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元お嬢様。HO2殺人(鈍木 驚)の元主人。 あっさりとした快活な性格でやや高飛車だが、感情的になりやすく脆い。 驚に対してはしっかり者を演じたい反面、かなり甘えん坊なところが出てしまう。両親が殺され、資産を奪われるまでは甘えん坊だった為、その名残でもある。 得意料理はビーフシチュー。(シチューと名のつく煮込み料理なら作れるレベル) メモ) 資産目当ての裏社会組織に親を殺されている。その際に遺産を譲渡する旨の"遺書"を無理矢理書かされている親を見ており、同じ方法(意志とは関係ない遺書を無理矢理書かせたうえで殺す)で殺人をするようになった。 と言っても既に復讐と言われるような行為は完了しており、今はその名残で書かせて殺すが目的ではなく手段になっている。 今でも時に無理矢理書かせることには変わりないが、当人の意思を尊重するようなことはできるようになった。 一度裏社会に染まった自分に家の復権などは似合わない、と驚との気ままな殺人生活を楽しみ始めている。 驚との出会い) ちっさい時に殺されかけた！手を怪我したけど生きてたからいっか！ 幼少期に誰かの依頼を請けた驚に殺されかけている。当時の自身には殺されかけた意識が無く、驚の顔にある傷を心配して家に看病(治らない傷だけど)をお願いするくらいの無知さ。 それからは一緒に居てくれる驚に懐いていき、すっかり家族同然と思っている。 今の遺書屋という殺人活動も伴い、驚の過去については聞いたり確認したりしないが、いつか離れ離れになるかもしれないと深入りし過ぎないようにしている。 護身用のキックや銃はお嬢様時代の教えもあるが、人の殺し方や何となくの生き方は驚に教えてもらった。 今にして思えば驚は真人間では無かったんだなぁ、と思っているがそれ以上に信頼している。 〇わたし・貴方(驚のことはきょ〜ちゃん) 〇お嬢様言葉を使うこともあるが、フランクな性格もあってあまり使いこなせていない。 遺書） ごめんね驚ちゃん。 ここまで一緒に居てくれたのに、何も書く事が出来なくて。なんやりかんやり書こうとしたけど、文章のお勉強みたいな事しか残せないから、私の拙い文で我慢してね。 私、もしかしてって思ってる事があって。 お父様とお母様が殺された時、あのとき私が復讐なんて考えなければ、あのとき私が驚ちゃんを巻き込んでなければ。 私、驚ちゃんとちゃんとした、家族みたいに暮らせてたのかなって。 そしたら今頃犬でも飼って、新しいお家でごはん食べて、毎朝おはようとかおやすみとか言ってたかもしれない。 あ、でも、今も一緒かな！そういう事してるの。犬は、居ないけど。 そんなこと考えてばっかで、やっぱり遺書って感じじゃないね。 私がこういう遺書とか書こうとしてるの、きっと驚ちゃんにはバレてるし、全然書けないこともバレてるよね？ だから、今更言いたいことだけ書こうかな。 私が死んでも、生きて欲しい。 なんて、我侭を遺します。 というか今更この程度の我侭、驚ちゃんには効かない気がするなぁ。 後追いしてもいいよ、どっかで野垂れ死んでもいいよ、もうこんな世界からさっくり足洗って奥さんつくって子供もいて、そんな過ごし方してもいいよ。 私からやっと開放されるんだもん、そのくらい、好きなことしていいよ。 でも一番のお願いは生きてて欲しいってこと。覚えておいて欲しいな。 驚ちゃんの幸せを祈ってます。 貴方の元相棒、大より

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