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───────────────────────────────────────── //魔導技術課の職員各位へ 既に皆様御存知とは思いますが、ホムンクルス『アイン・ソフ・オール』シリーズのうち、個体：レヴィヤッタと個体：ジズは原初のアルカナへの最適化に成功しています。該当個体につきましては他のアルカナ隊員と同等に扱う他、定期検査の内容を専用のものに変更し、なるべく個体の肉体的、魔術的ポテンシャルを損なわないように最大限慎重に接してください。 ──────────────────────────────────────── 書類：基本最新データ/フィジカル(1-基本データ)　アイン・ソフ・オール＝ジズ 　//担当者へ　このデータは定期検査のたびに計測し直し、更新前データの書類を基本過去データファイルに保存した後新規書類に更新してください。定期検査での計測でこれらのデータに異常な変動が見られた場合、直ちに該当個体をパラケルスス式ホムンクルス凍結フラスコで休眠状態にした後、魔導技術課アルカナ研究部門まで連絡してください。 性別：男性　製造年数：17年1か月　身長：68.90in　体重：66lb アルカナ魔力伝搬率：90.09%を維持。　平常時体温：36.89℃　アルカナ使用時体温：34.13℃ その他体力テスト及び視力をはじめとする身体検査の結果は基本最新データ/フィジカル(2-運動データ)を参照。 製造時の外見年齢：8歳前後 武器適性：魔力になじむように設計された盾(書類棚D7の書類群を参考)が一番パフォーマンスを発揮できる。 備考：ほどほどに体つきのいいアジア人男性に近い外見をしている。しかしながら運動テストの成績はあまりよくなく、実際の力はあまりない様子。 食事量が他アイン・ソフ・オールシリーズと比べ極端に少ない(4分の1以下だとみられている)が、現時点で各種数値と戦闘パフォーマンスには問題がないので様子見。 　追記：イチゴを使ったお菓子なら普段より多めに食べるみたいです。好きなのかな。(ジズ担当職員H) 　　追追記：本人の前でこれを言うと｢お菓子が好きで悪いかよ！子供っぽいってバカにするつもり！？｣と焦りだすので、食事のデザートとしてこっそり与えてあげてください。喜んで食べます。(同上) アルカナの応用でリボン状の物体を魔力で生成し移動などに使用することも可能。攻撃などへの転用は検討中だがそれくらいなら普通に原初のアルカナを発動したほうが良いとの意見が多数。 ──────────────────────────────────────── 書類：基本最新データ/メンタル　アイン・ソフ・オール＝ジズ 　//担当者へ　このデータは定期心理観察・会話診断のたびに記入し直し、更新前データの書類を基本過去データファイルに保存した後新規書類に更新してください。 また、当個体は時折特定の人物への病的な執着を見せるような傾向があるため、心理観察には毎回別の職員を割り当ててください。会話診断中に極端に職員に依存するような言動を始めた場合、即座に会話を中止し当個体に”休憩時間”を与え、書類E38の棚のトラブルログとホムンクルスメンタルケアマニュアルを参照しながら適切なケアを行ってください。 製造時初期状態：他ホムンクルスと同じく製造時外見年齢より精神年齢が幼いように見受けられる反面、知識や知能は外見年齢以上に見える。他アイン・ソフ・オールシリーズの様に多少の魔術的知識が製造時からある他、医学の知識も初めから備わっている。また、場所不明の海上の光景に対する記憶と憧憬も持ち合わせている。のちの聞き取り調査の結果、”海から星空を眺める事””海を越えて遠くのどこかに行くこと”に対して強い憧れが見られた。 (詳しくは資料：基本最新データ/メンタル　アイン・ソフ・オール＝ジズ：過去データ19XX/08/14参照) 　追記：吊るされた男隊隊員たちよりどうにかかなえてあげられないか、という意見がちょくちょく散見されます。現時点において海の外側というのは如何に人間の立ち寄れない場所かというのは皆さん十分ご存じかと思います。彼が話す平穏な海というのはホムンクルスとして生まれつき得ている知識から出でたものであり、おそらくはかつて存在していた地球の記憶などなのかもしれませんが、現在はそのような平穏な海は存在しないでしょう。 表情・行動・言動等：感情をわざと大きく発露して精神的疲労を発散しようとする傾向がみられる。 　追記：喋り方も相まってこじらせすぎててクソ生意気なガキって感じ。まあ１７だしね……(ジズ担当職員I) 性格(概略)：自己肯定感が低く、自身のアルカナ適性を持つ人工物というアイデンティティを誇示することで虚無感をごまかそうとする傾向にある。 性格(社交性)：前述のアイデンティティを誇示する行為の為、周囲の人間に対し能力の低さを揶揄するような行動をとることが多い。(本人の揶揄された能力が実際高いか低いかにかかわらず、いわゆる”揚げ足取り”をすることが多くみられる。)これにより隊員や職員と対人トラブルを起こすことが多くあるため注意する事。(アルカナの運営に影響が出るようなトラブルが見られた場合、職員が積極的に介入し事態の解決を図ること。) 　追記：こんななのに隊員は結構隊長の事遠い目で見守ってたりするんだよね。姉があんなだからこっちの人造人間の人間臭さに親近感覚えてんのかね。或いは痛々しすぎてかわいそうに思ってるのか。まあまだまだ子供だしさ。面白いよなあ。(ジズ担当職員I) 　　追追記：彼の性格に難色を示した隊員は力隊の方に行った以上、残ったのは彼のいわゆる”コアなファン”が多いからって言うのもあるんでしょうけどね。(ジズ担当職員H) また、同シリーズの個体レヴィヤッタの事をおそらくは同じくアルカナの適性を持ったホムンクルスとして特別視しており、当個体が”姉さん”と呼称している際はほぼこの個体を指している。例によって見下しているような言動も多いが、兄弟愛に近しい愛情をいだいているような言動を取ることも多くみられる。 ”他者の役に立つ”ことに対する執着が垣間見える。自分を認めてくれる人間に対しての強い執着も見られる。”役立たず”になることへの恐怖が強く見え、その場において自分が不必要或いは足を引っ張っている存在だと感じた際には大きな動揺と焦燥、数十分～数十日の情緒の乱れが見られる(具体的には異常な発汗や過呼吸、暴力性の増加、恫喝などを伴うヒステリーなど)。この際のメンタルケアは書類E38の棚のトラブルログとホムンクルスメンタルケアマニュアルを参照。 コンバート元というか要素を引っ張ってきた探索者達：https://charaeno.com/6th/F45Sn-Z77GWuYCfkwsYxT　https://charasheet.vampire-blood.net/2008470 (2つのキャラを無理やり一つに押し込める無茶をしています。主に1枚目のキャラの要素が強いです。)

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