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[設定] 　クローンや実験体など、未来に不安を抱き、絶望を味わったものたちが願った光。その結晶体がこの私だ。だが、私には強い概念はあってもそれだけでRBにはなれなかった。そのため、器が必要だった。そして、巡り巡って手に入れた器が薬王寺結希のクローンの一体だった。私が目を覚まし、一番最初に目にしたのは薬王寺結城だった。結城は「おはようございます。気分はどうですか？」と聞いてきたので「うん！元気一杯！」って晴れやかに返したらすっごく面白かったな～。結城と出会ってからしばらくは結城の下で活動していたよ。正義感が強くて優しくて有能、結城の複製体であることが申し訳なく思えてくるほどできた姉だよ。一緒に行動するうちにやっぱり思えてくる。私は結城を支えることはできても結城を越えることはできないんだって。そんな時だったかな、街中で「アイドルになってみない？」って声をかけられたの。ちょっと凹んでて、新しい世界が見えるかもって思ってUGNをやめてアイドルになってみたんだ。 　アイドルになった時に一番最初に言われたのは、「音痴だね」だった。・・・いや、自分でも驚くほど音痴だったけど！！！いきなりそれは酷いんじゃないかな！！！プロデューサーたちが頭悩ませ始めたので、完全演技を使って歌手の歌を真似してみた。どうだ！ってふんぞり返っていると、「何でオリジナルはできないんだ！！！」って非難された！褒めてよ！！！それから、私の歌は誰かに一度歌ってもらってそれを真似して歌うっていう形にしてデビューしたら、まさかまさかの大成功！ファンの人も増えて、ファンレターも貰うようになった。そのファンレターに「ソフィアは俺の光だ」って言葉があった。他にも「元気が出た」「頑張ろうって思えた」っていう手紙をいくつももらえた。そして私は気づいた。「私は結城のクローンだけど結城にはなれない。私は・・・皆の光になるように生まれてきた存在なんだから」。自分の起源を思い出した私は始めてスタートラインに立てたと思う。 　アイドルの仕事は忙しいけどUGNイリーガルとしても働くとプライベート何てない・・・てか、死ぬ・・・。でも、少しずつだけど、私は自分の願いに近づいてるって言う実感がとてつもなく嬉しかった。アイドルとして皆の幻想的な光となり、戦場では知恵と力をもって勝ち筋を見出す光となる。それが私の存在意義であり、願い 　余談だが私の歌は完全演技を使わないとジャイアンリサイタルになるらしい

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