タグ： 如月春七

灰色の心を尊ぶ【灰心教】の教祖。 羊の皮を被ったヤバ思想の持ち主。 人間社会に疲れてしまった人から、生まれついての異常者など。 救いを求める人間に対し平等に、彼女なりの救いを与える。 一流のメンタルセラピストと肩を並べるほどの技術を持ち、それを持って彼女は人々を救うのだ。 教祖としての彼女はアニュス･デイ、即ちキリストを指す「神の子羊」としての名前で呼ばれている。 それに合わせてか彼女も信徒のことを「迷える子羊」と呼び、彼らに尽くしている。 彼女は自身に救いを求めない者に対しては至って普通に接する。 穏やかで大人しい、少し献身がすぎる16歳の少女として。 また、賛同者及び救われたものが彼女を祀り上げた結果、教祖となったことを想定しているので、特に勧誘などもしない。 以下思想の話 灰色の心とは、善と悪、正気と狂気、黒白のように相反する精神を両方兼ね揃えた心を指す。 記憶が無いためどのようにしてその思想にたどり着いたかは定かでは無いが。 生きとし生けるものは灰色の心であることこそが正常だと考えており、それらを抑圧せずに生きることこそが幸福であると考えている。 現代社会を善人であることを無意識のうちに強要する狭い檻だと考えており、いつかその枠組みを変えたいとすら思っている。 それでも秩序がなくなることを望んでいるわけでは一応ない。おおよそどのような悪心でも受け入れるが、唯一裏切りだけは認めていない。 救いを求める者に合わせてやり口を変える上に、ある程度手段を選ばない心を持ち合わせているので、救済のためにマインドコントロールじみた行動に移すこともある。 彼女の心理を読む力や言語能力は半ばこの為にある、救いを求める者の心理を読み、欲しい言葉を与えるのだ（心理学95の言い訳です）。 また必要であれば物理的に灰にすることも厭わない、このひっそり備えた化学は火薬を扱うからです。怖いね。 傍から見れば彼女もまた異常者、彼女の言葉で言う「黒い子羊」ではあるが、全て自覚を持ってやっている。

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