タグ： #狂気山脈

【キャラ詳細】 ローガンはストランド家の長男、兄弟は居らず父母と共にカナダの山村にて住んでいた。 彼の人生は表向きは華やかなモノであるが、その反面苦悩の日々でもあった。 ローガンが山に魅了されたのは彼が僅か9歳の時の事だった。 カナダの山村、雪道を橇で駆け野生動物の観察や剥ぎ取りなどを通し、彼は自然と言う物に興味を持った。 山に生きる者は山に生かされる、命の駆け引きもまた山々が平等に裁定するのだと言い聞かされていた 狩猟生活が日常である山村では野生動物が人間に狩られるのと同時に、人間もまた野生動物に狩られる事さえも当然であった。 幼い彼にとって、その言葉は大した衝撃を齎さなかった。 ローガンにとって 命とは食糧であり、素材であり、生活の一部に過ぎなかった。 だが、それは12歳という歳に思い知らされる事となる。 彼の父と母はその集落では凄腕のハンターであり、戦士であった。 集落で恐れられていた人食い熊の討伐 それが彼の父母に与えられた任務だった。 しかし、結果は…人食い熊を討伐出来たものの 猛吹雪により隊は全滅。 ローガンの父と母は、山の機嫌によって奪われたのだった。 その出来事が彼が山に執着する理由となる。 復讐の対象が、熊であったなら 山に憑りつかれる事すら無かっただろう。 そして、彼が14歳になった時。 その山村では山の民として大成する為に、14歳の小規模編成で七日間を集落から離れ 山を一周するという狩猟キャンプなる伝統があった。 部隊は一人の死者を出す事も無く無事帰還、生存した。 その七日間と"生き残った"という功績が、彼の人生を大きく左右した。 厳しい環境下でも、生き残れる 山と言う大いなる存在に挑戦する事が彼の目的となってしまったのだ。 19歳という歳になると、彼はカナダの山村を発ち様々な国の山々へ赴く事となる。 培った知識と技量によって、彼はものの見事に踏破し続けてしまう。 危険な山脈を渡り、絶壁を登り、頂きへと到達した。 若き登山家として米国でも注目されたが 名誉などはどうでも良かったのだが それはさておき、彼は19歳と言う若さで登山家として大成したのだった。 来る、31歳の時。 とうとう、彼は人類未踏の山とされているガンケルプンスムの登頂の挑戦権を物にした。 登山隊の一人として参加し、数々の山々を登頂してきた彼にとって未だに踏破されない 神々の地であるガンケルプンスムの踏破は、軈て登るエベレストなどの前菜に過ぎなかった。 父と母を奪った山の神へ打倒を果たしたその時に、彼の止まった時間が動き出すのだと信じていた。 しかし、彼は甘く見ていた。 自ら踏破してきた道すらも、全て山々に見逃して貰っていただけに過ぎなかった事を。 山の天候が大きく変わり、あの日全てを攫った猛吹雪が再び部隊を襲う。 人類未踏と言う壁が襲い掛かる、頂へと手を伸ばすよりも先に彼は高山病を発症した。 まるで今までの不敬を咎めるかのような幻覚、幻視が見受けられ 彼は、踏破しようとするモノたちを裏切り自ら単独で下山を行う。 無論、恐怖に苛まれた彼を救う存在は居らず 遭難してしまう。 しかし、彼の生存本能がそうさせたのか… 彼は、自らを育んだ土地のサバイバル技術を遺憾無く発揮し一分一秒でも生存する事に徹底した。 意識が途絶えもう二度と冷める事の無い淵に魂を沈めていく それは明確な死であっただろう。 彼はまるで氷漬けにされた加工肉の様な有様で回収された。 病院へと搬送されるも、生存の望みは無いと断定された。 しかし、解凍作業を行い三日が経ったある日に彼は意識を取り戻す。 誰もが目を疑ったまるで死者が生き還ったかの様だったと口々に揃えた。 彼は見事に生還を果たした、一時は障害が残るとされたのにも関わらず 五体満足で彼はその2か月後に無事退院を果たす。 自らが無事生き残った事を知らされたのは、意識を取り戻した三週間後であった。 ――山の頂を望んだ複数の者達の訃報と共に。 最悪の環境下で、無事に生存を果たした彼は未踏であったガンケルプンスムのルート開拓に貢献。 後に続く者達に道を示して見せた事による功績と共に 生と死の境界線から無事に五体満足で帰った彼はこう呼ばれた。 "Revenant"(蘇りし者)と――。 一躍時の人ともなったローガンだが、華々しい成果とは裏腹に 無様に生き残った彼は、山を踏破すると言う悦びを、登山家としての性を捨てた。 後に様々な山を登れど彼は生を実感する事無く、生き残ってしまったと言う感情に苛まれ続ける。 その度に、自らが救えなかった者達の顔を想起しては、その贖いとしてか…… 山を登る傍ら、登山者の遺留品や遺体の回収を度々行い下山しては家族の元へ赴き鎮魂に尽くし続けたのだ。 それが、彼のしたい事でなくても彼には、それしか思いつかなかった。 そして、舞い込んでくる”狂気山脈”は、彼にとってチャンスであった。 嘗て、自らが行い果たして叶わなかった全人未踏の地を踏み越えさえすれば…… そんな思いを受け、彼は第一次登山隊へと志願したのだった。 《年齢成長》 現年齢 : 53 = Ed2P -St1P EDU=26+10+10=46 Age36(Ed1P) Age46(Ed1P,-St1P) 【登山家コソコソ噂話】 ① ローガンはヘビースモーカーだったので、趣味である珈琲制作は禁煙の為に目を付けた様です。 ② 禁煙は失敗しましたが、珈琲の魅力に気付き 今では珈琲と煙草と言う組み合わせが至福だそうです。 ③ ローガンは因縁のガンケルプンスムに再度挑戦しようとしましたが 　 1993年のブータンの宗教観により登山が不可になったようです、それは2021年現在でも解除されていません。 ④ 彼の異名は"レヴェナント"の他に"B.C(バーン・コールドマン)"という名前もあります。 　 凍結した身体を溶かす程に熱い男と言う意味でしたが、彼の癇癪癖により今では 　 普段は物静かで冷たいのにすぐに怒る短気であると言う理由の蔑称へと変わっているみたいですよ。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ