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星光 愛梦（ほしみつ あゆ） わたし／あなた 19歳くらいの少女。外見はまだどこか幼さを残した風貌だが、どこか遠くを見ているような大人びた雰囲気も併せ持っている。 その正体は、逸話もなく、存在を証明するものもない、「だれも知らない神」様である。 人懐っこく、いつもにこにこ笑顔の絶えない明るい性格。 「笑う門には福来る、っていうでしょ？だからいつも笑うようにしているの」 その反面、”神の出来損ない”という扱いにひどく傷ついており、自分自身に自信がない。 ただし、周囲からの出来損ない扱いを恨む気持ちは微塵もない。 そう呼ばれる自分の力不足、だれにも認識されずに見守るしかできない自分のせいであると思っている。 「悪いのは、ただ見守ってるだけのわたしだもの」 そんな自信のなさや自分の悲しさは表情には出さずに、いつだって無邪気に笑っている。 だってその方が、本当に楽しいんだって思い込むことができるから。 「ウソだってつき続けていれば本当みたいに思えるでしょ？」 人間すべてを愛しており、心から愛おしいと思っている。 すべての人間に幸せに生きてほしいと、本心からそう願っている。 「愛してる、ずっとずっと昔から、あなた達を愛しているの」 非常に寂しがり屋で、愛情に飢えている。 「偉⼤なる神」は自分を気に入ってくれていたけれど、そうじゃない。 人間同士が愛し合うような、家族のような、友人のような、恋人のような。 そんな愛情を、彼女は求めている。 「わたしのこと、愛してほしい、さみしい…さみしい、の」 愛し続けてきた「⼈間」になるための条件を、「偉大なる神」様からいただいた。 偉大なる神様の伝達者（メッセンジャー）よりその話を聞いた時、やっと願いが叶うと思わず涙をこぼした。 どうしても、人間になりたい。だから、絶対にその条件を果たさなくちゃいけない。 ⼈が作り出そうとしている「神」を殺す、そうすれば願いは叶うのだから。 「その「神」には…悪いと、思うけど。でも、どうしてもわたしは…」 その「神」については、神ならざるものが作り出そうとしているということで”悪いこと”をしていると認識している。 だからきっと、ころさなきゃいけない、そういう使命を与えられたのだろう。 …けれど同時に、その「神」も人が作り出そうとしているというのなら、愛すべきものの一つであるとも思っている。 「悪いことはいけないこと。でも、愛していないわけではないの」 使命を果たせば、ずっと焦がれていた「人間」になれる。 人間になったら、友達が欲しい、家族が欲しい、愛し合える存在が欲しい。 そうして、人の営みの中で生きていきたい。そんな願いを彼女は夢見続けている。 「やっと、夢が叶う…！だから、必ず使命を果たさなくちゃ…」 そうして、⼈の姿で、地上でも神の住まう世界でもない⽩い空間に辿りついた。 -------------------------------------------------------------------------------------------------

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