タグ： ykzkn 頸城探偵事務所 テニなり

※テニヌなりきりCOCで日吉若が作ったPCですが、中の人のPCとしても使用しています。そのため日吉がPLではないセッションの記憶を継いでいる場合があります。 ※クトゥルフTRPGにおいて作中作は存在しないものとしてPCのロールしている為、設定上オカルト好きではありますが「クトゥルフ神話やそれに関する小説に関する知識」は探索者が経験した範囲のものしか知らない事としています。但し、魔導書等の存在や神話的内容を含まない元となった伝承・怪異についてはKPと要相談にはなりますが匙加減でロールに反映させます。 ※【New】神話技能が高くなったためKPの想定とは別ゲーになる可能性、また場合によりシナリオ破綻の危険があります。PCの性格また神話的事象に対する考え方から振れそうな場面では、積極的に振ります。セッション参加前にちゃんとKPに参加可能か確認すること。 ◇プロフィール 　名前：日義 若 　職業：探偵 　年齢：24 +2　性別：男　平均年収：250万　財産1250万 東京の由緒正しいそこそこ裕福な家の生まれ。祖父母と両親、少し離れた兄の六人家族。現在は仕事の関係上、実家を出て都内の安アパートに一人暮らしをしている。視力はあまり良くなく普段はコンタクトをしている。 ・性格 冷静沈着で他人に流されない(自称)。 年下や同年の人間に対しては強気に出がち(イきりまくり)で無愛想で目つきも口も悪い。 時と場合を弁える分別は持ち合わせており、その際のたち振る舞いからは育ちの良さを窺うい知ることができる。 また、自分の認めた相手には幾分か角が取れる。 下剋上は彼の座右の銘で、幼いころからこの言葉を信条にすごしてきた結果少しの物事では動揺しない、諦めないタフネスな心を持ち合わせている(POW17)。 隙あらばその精神の素晴らしさを布教しようとする悪癖がある。 ・職業 オカルト等の超常現象にはガセネタも多く、幼少から様々な情報に振り回されている過程で、意図せず探偵業に必要なスキル(目星・聞き耳・図書館・追跡・心理学)である情報を精査する能力、散らばった情報をまとめる能力等が身についた。 という夢のない理由でこの業界に入ったしがない探偵である。 強いてこの職に就いたきっかけを挙げるとするならば、偶然仕事依頼のポスターを見かけた、程度ののものだろう（本人談）。 探偵の仕事は嫌いではなく、自分の実力が顕著に仕事量や結果に現れるこの仕事は個人行動を好む自分にとって天職であると思っている。 探偵学校等で特別な訓練を積んでいないうえ、まだ働き始めてから四年であるため探偵事務所に所属し雑務をこなす日の方が多いような雇われの身だが、いつかは自立したいと考えている。 実はとある理由で大学を中退して探偵になった。本人からその経緯が語られることはない。 ・趣味 幼いころからオカルティズムに傾倒した生粋のオカルトマニア（オカルト）で、ミステリ・オカルト小説の愛読家。（図書館） 実家は歴史のある古武術の道場でもあり、家業として道場を開いている。 必然的に幼いころから行っていた古武術の鍛錬は今でも大切な日課（古武術）。 変に拘りが強いところがあり、古典ミステリにおける探偵のおやくそく『探偵は何かしらの武道の心得がある』を律儀にも重んじている為、雑務等で忙しい日も欠かさず続けている。 ◇神話的事象に対して　-1-　①～⑤ オカルト好き故の好奇心や職業に関係ありそうな事象には積極的に関わろうとしたがる。しかしとある一件⑤以降この世界には時に命を落としかねない圧倒的恐怖が存在することを知ったため、人知を超えた超常現象に巻き込まれた対象が自分以外にもいるような場合は、同行者の身の安全・生還することを第一とする理性は持ち合わせている。 ◇神話的事象に対して　-2-　⑧以降 神話的事象に巻き込まれすぎた為、色々と悟っている。幼少からあれほど望んできた超常的な現象は、ただの神の児戯に過ぎないことを理解し、自分はそういう星の元に生まれてしまったのだと受け入れている。また、相手が絶対的な存在であり自らが陥ってきた様々な事象も、その存在達にとっては人間にとっての呼吸と同義なレベルに無意識であり当たり前なことで、抗うことは不可能であると知った。だが、自分から逃げることは本人の矜持が許さず、己の存在がいつか害になるかもしれない事を承知で今日も生きている。自分ではどうしようもないとその点に関しては諦めている為、巻き込まれた人に対しては不運だったな、程度である。生ききって日常を送ることが唯一可能な報復の方法であると考えているため、生還することは諦めない。複数人で巻き込まれた際も普通に協力を厭わない。尚、本人は半ば認めているが、このような事象に自身が巻き込まれることに無意識下で逸楽を覚えている。 ◇参加シナリオ(PC、K/NPC　※敬称略) ①珠代ひがら様作 【海底船と都市の夢】 　2018.10.08　 　KP…宍戸さん(柏木まあさ)　　PL…日吉(焼き魚) 　ログ　http://tools.ao-works.net/aoringo_chat_bank/page.php?n=2017 ②柏木まあさ様作 【生贄の村】 　2018.11.24・12.1　 　KP…白石(柏木まあさ)　　PL…宍戸さん(髪永)、日吉(焼き魚)、財前(はっか) 　ログ　http://tools.ao-works.net/aoringo_chat_bank/page.php?n=2016 ③にこいち様作 【誰がウサギを食べたのか？】 　　2019.01.04　 　　KP…焼き魚（NPC…日義若）　PL…柏木まあさ(PC…姫小路夜空) ④モノ様作 【贋作の夢】 　2019.01.10 　KP…柏木まあさ（NPC…姫小路夜空）　PL…焼き魚 ⑤りん様作 【ビブリオフィリアのグランド・フィナーレ】 　2019.01.12・01.13　 　KP…白石(柏木まあさ)　　PL…切原(けい)、仁王(はっか)、日吉(焼き魚) 　ログ　http://tools.ao-works.net/aoringo_chat_bank/page.php?n=2063 ⑥もかを様作 【かすかにあやし】 　　2019.01.19　 　　KP…焼き魚（NPC…日義若）　PL…柏木まあさ(PC…姫小路夜空) ⑦ねり屋様作 【わんわんGO!】 　2019.01.20 　KP…柏木まあさ（NPC…姫小路夜空）　PL…焼き魚 ⑧コウノスケ様作　【これを証明せよ】 　2019.3.3・16.・17. 　KP…つかさ　PL…焼き魚、柏木まあさ（PC…姫小路夜空） ⑨柏木まあさ様作 【K&K】 　2019.7.～9. 　KP…白石(柏木まあさ)、SKP…赤也（つかさ）　　 　PL…宍戸さん(髪永)、日吉(焼き魚)、財前(はっか) ⑩夜深零時様作【はんにんは】 　　KP…焼き魚（NPC…更科升麻、日義若）　PL…柏木まあさ(PC…姫小路夜空) ⑪いかそうめん様作【名残折】 　KP…柏木まあさ（NPC…姫小路夜空）　PL…焼き魚 ⑫現夢郷END（ロスト） 　KP…柏木まあさ　PL…焼き魚 !!!!!!以降クリア済シナリオネタバレ注意!!!!!!!! ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ◇クリア報酬　等 　①珠代ひがら様作　【海底船と都市の夢】 　　＊魔導書：入手『ルルイエ異本（英語訳）』完全版ではなく、写し 　　　●呪文《下級精霊の招来》《ビヤーキーの召喚/従属》習得 　　・クトゥルフ神話技能に+5% 　　・クトゥルフの絵姿を見た：クトゥルフ神話技能に+1％ 　②柏木まあさ様作　【生贄の村】 　　＊魔導書：入手『クタート・アクアディンゲン』の写本の一部 　　　●呪文《ザトゥクァよりの夢》《神格との接触/ツァトゥグァとの接触》習得 　　・クトゥルフ神話技能　+8％ 　⑦ピネリア様作　【わんわんGO!】 　　＊AF：入手『忠犬の首輪』 　　　　　犬になっていた探索者がつけると飼い主役の探索者の言うことを聞かなきゃいけない気がする 　　　　　(pow抵抗*3成功で抵抗することができる) 　　　　　これを付けたからと言って現実世界でもドリームランドでも犬になることはできない。 　⑧コウノスケ様作　【これを証明せよ】 　　＊神格ニャルラトテップに憑かれた。 　　　・クトゥルフ神話技能　+10％、 　　　・INT+1、POW+1、EDU+1 　⑨柏木まあさ様作　【K＆K】 　　＊魔導書：入手『昇る光』 　　　●呪文＜ケラビムの援助＞習得 　　　　・クトゥルフ神話技能　+3％　研究し理解するために17週間 　　　（本来は＜聖なる炎を送る＞という呪文であり炎の精を召喚、従属させる呪文である） 　　　（＜炎の精の召喚/従属＞については基本ルルブP283参照） 　　＊AF：入手『古きお守り』…装備者への攻撃を一度だけ完全に無効化できる 　　・クトゥルフ神話技能　+2％　 　⑪いかそうめん様作　【名残折】 　　・クトゥルフ神話技能　+3％ ◇諸エピローグ ⑪　とあるオカルト青年の独白 コーヒーの香りが漂う薄暗い自室。 日を置いて2日ぶりに顔を出した俺を見るなり、仕事場に在中する医務班長に『まだ安静が必要だから帰れ』と言われ、言い訳を考える間もなく車でマンションまで運ばれた。何をするでもなく一日ぼんやりとしていたが、日の光で今が夕方だと気がつかされる。カーテンの隙間から射すその斜陽が鬱陶しくて苛立ちながら乱雑に閉めなおす。高層ビルの山に沈む赤い夕日と溶け合うような藍色の天幕。ああ、夜が来る。 目を閉じると網膜に焼き付いた映像が意思に反してループ再生される。思い出すのはいつだってあの瞬間だ。 自分の腕が、指が言う事を聞かない。細い喉を絶対的な殺意を持って締め上げる様子はどこか現実離れしていて、しかし指先から伝わる圧迫され乱れる脈拍と徐々に覚めていく体温が嫌でも生々しい事実を告げる。顔面が徐々に鬱血していく様は、宙に浮く四肢の力が抜けていく様は、絶えず思考も眠りも妨げ続け心身の疲弊を加速させる。片時の安寧をも許そうとはしない。 人を殺めるとはなんと容易い事なのか。 人の命とはなんと薄氷の如き脆さなのか。 そして、人間の意志とはなんと空虚で無価値で脆弱なのか。 恐怖を覆い隠し自らを動かしていたのが矜持ではなく、自身を蝕み始めている狂気だと気がつかされたのもまた、確かにあの瞬間だった。 眠れない夜が続き、事務所でも更科から門前払いを受け続け、はや2週間が過ぎようとしていた。いい加減事務所への迷惑も考え辞表を出すべきか考えていた頃、所長から一冊の本が自宅へ郵送されてきた。見覚えの無い表装に疑問を覚えながら添えられた一文に目を通す。 『年末の大掃除で所有者不明の本として私の元に預けられていた。 風越曰くお前の物だろうという事なので送る。 この本がお前の進む道を示さんことを祈る。＿＿頸城 柾』 前文に目を通し、、ようやくこの本の持ち主の名を思い出す。この本は俺がその持ち主から借り受けたとある作家の稀覯本だ。あの大学での出来事を境に、偶然という名の出来レースで以外逢うことが無くなった為、借りたまますっかりその存在を忘れてしまっていた。 …ああ、きっとそうだ。これもまた出来レースなのだ。姫小路夜空という人物との巡りあわせも、異形の神に弄ばれる星の元に生まれてしまったが故に起こりえた話の一つであり、茶番に過ぎないのだろう。偶然の回数を重ねるごとにその可能性は確信に変わる。こいつといればきっとまた何か超常的な現象に立ち会える、巻き込まれる。それを理解してもなお、狂気に中てられ踏み込みすぎた俺に脚を止めることはできなかった。 寧ろ確かな高揚を覚えていた。この複雑な感情にあえて何かの言葉を当てはめるとすると「楽しい」という言葉が一番しっくりする。しっくりしてしまう。その事実に気が付いた瞬間、俺は睡眠不足のソレとも区別がつかない過剰な精神負荷に耐え兼ね膝をついた。嘔吐しても止まない吐き気と大きな鈍器で殴打された様な頭痛に襲われた。超常的な存在の気まぐれな悪戯に、ニャルラトホテプにより課された茶番劇に幾度も招かれた頭は再度確信する。この感情は、好奇心は、いつか身を亡ぼす。それは単純な自身の死を表すだけではない。きっと誰かの身すらも亡ぼすのだろう、と。 それがあの結果なのだ。その過程があり、得てしまった結果がアレなのだ。だとすれば、やはり俺にはどうすることもできない。狂気と表裏一体な虚勢を張り、それでも生きていく他ない。遠く力及ばない存在であると受け入れてはいるが、自ら膝をつく気はない。どこまでも、どこまでも食らいつくだけだ。それが俺の生き方なればこそ、自分の意志で舞台を降りる気はない。心が折れて狂って舞台から足を滑らせない限り立ち続けよう。例えそれが人間の物差しで見た時、倫理を一脱するような事だとしても。 未だ手のひらに残る脈拍を真に狂ってしまうその日まで忘れることなく、それでも日々をこなしていく。手始めにこの本を返すところから動き始めるとしよう。決別することで連鎖の輪から彼女が解き放たれるなら、それが今の俺にできるささやかな抗いであり、これからも犯していくであろう冒涜的な行為に対する償いなのだから。 ――――　三日後、ようやく出勤を許された彼は何事もなかったかのように日常へと溶け込んでいった。 その原動力は張り続けている虚勢なのか、蝕む狂気なのか。 ※祝＊ロストしました※ ＊絞殺しかけたこと…自分の力ではどうしようも抗う事の出来ない存在による行為だったと理解している為、反省していない。ただし、自分といれば彼女の身に危険が及ぶと思って距離を置いていたのに、いつの間にか一緒にいればまた超常的な現象に出会えるという下心が芽生えてしまっていたことに、酷くショックを受けており、この点に関して後悔はしている。その後悔を忘れないために、縁を絶った。

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