タグ： 枕の倉庫 誰が為のハッピーエンド

「俺の名前は舞田謙三郎、略してマイケルだ。よろしく」 顔はくそいい癖に口を開いたらめっちゃ残念な男。もはや口が開くな。 剣道の中体連の個人部門で二連覇、高体連の個人でも二連覇してる為その道では結構有名な人。 誰が為のハッピーエンドHO3で、HO1とは同じ部活の友人同士。 家族についての話題を一切話さないし、話すといつも話すときはアホみたいな顔してるくせに急にｽﾝ...となるので話さないのが暗黙の了解みたいになってる。 参観日やその他諸々にはなぜか親戚の人(富田無一郎、通称TOM)が来ている。 名前の由来は当時有名だったドラマの主人公から来ている。 「まあ世の中並べてこんなもんだろ」 親は一年に一回は転勤するのがノルマと言っても過言ではないタイプの転勤族だったが、兄が八歳の頃に病気にかかってから"すぐに面倒を見に行けるように"と定住するように。自分が何度わがままを言っても、その時期に熱を出したって転勤してたくせに、兄はどうせ病院住まいなんだから近いところで転勤すればいいのに定住したのが切欠で"この世の中は憐れみを集めたものが勝ちだ"と言う思想に辿り着く。そのことが影響し家族や親戚に対してのみ異様に慇懃無礼な態度を取るように。 歳を取れば落ち着くだろうと言われていたが何一つ落ち着いていない。寧ろ悪化してる。 一回ドナーにされかけたが、全力で嫌がったしその件で親戚のあんちゃん家に別居することになった。 中学の時、"払える金はない"と言われたが家に既に道具が一式あったことや親戚のあんちゃん、当時読んでた漫画の影響で剣道を始める。 才能があった為全国でも優勝できたが、ほんのちょっとバイタルがおかしかった兄の容態が心配だからと一度も親は見にこなかった。 親戚のあんちゃんは見に来てくれた。 多分成人したら秒で実家と縁切る。 「ダハwwwwwwタマ当たっとるんだがwwwww」 まあ過去は暗いが正直言って舞田謙三郎と言う男は言及されない限りそんなことを気にも止めない。 だっていつ自分だって兄のように死と隣り合わせの軟禁状態になるともわからないのだ、んなこと考えるだけリソースの無駄である。 ので舞田謙三郎は基本的に明るいアホとして前を向いて歩いているし年相応のアホなこともよくするのだ。 「うっそだろ過去の俺」 兄を探す理由は過去に貸してた忍者の漫画全二十四巻を返してもらう為。 四年ほど前、誕生日に何か祝えと言われた時に金を使ったり労力を使うのがだるかったので今まで図工の時間に作った工作を渡していたが、あいにくその年は渡すものがなかった。その為読んでなかった忍者の漫画の一巻を渡したのだが、「続きが気になるなぁ」とその後見舞いに行った時に言われて「買う金ないから貸すだけ貸してやれ」と親に言われてあんまりにしつこいもんで折れた。その後兄が消灯時間を破り始めるほどハマり、健康に支障が出始めたので十四巻半で没収され、その時金がなかったので親はそれを使って晩飯を錬金した。ちなみに親に「もう二度とその漫画の話をあいつの前でするな」としか言われていない為二十四巻分の行方は知らないし、読み終わってたので興味もなかったが最近再熱した為探している。 別に死のうが苦しんでいようが心底どうでもいいが、漫画の行方だけ教えろ。 【特筆するべき技能】 日本刀(90)：全国大会を何度も優勝できるほどの腕前。 目星(90)：優れた技術は見て学べを体現した人物であるため目星は高い。 応急手当(60)&医学(15)：優れたスポーツ選手は自身の身体についても詳しい。 変装(1)：平均的な日本人よりもはるかに恵まれた肉体を得てしまったがために他に紛れることができないことを察した。 化学(51)：忍者は様々な科学技術を駆使して来た。 忍者の体術(70)：漫画の忍者に憧れて体術からパルクールのような駆動まであらゆるものを習得した。 【忍者の体捌きについて補足事項】 忍者みたいなことができる。 技能でできることの提案としては以下。 ・組み合わせた適切な能力値*5に成功でパルクールみたいなことができる。 ・組み合わせた適切な技能に成功で+20程度の補正。ダメージを与えるものであればダメージに+1d3。

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