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クトゥルフ2015「執事／メイド」ベース （特記：主人の側に控えていれば、主人の＜信用＞＜言いくるめ＞に+10） 【特徴表】 2-9 バイリンガル：EDU×5を最大3つの他言語に割り振る 1-4 おしゃれ：APP+1 【概要】 一人称：わたくし／俺　二人称：あなた／あんた、お前さん --- 頭夢児家に仕える使用人。 礼儀正しく忠実。常に主の後ろに控え、目立たず、けれど主の品格を落とさぬように過度な謙遜はしない。 場の空気を敏感に読んで立ち回ることができる有能な執事。 というのがONの姿で、OFFの姿はヘラヘラした気のいい兄ちゃん。 仕事中は己を「頭夢児家の使用人」として律しているが、プライベートでは割と好き勝手している。 素は軟派で適当。仕事中の姿に惚れ、素の姿を見て幻滅する女性が後を絶えない。 --- 本土の、やや裕福な一般家庭で生まれ育つ。父、母、姉、詠人の4人家族で、家族仲はとても良好だった。姉の名前は「詠舞（えま）」。 親の取引先のひとつが頭夢児家であったため、幼い頃から多少の交流はあった。 元は静かで落ち着いた少年で、やや引っ込み事案だった。 小学6年生の頃に父親が詐欺に引っ掛かり、親戚や取引先にまで影響が及ぶような借金を背負った。 父親は精神を病み自殺、母親は娘・息子との心中を選び海に車ごと突っ込んだ。結果、母親は死亡、娘（詠舞）は植物状態、詠人だけが奇跡的に後遺症もなく生存した。 だが詐欺に騙され多大な迷惑を掛けた香美家の子供達を引き取る親戚は誰もおらず、冷たい態度の親戚たちに詠人（と姉）はたらい回しにされた。 その状態を見かねた頭夢児家（主に奥様）が借金ごと姉と詠人を引き取った。 それからは本土の学校に通いつつ、頭夢児家で生活するように。 （上記の経験から、崖の上や、急流の海や川、冷たい水に身を置くことがトラウマになっている） 中学1年生の時に姉が死亡。そのちょうど1年後、頭夢児家の第三子、璃都が生まれた。 絶望の中で産まれた子の璃都に、詠人は僅かな希望を見出した。 せめてこの子は、自分のような絶望に陥ることのないように。ずっと幸せに笑ってくれるように。 そうして、詠人は頭夢児家の使用人になることを決めた。 それからの詠人は自分の『理想の人』である姉の影を追うように、明るく快活な人格を装うようになった。姉の振りを続けるうちに、いつしかその振る舞いは自分の一面として確立していった。 ONのすがたは本来の（幼い頃の）人格に近く、OFFのすがたは中学以降の人格に近い。どちらも紛れもなく『香美 詠人』であり、どちらも素。 --- 中学生の頃は吹奏楽部に所属し、楽器（バリトンサックス）を始めた。高校生になってからはバリサクに加え他サックス属、クラリネットなどもやり始めた。 高校・大学時代に海外留学したり、友人の誘いで海外旅行に行ったりしていたので語学力が高め。自分が分からない言語圏の人ともノリで仲良くなれる。ジャズはその頃に仲良くなったジャズバンドの人から習った。 小6（12歳）︰頭夢児家に引き取られる 中1（13歳）︰姉（詠舞）死亡 中2（14歳）︰璃都誕生（詠舞の命日） 高1（16歳）︰日本の高校に入学 高2（17歳）︰1年間フランスに留学 大1～大3の途中（19歳～21歳）︰イギリスの大学に入学。21歳のときに頭夢児島の環境変化を理由に中退・帰国 大3～大4（23歳～25歳）︰日本の大学に編入・卒業 --- 好きなものは休日と女性。嫌いなものは時間外労働。座右の銘は「ワークライフバランス」。 ＜ONのすがた＞ 「失礼いたします。皆様、ようこそ、頭夢児島へ。わたくしは頭夢児家に仕える使用人、香美と申します。ただいま主人の呉土をお連れしますので、もう少々お待ちくださいませ」 「頭夢児家の皆様は、身寄りのないわたくしを引き取り、今日まで育ててくださいました。わたくしにとっては返しきれないほどの恩義のある方々なのでございます。未熟で非才な身ではございますが、わたくしが仕えることで少しでも彼らのお力になれたら……と、そのように思っております」 「此ノ花さん、こちらはもうお出ししてもよろしいでしょうか」 「見沙原、お客様にお茶を。焦らなくて大丈夫ですから、ひとつずつ、丁寧になさい。できますか？」 「見事な薔薇ですね。小田原、何輪か選んでいただけますか？　応接室に飾りましょう」 「……では、定時ですので。失礼いたします」 ＜OFFのすがた＞ 「うぃーっす。今日めっちゃ晴れてんねー、こんな日は可愛い女の子とのデートに限るよな～。お前さんもそう思うだろ？」 「お。璃都お嬢様、髪型イケてますねぇ。誰にやってもらったんですか？　……そうか、そりゃいい！　いつもは大輪の向日葵のようだが、今日は月下の百合だ。こりゃ世の男どもが黙っちゃいねぇぞ？」 「いっとちゃ～ん♡　うまい紅茶仕入れてきたから、一緒に試飲しようぜ？」 「あっさひぃ、ンな暗い顔してっと幸せ逃げてっちまうぜ～？　ほーらスマイルスマイル！」 「ね～とめめさぁん、まーた俺告白されて付き合ったのに振られちった～、慰めてえ」 「勉強はなんだって好きだが、経済史学、心理学、外国語、このあたりは特に好きだ。なにせ全部"人間"に関する学問だ、学んでて楽しくない訳がねぇ。俺にとっちゃ恋人との逢瀬みてぇなモンだからな」 「日本語は相手を敬う言語。英語はビジネスの言語。フランス語は愛を伝える言語で、イタリア語は歌うための言語だ。俺は今言った全ての言語を、日常会話程度で使うことができる。……が、詩を作るためのドイツ語と、神へ祈りを捧げるためのスペイン語はできねぇ。俺も未熟だな。……ん？　中国語？　中国語は、あー……うまいラーメン屋を見つけるための言語、ってのはどうだ？」 「頭夢児家の皆様への敬愛と忠誠は嘘じゃねぇよ。ただ、俺は仕事とプライベートはきっちり分ける主義でね。プライベートの時間にお仕えすることは決してしない。自分の時間の献上っつーのは奴隷のすることだ。俺の敬愛する頭夢児家の方々を、奴隷を使うような卑しい人間に堕とす訳にゃいかねぇだろ？」 【シナリオ】 ・頭夢児島殺人事件 【狂気】 ・

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