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吟する君　HO3 夢追人 職業ベース：作家、ミュージシャン 作曲家と同時に絵本作家として活動している男性。多少の放浪癖がある。 パッと見てわかるが、顔に大きな傷跡がある。形もどこか歪だが、花のような形に見えなくもない。 一人称は”俺”と”僕”、使い分けているのか、使い分けていないのか。考えがあるのか何なのか、彼を見た人にはきっとわからない。 口調のブレが多く、まるで人をからかうようなことを言ったかと思ったら急に肯定するようなことを言う。 本当の彼はどれだろうか。誰だろうか。彼は彼なのだろうか。それは彼にしかわからない。あるいは、彼にもわからないのかもしれない。 「やあ初めまして！元気かい？元気かな。それは喜ばしいことだ。」 「俺かい？俺の名前は香花 八重(コウノカ - ヤエ)、平々凡々な一般人だよ」 「何だそれ、俺は嫌だぞ。僕もやだ。よそを当たってくれないか？」 「興味深いことは嫌いじゃないよ。何たって知らないことを知れるチャンスだぜ？そんな楽しみなかなかないよ。いやあるか？」 「俺は俺だし僕は僕、それに違いはないだろう？意味だってありゃしない。お前だってお前だろう。なあ君？」 通過シナリオ 【吟する君】 2021.07.04~2021.07.11 生還 【会話はご自由に】　2023.06.27　生還　END-実験は成功しました。 不定(🔸=継続中🔹=解除済み) 後遺症(🔸=継続中🔹=解除済み) 🔸-2ヶ月間、軽度の不眠症を患う。　2023.06.27~2023.08.27 まで ===== ⚠️以下吟する君、HO3 夢追い人内容+それを踏まえた設定など⚠️ ===== ＋HO3 あなたは夢追人である。 事件を耳にしたあなたはその詩にどこか惹かれ、自分の曲をのせてみたい、と興味か気の迷いかで思い至る。 叶えるべき夢とは、『自分の作曲した曲をステージに立たせること』である。 そしてこの夢を叶えることがあなたの目的である。 推奨技能『芸術(作曲)』 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 気づいた時には忘れたくないことや、実際に起きた事柄を曲に乗せていた。 それが忘れられないよう、褪せないように。そのために曲を作る。 さらにそれがただの”曲”で終わらないように、よりそれがなくならないで存在できるように形を与え、絵本を作る。 紡がれた曲の載った、それを表すための本を。曲と同時に、その形も感じてもらえるように。知ってもらえるように。 そんな”絵本”の形をした”楽譜”を作る。その存在を証明するために、そのために。 ただただ、それを知って、忘れないでもらうために。そのためだけに、作っている。 自分の見たもの、感じたものを。大切なものを。知ってもらわなければ。 少しでも多くの人に、届けなければ。 確かに”自分達”は、存在したのだと。少しでもその存在を、世に知らしめるんだ。 忘れたくないから、忘れられたくないから。存在したいから。して居たいから。 自分は、自分”達”は確かにそれを見たのだから。見て、聞いて、感じて。確かにここにいるのだから。 そうすれば、なあ。ねえ。僕たちは、俺たちは。ずっと一緒に居られるでしょう？ ＿ああ、そうだ。なぜ惹かれたのかわからなかったがやっとわかった、きっとそうだ。 あの吟っていた”彼女”だって、それを望んでいるんだろう。何か伝えたいことが、遺したいことがあったんだろう。 だからきっと、僕は、俺は。あの詩に惹かれたんだ。あの詩に曲をのせたいと、そう思ったんだろう。 それならあの”詩”も。曲にのせて、形を作り、存在を証明してあげよう。 きっと、それが”僕”にできることだから。 ＝＝＝＝＝　 　???　　　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ＿双子がいた。それぞれ一人だと枝垂れ桜と八重桜だけど、本当は”八重紅枝垂”という一つの存在。 ”俺”は枝垂。”僕”は八重。二人が揃って、このお揃いの瞳の色さえあれば。”俺(僕)たちは二人で、八重紅枝垂"だ。 そんなことを話していたのは、もういつの話だったか。 ”彼”がいなくなった”僕”は、今はもうただの”八重桜”でしかない。 ”枝垂れ桜”は、もういない。どこに行っても、いつだって。 ”八重紅枝垂”も、もういない。だって”あいつ”がいないから。”僕”だけじゃ”八重紅枝垂”ではいられない。 なら、僕が。..."俺”が紡がなければ、一体誰が伝えてくれるんだ？遺してくれるんだ？ 今はなくても、それが確かに”在った”ということを。 自分以外の誰が、証明できるのだろうか。自分以外に証明してもらう方法はないんだろうか。 そうだ、 それなら、それを。 見えるようにすればいい、聞こえるようにすればいい。 形がないならそれを与えて、聞こえないなら音をつけて、そうして”創り出せばいい”。 自分以外の人が見える形に、聞こえる形に生み出し直して。それで存在を証明してもらえばいい。 じゃあどんな形にすればいいだろう。 多くの人に知ってもらわなければいけない。それなら本はどうだろう。 本という形なら、きっと人の手に渡りやすい。与えた形も崩れにくいだろう。 じゃあより鮮明に記憶して、存在を覚えてもらうためには？証明してもらうには？どうすればいい。 そうだ、唄だ。耳から入れば記憶に残る。 歌ってもらえればより広まり、記憶に残り、廃れない。褪せない存在になるだろう。 子供の時に聞いた唄だって、完全に忘れることはないんだ、そうだ、それがいい。 あと、あとは？なにが必要？ そうだ、ただ本の形をしているんじゃつまらない。それにそんな形じゃ十分じゃないだろう。 それなら絵をつければいい。より詳しい色を、形を、遺すんだ。鮮明に、まるでそこに在るみたいに。 そうすれば、きっと。 知ってもらえる、忘れられない。俺たちが、僕たちが。確かに在ったことを、存在したことを。証明してもらえる。 そうすれば、きっと。きっと、 おれたちは、ぼくたちは、また。”八重紅枝垂”に、なれるだろうか。 .......... ...... ... ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 香花 八重(コウノカ - ヤエ) 幼少期を共に過ごした双子の兄弟がいる。否、”いた”。 双子の兄弟の名前は香花 枝垂(コウノカ - シダレ)、怖がりで引っ込み思案な八重と違って積極的な子供だった。 不思議なものや自らの興味が惹かれる事柄に目がなく、八重と一緒の時はいつも手を引いてそれらを追いかけていた。 恐れることのない、自信に溢れた枝垂を八重は尊敬していた、大好きだった。 でも、自分たちは”違う”から。ずっと一緒にはいられなかった。 枝垂は”トクベツ”だった。その証拠が頬にあった。まるで桜のような形をした痣。それが証拠。 枝垂は”トクベツ”を嫌がっていた。僕も、枝垂が”トクベツ”なのは嫌だった。 だからせめて”一緒”でいられるように、僕は自分で”それ”を真似て、”形”をつけた。 僕のは痣じゃないから違うけど、それでもそうしたら枝垂だけが”トクベツ”ではなくなるんじゃないかって、そう思って。 すごく痛かったし、枝垂に”やめろ”って怒られたけど、それでもそうした。 でも結局、意味はなかった。 枝垂に会えなくなった。 枝垂がいない。会えない。もう一生？一生会えない。 信じたくなかった、でも本当に会わせてくれなくて、その日が来た。 その日も、枝垂には会わせてもらえなかった。 この村にいる意味がなくなった。 家族はいたけど、枝垂がいない。それならここにいる意味が感じられなかった。 枝垂は、僕よりも外に出たがっていた。色々なものを見たいって、そう言ってた。いつも、いつも。 枝垂は、何が見たかったんだろう。 わからないけど、ここから出たらわかるのかもしれないと思った。 だから、僕は村を出た。俺は村を出た、帰るつもりなんてなかった。必要なんてなかった。 僕の帰る場所は枝垂だから、俺の帰る場所は八重だから。だからあそこは必要なかった。 だから、忘れないために、忘れないように、忘れられないように。生きていくことにした。 そうすれば枝垂はいなくならないから、八重も一緒にいれるから。八重紅枝垂で在れるから。 だからそうして、僕は、俺は、こうして。そうして？そうだ。 ずっといっしょに、いたいから。 ......... 八重紅枝垂（ヤエベニシダレ）花言葉：優美 枝垂れ桜の種類の一つ。 枝垂れ桜全般の花言葉：優美、円熟した美人、ごまかし。 枝垂桜の特徴である枝が垂れ下がっている様子が、自分を隠して偽っているように見える事が「ごまかし」の由来と言われている。 花ダイス 1 アイリス 「吉報」「愛」「情熱」 いつでも希望を忘れない。望めば必ず報われると知っているから。なにも悲しむことはない。泣くことは諦めだとわかっているから。 文字色：#fccad6 ===== ⚠️以下通過シナリオ一言コメント、後遺症等詳細など。ネタバレ注意⚠️ ===== 通過シナリオ 【吟する君】 2021.07.04~2021.07.11 生還 　....ああ、悪いとはな、思っているんだ。本当さ。それに協力もちゃんとするつもりだった、本当だぜ？ 　ただ、ただな。俺は、僕は。....”子供”が、なんらかの目的や習わしの為に犠牲になるのだけはな。...我慢ならないんだ。 　悪いな、本当さ。心からそう思ってはいるんだぜ？でも、だから....ごめんな、ごめんね。悪かった。 　最後まで、君の協力者になれなくて。...裏切る形になってしまって。...本当にすまない。....ごめんなさい。 【会話はご自由に】　2023.06.27　生還　END-実験は成功しました。 　...ああ、君。君がきっと...."そう”なんだな。....そうか、そうなんだね。 　悪かった。俺は、僕は、どうやら『間違えて』しまったようだな。 　....すまない。ごめんよ。....折角来年は結婚式だと言っていたのに。 　....せめて、せめて。俺が、僕が。このことを”遺して”いくから、”遺す”から。 　過去には届かなくても、だから、どうか。せめて。 　きみと、婚約者であった彼女の2人に。...この想いだけでも、届きますように。 不定(🔸=継続中🔹=解除済み) 後遺症(🔸=継続中🔹=解除済み) 🔸-2ヶ月間、軽度の不眠症を患う。　2023.06.27~2023.08.27 まで 　 →眠りにつく度に、まるで”彼”が助けを求めているかのように夢の中で黒電話の音が鳴り響く。 　

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