の専属ボディーガードとして働いている。高校時代に日本大会に出るものの、そこの大会の最中に大怪我。その姿を見た映画監督がその話を映画にさせてくれ、と近づき、そこから二人の関係が始まった。 スポーツ一筋だったために、将来が決まっていなかった近内は路頭に迷うが、例の映画監督から「専属のボディーガードになってくれない？いや海外行くとか危ないんだよね〜！スポーツ選手だったしさ、武術とかコッチ持ちで叩き込めば強くなると思うんだよ。ね？頼むよ〜！」と言われ、流れ流され現在に至る。 強く押されると断れない性格ではあるが、自分の中に誰にも邪魔されたくない確固たる物がある。例の監督を守るとか、まぁ云々。映画監督のことは大切な人では無いが、自分の未来を作ってくれた人であり、どちらかというと命の恩人というような感情を抱いている。　 現在は一人暮らし。仕事は前述通りのボディーガード。 苦労人気質そう…。 「近内 槐って言います。漢字はややこしいけど、一般的な読み方してください。よろしくっす。」 「いや、スポーツ選手だったのは過去の話で…。」 「今はちょっと、とある人のボディガードみたいな、事してる。」 「えっ、あぁ、敬語苦手なんだよな。すみません。時々忘れてて。」

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