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かきょういん かいじ 海も枯れるまで HO1 ▼性格・容姿 生まれ持った容姿、表情や所作、身につけている装飾品、どれをとっても非の打ち所がないような美しさを持つ男性。いつでも楽しそうにしているが傲慢で不遜。 人身売買経由でとある財閥に美術品として飼われている。財閥の目的は美術品である界爾を利用して裏社会との繋がりを持つことであった。財閥の人間として表の世界に決して出てくることはないが、美術品として価値のある人間を利用すれば裏社会へ大きな影響力を与えられると考え、実際界爾経由で多数のコネクションを得るなど大きな効果があった。禍境院というのは財閥の名前だが、界爾という名前は引き取られてきた時に財閥の当主から与えられた名前。財閥に引き取られてからは、美しい所作や言葉遣い、ありとあらゆる知識を片端から叩き込まれた。 当主からの寵愛を受け、美術品として、禍境院財閥の権力の象徴としてすくすくと育った当の本人はとんでもない悲観主義者だった。 運命論者であり、自らの人生、運命に絶望しており、また自らの運命を悲観することしかできない己の人間性に絶望しており、絶望することを楽しんでいる。他者に心配されることも好きで、わざと自分の体を傷つけては当主に叱られ、心配されているという実感に浸るのが好き。自殺願望に関しても、自殺をしようとして引き止められることが好きだったしもし仮に止められなかった時の自殺という絶望的な行為への絶望感に浸れるため自殺を趣味にしていた。 問題ありまくりの性格だったため、財閥内部の人間からは忌避されていたものの当主からは変わらず寵愛を受け大切にされてきたが、高齢だった当主が亡くなったため、財閥から手放されることとなった。手放された際、裏社会の組織からは引く手数多だったが当人にはやりたいことがあった。それは財閥に長らく閉じ込められていた時には出来なかった自殺を試すこと。 自分を愛してくれていた当主に再び会うため、生まれて初めて見る海で入水自殺をするために、彼が一番好きと言っていた着物を着て、生まれて初めての電車に揺られて、砂浜にやってきた。

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