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──────────────── 　画家にさえなれなかった人間だって、筆をとっている間だけはこの真っ白なカンバスの上で何にだってなれる。 ──────────────── クトゥルフ神話TRPG2015　「芸術家」ベース 職業ポイント：[EDU*10+DEX*10] 職業技能：言いくるめまたは説得、芸術(任意)または製作(任意)、心理学、目星、歴史または博物学 +次の技能から3つ選択：コンピューター、写真術、生物学、天文学、芸術(任意)または製作(任意) 特記：専門とする分野の＜芸術＞または＜製作＞技能に+10%のボーナス。※不採用 ○技能の補足 ・50の技能たち ：何事も中途半端、という意味を込めて。 ・70の技能たち ：描く才能に欠ける分、勉強もアンテナを張るのも怠らないだろうということで。 ○特徴 1-7 勉強家：あなたは日々学ぶことに精進している。EDU+1。またEDUによる年齢の下限は適用されない。 ○容姿 　暗い夜のような髪は周囲の視線を避けるように伸びており、そこからは寒色の瞳（※予定）が覗く。 　青白い肌。目の下にはおおきな隈。少し鋭い目つきとにじみ出る警戒心。 　よく見れば整った顔立ちだが、不健康そうな見た目や自信のなさからくる攻撃性によって悪印象を与えやすい。 　筋肉はあまりついておらず、細長いもやしのよう。 ○性格 　物静か。根は負けず嫌いで、しかしどこかに諦念が交じっている青年。 　常に自信がなく、それ故に周囲に対して警戒心が強い。「攻撃が最大の防御」タイプ。 　陰気臭く、強がり。ネガティブ思考。嫌味ったらしいことも少なくない。 ○設定 　名前のモチーフは「ハマユウ」から。 〔その他、シナリオネタバレ含むため下に記載。〕 一人称：おれ 二人称：おまえ #192F60 ●AF ●呪文 ≪見たことがある≫ ≪所持≫ ●遭遇した神話生物 ●通過シナリオ 「藍と深海のマリンスノウ」HO2　エンド1　生還 　SAN-14／現在SAN値56 ○通過シナリオ：詳細（※敬称略） ──────── 「藍と深海のマリンスノウ」 ❙KP 　aen ❙PL｜PC 　HO1：36｜時雨リズ 　HO2：SR｜万年青佑 著：かすが書庫様 https://booth.pm/ja/items/4015209 ──────── 以下、通過シナリオのネタバレ有。 ▼『藍と深海のマリンスノウ』バレ ───────────── ●HO2　売れない画家 　貴方は追い続けている。 　その夢の先に、何かを残せるの？ ：　大好きで尊敬する祖父の背中を追うように、画家の道を選んだ青年。 〝　自分が画家としてやっていけるだけの才能がないことには早々に気付いていた。それでも、自分がこれ以外の仕事を選ぶことは無いだろう、とも思っていた。『お前は分かってないんだ』と、何度言われても辞めるつもりはない。 　馬鹿だと指をさされても、不出来だと嘲笑われても、おれがおれでなくなるよりずっとマシだった。 　おれはもうずっと前に、小さい頃から覚悟を決めていたのだ。そしておれにとって、絵を描かないことは呼吸をしないに等しい。だから、悔しさはあれど、その話を聞き入れることは無い。わかってる。わかってんだ、早く辞めた方がいいことくらい。それでも呼吸の仕方も忘れたのに、どうやって手放せって言うんだ。 　────そうだ。おれは、いくらだって努力できた。貶されたって周りの声なんか気にならなかった。 　だというのに、どうして。神様は持っていない人間に厳しくするのだろうか。〟 　└ 己の病について、絶望していると同時に心のどこかで安堵している。人は簡単に死にたくなる生き物で、彼もそうだということだ。 「は、泳げない魚みたいなものだよ。泳ぐ価値もない。そういう運命なんだ」 「これはおれの意地で、おれの矜持だ。画家として生きることは叶わなくても、せめて画家として死んでいきたい」 「解ってる。解ってる！そんなこと、俺が一番。けど、才能がない程度のことで夢を諦められるなら、はなからおれは筆なんかとってなかった」 「ノア、アルト。おまえら今日も来たのか、暇な奴らだな。…………、……何か、クッキーとか食うか」 「せんせい、……おれは死に方さえ選べないんですか」 「すずね、おまえ、おれに構う暇あったら他のことした方が有意義だろ。……、……。……ありがとな」 ───────────── ───────────── 　エンド1『藍と深海のマリンスノウ』 ─────────────

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