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文字通りのヤンデレさん。 ただ普通のヤンデレと違うのは何してもダウラだから好きという固定観念をもっており、たとえダウラに殺されたとしても、無視されたり嫌われたとしても、彼女は自身を認識してくれている、自分のためになにか行動してくれるという行為だけでシアワセである。 ダウラが媚びた女性が嫌いというので女性であることを捨てている。男性っぽい話し方をするのはダウラがそっちの方が気が楽といったため。一人では私ということが多い。 要約→ダウラのためなら何でもするよ！ イメージ→菩提樹、楽園の扉 グラシアス：「…そう、あなたがそれでいいならもう何も言うことなんてないわ…。」 グラシアス：「俺がどうこうする問題でもないしね……でも、 グラシアス：もし、ダウラに変なことをしてみろ…お前には死よりもｍ グラシアス：もっと、苦しい目に合わせた後に殺してやる…いいな？」 グラシアス：その瞳は凍えるように寒く、太陽のように鋭く輝いていた。 グラシアス：散弾銃がゆっくりとおろされ、グラシアスは身を翻し、歩き出す。 グラシアス：深緑の足元に届きそうな長い、長い髪が動かす体に合わせて、さらりと風に流れるように移動する。 グラシアス：「…ついてこい…癪だが、ダウラが言ったんだ。お前が味方なのだと。…ならしょうがないからな…」 グラシアス：ぴたりととまり、憎々しげにこちらを見やり吐き捨てる。その瞳には赤く、嫉妬の焔が渦巻いていた。 グラシアス：ーーーーーーーーーーー グラシアス：とおい、とおいキオク グラシアス：私は一人だった。 グラシアス：特にそれが苦しいわけでも、苦痛なわけでもなかったが、周りは自分をかわいそうな目で見ていた。 グラシアス：それと同時に、嫌悪感をあらわにした目でも見ていた。 グラシアス：現実ではありえない色を宿して生まれてきた子。きっと死を運んでくる悪魔の子、というのもあったのだろう。 グラシアス：自分が生まれて間もないころ、両親は死んだ。 グラシアス：ひどい死にざまだったそうで、他殺の可能性の方が高かったのだが、なぜだか自殺とかたずけられたようだッ田。 グラシアス：その件に疑問を持った私は、周囲からの苛める視線を無視し一人独学で勉強をした。 グラシアス：その間も嫌がらせや不当な扱いを受けたが、ほんの些細なことでしかなかった。 グラシアス：友達、というものもできなかったが、どうでもよかった。できなくても自身の勉強に支障はない。 グラシアス：あくる日もいつの日も私は教室で勉強をしていた。 グラシアス：両親の事件性を立件し、正すため。自身を見下した、周囲の人間を見返すため。 グラシアス：…本当に、そうだったのか。 グラシアス：…今となってはどうでもいいことだ。 グラシアス：——————— グラシアス：「なつかしい、夢……下らんことをしていた時期だな。」いつの間にかまどろんでいたらしかった。 グラシアス：「まあいい…俺には、私にはあの人がいる、あの人さえ、いれば私は…」周囲には人がおらず、自分だけしか存在しない世界は、自身の警戒心を緩めさせた。 グラシアス：ふと、緩んでしまっていることに気が付き、いつものように、気を引き締め自身を律する。 グラシアス：———あの時から、【私】は死んだのだ。 グラシアス：————そして、〈俺〉が生まれた。 グラシアス：———あの人が、〈俺〉を救ってくれた。 グラシアス：「だから、今度は俺があの人を、あの人の傷を、あの人の心をすべて、受け入れて、抱いてあげるんだ。あの人の、止まり木に、心休まる、場所に…」 グラシアス：恍惚とした、官能の焔が湧き上がる。その声色は。 グラシアス：「あなたがしあわせになるのなら、おれはどんなことでもしましょう…ですから…わらっていてください、たのしんでいてください、暗い顔をしないでください…」 グラシアス：「私はあなたの寄り辺…場所になれれば、深くは望まないのです…」 グラシアス：執着でも、依存でも生ぬるい、愛でも、恋でもない、もっと、深く深く、暗く、重い、感情。 グラシアス：絶望的なまでの、献身。 グラシアス：おしまい

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