タグ： #なつみかん ＃APP16族 ＃なつロスト

白群 びゃくぐん #83ccd2 1 アイリス 「吉報」「愛」「情熱」 いつでも希望を忘れない。望めば必ず報われると知っているから。なにも悲しむことはない。泣くことは諦めだとわかっているから。 【2-7】珍しい技能 INT×5の芸術取得→芸術(ポプリ) 【4-8】大切なもの(D)→DP20p 桜の髪飾り。定年で辞めた使用人がくれたもの。ポプリが仕込まれているらしく、ほのかないい香りがする。 盲目。 趣味はポプリ作り。 学校には通っていない。家庭教師はつけられていたが、点字が読める程度。興味のある「花」や「博物学」といったところに知識は偏っている。 性格としては、一言で言えば「ほんわか」タイプ。 見えないことが当たり前なので、辛いとは微塵も思っていない。目の見える人たちの見る世界を知りたいとは少しだけ思うけど、とっくの昔に諦めていた。 教養が足りていないので言動は少し子供っぽい。ころころとよく笑う。 「さと、です。ええと、たしか漢字は…あの、近くに紙ってありませんか？」 「お花は好きです。良い香りがするし、やわらかいので」 「…でも、つよくさわったら、壊れちゃう。それは悲しいなっておもいます」 〇名前の由来 慧い（さとい、音読みで「トシ」） 宮沢賢治の妹・トシから連想して。 拝啓、よだかの星へ <HO1> あなたは盲目である。 秘匿内容バレ有 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 盲目は生まれつき。 元々体も強い方ではなく、よく熱を出しては看病を受けていた。 裕福な家の生まれ。『体裁のため』に学校には通わず、今はいわゆる飼い殺しのような状態。世間知らずなのは周りの反応から本人もなんとなくわかっている。でも誰も恨んでいない。だって仕方ないことだから。 「目が見えない厄介者でしかない」と、根底にそういう感情が根付いているため、強く希望するものも多くない。唯一根気強く頼んでいるのがポプリ制作に必要なもの。それをもらえている限り家人から見捨てられているということはないのだろうと、勝手に安心しているところはある。わたしは、ひとりではきっと生きていけないから。 花は、香りでなんとなく判別がつく。温度と香りで季節を捉えて過ごしている。 ポプリ作りを知るきっかけは、散歩に連れていってもらった時、加減がわからず花を握りつぶしてしまい、造花やドライフラワーなら握りつぶしてもまあ平気だろうと当時の使用人が判断したから。 作り方を教えてくれたのもその使用人。唯一慧に真摯に向き合ってくれていたのもその人。慧が中学生の時に定年退職しており、それ以来は逢っていない。 酷く曖昧な記憶の中、ここに来る前の最後に見たであろう光景は、寝床に伏せる自分。長いこと、誰かを待っていた気がする。 CONを算出する際に、4d3にすること。(身体が弱いことに自覚はあっていい。) また、目を使用する技能を振ることができない代わりに特殊技能【手探り】にポイントを振ることができる。 【手探り】: 盲目故に発達した技能。使用した環境によってはダメージ等のリスクがあるが、当シナリオにおいては触ってわかる目星で見つけられなかったもの(クリティカルのみの情報など)を発見することができる。初期値は【15】。``` ※もし立ち絵を用意する場合は、浴衣であると楽しめるかと思います。普段着に着るような、脱ぎ着が便利であったため床に臥していた際に浴衣を着て寝ていたというイメージで問題ありません。 **［キャラメイクについて］** ``` ・職業はなんでも大丈夫ですが、体調故動き回るような仕事はできなかったと思ってください。寝床の上でなんとかできるものを推奨します。また、シナリオ上齟齬が生まれる可能性のある職業を選択された場合、こちらから変更をお願いする場合が御座います。 ・この空間に来るまでの記憶はPCにはほとんどありません。 ・家族はPCの記憶上は「自分には家族がいたように思う」くらいですが、PLのキャラ作りとして病気で床に伏せていたPCに家族がどんな風に接していたかは決めてもらって構いません。それらは、「他人から接される上のPCの反応」として体に染み付いたものとしてRPに反映していただいて構いません。 ・病気や何歳頃からなども決めてしまって構いませんが「長いこと床に伏せ続けるような重い病、または体を動かすことが困難な体調」であったこと、「目を覚ました後のPCは詳しく覚えていないこと」だけ満たした上で決めてください。 ・生まれつき盲目で、あなたは外の世界を見たことがありません。空の色も、花の色も、朝の色も夜の色も、色の名前以上にあなたが知ることができる方法はありません。よって、目を使う技能の取得、および使用はできません。``` 「拝啓 まず、すまない。 おまえに、何も言えずに出てしまったこと。 もう二度と、おまえのところへはいけそうにないこと。 嘘を、たくさんついたこと。 すまない。すまなかった。 おまえは知っているか分からないが、今日本では戦争が起きている。 兵力が足りず、民間の動ける男手は皆、戦に駆り出されるんだ。 おまえの知らない、真っ赤に燃えるような赤の紙を、死刑の宣告とばかりに押し付けられたものから。 皆はお国を守って死ねるのだから、名誉なことだという。きっと、名誉なことなのだろう。 俺は足を怪我していたから、少しばかり猶予があった。　 その間におまえと出会ったわけだが。 足が治ってしまった今、俺のもとにも赤い招待状が届いたのだ。 だから行かねばならない。 おかしいことだが、おまえを見送ると言っていたのに、俺の方が先に星になりそうだ。笑ってくれ。 未練はないのだ。お国を守って、死ねるのだ。 少しばかり、もう少しばかり、おまえと話していたかったとは、思うけれど。 すまない。今まで、話を聞いてくれて嬉しかった。 ずっと言えなかったが、俺には友人と呼べるものはひとりもなかったのだ。 表情が怖いのか、見た目がおっかないのか、目の前の人間が俺を見て恐縮するものだから、腹を割って話をしたことがなかったのだ。 目の見えないおまえが、目が見えないからこそ、差別というものをせず俺に他の人間と同じように接してくれて嬉しかった。 嬉しかったのだ。 左様なら、俺のよだかの星。 左様なら。慧。 白露光宗」

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ