タグ： 削磨の探索者

ニキフミオ。仁木家第一子・長女。下に弟と妹がいる。ギリギリまで男の子だと思いこまれていたため、名前もそのままフミオとつけられてしまった。元々の字は「文雄」だったが、母がこっそり一文字変えて今の名前になった。 幼少期はハチノコを食べて元気に育った。それゆえか、昆虫食に抵抗がなく、割と普段からハチノコ以外にもイナゴやカミキリムシなどもお弁当のおかずに入れて食べていることもある上級者。コオロギもセミも食べたことがある。余談だが、カブトムシはまだ試したことがない。料理上手で、得意料理は佃煮。海苔でもイナゴでもなんでも美味しく仕上げることができる。虫好きで料理上手。そんな彼女が虫料理に行きつくのは、水が上から下に流れるのと同じくらい当たり前のことだった。丁寧な下処理と絶妙な味付けで作り上げられる虫料理は、一度食ったらトぶぞと実家の家族やご近所さんたちに大評判。何故ベストを尽くしてしまったのか。 実直で負けず嫌いな性格。自分を出すのがあまり得意でなく、他人を頼るのが苦手。そのため、つっけんどんな言い回しになってしまうことがしばしばある。困っている人がいると放っておけないところがあり、自身の損得を計算に入れずに体を動かしてしまう節もある。直情的で誤解されやすいタイプ。懐に入れた相手には素直になるタイプのツンデレ。比率は8:2くらいだろうか。 昔から音楽を聴くのが好きで、邦楽をジャンル問わず幅広く聴いている。婚約者の影響でロックを聴くことが多くなった。事件前には、一緒にロックバンドの野外フェスに行くこともあり、部屋には当時記念に買ったタオルなどが大切に仕舞われているし、購入したCDはアーティスト→タイトルの順番で整理されているところには、彼女の几帳面さが表れている。 婚約者・二井屋田 恵之紅(ニイヤダ エノク)のことはパートナーとしてもそうだが、純粋に一人の人間として尊敬している。初めてであったのは中学生の頃である。クラスは別であったが、目立つ名前がいると思い、文生だけが一方的に認知していた(と、少なくとも彼女は思っている)。特にクラスが被ることもなかったため、深く交流することなく卒業を迎える。二人の再会は、高校卒業と同時に採用され、入学した警察学校でだった。警察学校でも同期であった二人は、座学や実技での成績を競い、互いに切磋琢磨し高め合うライバル的な関係であった。彼の明るく竹を割ったような性格に、はじめこそつっけんどんな態度を取ってしまったこともあったが、徐々に文生も等身大の自分で素直に振る舞えるようになっていく。交流を重ねていくうちに、文生はニイヤダへの淡い恋心を抱くようになった。ニイヤダのワーカーホリックなところには少し心配をしているものの、仕事打ち込む彼に負けまいと、文生自身も仕事にのめりこんでいた。余談だが、もちろん彼にも、お手製の虫料理を振る舞っている。 警視庁特殊事象課「無銘」については、良くも悪くも同僚という目で見ており、あまり深入りはしていない。同じ仕事をするものとして協力はするものの、積極的に親交を深めたがりはしないだろう。特に、御野風深(HO5)に関しては娘のイスイを含めて何とも言えぬ嫌悪感を抱いており、なるべく避けたり、近付かないようにしている。性格的にも、あまり得意なタイプではないので、嫌悪感を抜きにしても一定の距離はとっていた可能性がある。 6年前は髪の毛を伸ばしていた。結婚式の時には、自分の髪を結いあげるのが学生時代のささやかな夢だったためである。しかし、現在はその髪をバッサリと切り、ボーイッシュな立ち居振る舞いをするようにしている。そうすることで、彼に服装や格好を寄せることで、失ってしまった彼を身近に感じ、己を奮い立たせている。ネクタイやネクタイピンなどはニイヤダの遺品や所縁の品をそのまま利用しているため、スーツ姿をよく見ると、レディースとメンズが混じった服装になっている。大切な婚約者の命を奪った犯人を追うべく、鼓動の消えた体に鞭を打ち、彼女は今日も捜査を続ける。 ■特徴表 ・珍しい技能[2,7] 探索者には[INT×5]%の、日常生活には役立たないが特定の人を感心させるような技能を一つ、KPと相談した上で持つことができる。 ・勉強家[1,7] あなたは日々学ぶことに精進している。EDU+1。また、EDUによる年齢の下限は適用されない。 ■通過シナリオ ・ ■秘匿HO ・イドラの約束(HO1) 貴方は 6 年前に「影送り事件」で婚約者を失っている。 入籍を翌日に控えた夜に緊急要請が入り現場に向かうと婚約者は帰らぬ人となっていた。 そのショックからか当時の事を思い出すことが出来ない。 婚約者の遺体は影送り事件の重要な証拠として無銘の保有する特殊保管庫の霊安室に保存 されている。 特殊保管庫は今の顕現では入る事が出来ないので婚約者の遺体を確認できていない。 そして 6 年前から君の心臓は動きを辞めてしまった。 病院に掛かるも何故生きているのか説明が付かず神話被害者として警視庁特殊事象課「無 銘」に移動となった。 ※婚約者の性別に縛りは無いが、年齢は当時 24 歳である。 そして、理由は分からないが HO5 とイスイに対して嫌悪感を抱いている。 ◆特記 貴方は心に重い傷を負っている、セッション開始時に「SAN-10」されている。 どのような状況にも負けない貴方は POW+3 される。(18 超過可能) 日本刀に+50% 強靭な精神を持つ貴方は MP1d3 を使用すれば、失敗した日本刀技能を何度でも振り直す ことが出来る。 ◆目的 ・貴方は婚約者を殺した犯人を見つけたい。

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