タグ： 夢に漂う海月

作成時ハウスルールにより、その他言語(英語)の初期値EDU×2 「よかった、俺ってよく変なやつって言われるからさ。お土産のセンスもヤバかったらそろそろ矯正考えてたんだよ」 「あーココアおいし～～！！」 「あれ、僕なんで泣いてるの？」 芸能人生初期は早業解錠師として売っていたが、とある刑事ドラマにて変人分析官役として登場&テレビデビューして以来、土曜医療ドラマやシリアス系映画にも抜擢されるようになった。役の比率は主役と言うより、名脇役ポジ。 あるインタビュー番組にてセンスが独特であると発覚し、よくいじられキャラとしてバライティにも時折出ている。 小さい頃からの癖で手遊びしてしまうことがある。そのため知恵の輪をいじって欲求や不安をごまかすことがある。 最近、脳裏をちらつく謎の人物達について探そうと試みており、探偵に依頼を繰り返している。 通過済みシナリオ ・サイトJP-4528の恐怖 ・はい、集合！今から会議を始めます！！ ・永すぎた前奏 ・スクワレルモノ 以下、シナリオネタバレ有り ■サイトJP-4528　全員生還 何も覚えていないけれど、いつのまにか家にカメラが増えていた。それがひどく大事なものに思えた。ミリタリーショップの画像や何かの軍隊の映像を見る度に、自然と身体が震えるようになった。ただ、拳銃に関しては、少し安心できるような気がした。 失った物は覚えていなくても、そこに在ったという輪郭だけは身体が覚えてる。彼らとの思い出は消えてしまっても、絆は消えていないと思う。そう信じてる。 ■はい、集合！今から会議を始めます！！ ■永すぎた前奏 ずっと、君が生まれてくるのを待っていた。 記憶が無かったあの数時間に何があったのか。カメラへ抱いていた執着心への謎が――脳裏をちらつく知らない男の不遜な笑みが、頼れる父のような大きい背中が、喜怒哀楽が薄い彼の声が、ずっと、ずっと浮かんでいて、その理由がようやくわかったのだ。 僕はきっと、その数時間で大切な何かを失ってしまったんだと思う。その時、きっと僕は俺をこぼしてしまったのだと思う。 人の気持ちが分からない、分からないから、共感する。分からないから、なんとなく生きている。 でも、君の、永太くんの笑顔もその母の声も。とても優しかったんだ。暖かいなって思った。 もう一人の僕がいた。大事な人なんてきっといない、いても、忘れてしまったのかも知れない僕がいた。彼は笑って神さまになった。神さまは僕らを押しつぶそうとして、結局はあの長い階段から塔の下へと墜ちていった。 その時聞こえた「助けて」に、彼がばらまく血の色に、初めて僕は胸が痛むのを感じた。 「でも今の僕には――名前も顔もはっきり思い出せないけど、でも確かにいた仲間が、大事な人たちがいるから。またその人達と会えるかも知れない“その日”が待ち遠しくて仕方がないから、ごめんね。俺お前を助けてあげられないや」 「……じゃあね。きっと、僕が辿っていたかも知れない“僕”」 僕に愛しい人が出来たら、どんな生活になるのだろう。きっとその人のことで頭がいっぱいで、ふわふわするのかも知れない（友だちに聞いたことだからよくわからないけどね）。そして、もし同じような選択をその人が背負わされることになったら。その人の代わりになれない僕が、してあげられることはなんだろう。 でも、もし悩んでいるのなら、きっとそういう選択をする。 その人に生きてて欲しいから。その人がまだ形も朧気な存在に、自分で進んで自分を苦しめるような目に合って欲しくないから。 そして何より。僕が、きっとその人の痛みに向き合えないから。やっぱり僕って人でなしなのかな。 ――だから、僕は。君が生まれてくるのをずっと待っている。君の、永太くんの産声を聞ける日を、楽しみに待っているよ。 きっと君の声なら、僕に「温かい」を思い出させてくれるから。 ■スクワレルモノ

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