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[職業/技能] 2015記載 作家ベース 職業技能：オカルト、芸術、心理学、説得、図書館、他言語、母国語、歴史 →芸術：トリビア知識 特記：作品の得意分野としている技能に+10%のボーナス →心理学(人間模様を描く舞台作家) 興味技能：製作作曲、芸術演技、聞き耳、重機械操作 [特徴] 29 バイリンガル 日本以外の国で生活したことがある。 EDU*5%を最大3つまでの他言語技能に割り振ることができる。 16 強固な意志 何事にも動じない、強靭な精神の持ち主だ。 能力値POWやSANは変動しないが、現在正気度ポイントに+5。 [口調/性格] 『泣き虫』…誤魔化しの人格 一人称「僕」 二人称「キミ」 物静かで声を潜めてよく泣いている。 「うん」「そうだね」「ごめん」が口癖。 大人しい、穏やか、人畜無害。 基本他者の言動を肯定する。他者の行動に従う。 他者から指示されない限り自分で考えて行動しようとしない。 「あ…うん、そうだね」 「う、ぅ……でも、キミがいてくれること、嬉しい」 『化け物』…本質の人格 一人称「俺」 二人称「あんた」 冷静ではっきりとした物言い。淡白。 あまり感情的になることはなく、とにかく冷静。 勘違いされやすいが、自身に明確な悪意を向けない他者に対しては基本好意を抱いている。 「心外だな。俺は思ったことを告げ、そして最善だと思った判断に基づいて行動している」 「…作って与えるのは得意だが、やはりノンフィクションは読むのも伝えるのも難しいな」 能天気に気付かれて怪しまれて恐れさせてしまわないために、人畜無害な自分の人格を脳内で「執筆」し、執筆した『泣き虫』を演じている。 演じているだけなので、内心は非常に冷静。 とにかく能天気のことを案じ、能天気が不快をなるべく感じないようにすることが何よりもの行動理由。 現状に関してはあまり悲観的に感じてはいない。 今は現状における最善のための行動に移そうと、達観してるようにも見えるが前向きに捉えて『泣き虫』を演じている。 何があっても動じはしないが、傷つきはするし不快な感情も抱く。 [設定] 本来の自分は、作家。 様々な人種に触れるために世界各地を飛び回っていた。 執筆するのは小説等ではなく、舞台の台本。 やろうと思ったことには妥協をせず、しかし周囲への気配りは欠かさない者だった。 愛想がないため、作品は評価されども人望はあまりなかったが。 今の『化け物』は、その人柄を【真似て】(HOの内容を読んで、化け物と本来の自分は別の存在(魂や性格,記憶等の意味合いで)だと私は解釈しています。そうではなく、器は化け物になったが中身は変わらないというのなら【思い出しながら】)、『泣き虫』を「執筆」して演じている。 執筆には妥協をしないために、演出のため音楽知識や機械類の知識を、シミュレーションするために演劇知識を身につけている。 知識は豊富だが、実践は不器用な人間。 誘拐された時は、新作の台本が公開される3日前。 作品は世界からも評価されていたので楽しみにする人もいたと思うが、姿を消してしまったので幻となってしまっているだろう。 作品は惜しまれているが、人のことを心配している者はいないと思われる。 作品のために蛍を見たくて1人で夜の森に訪れたが、その際に誘拐された。 家族は、両親はもともと放任主義で、面倒を見てくれた祖父も既に亡くなっている。 そこから自立して一人暮らし。 友人等もおらず、密やかな生活をしていたため、いなくなったところで心配してくれるような人はいないかもしれない。 パストネタバレ↓ 【密室のパスト】 ・高ロスト閉鎖空間ゴアホラー。 　探索者達の関係は、全くの初対面の状態で暗闇の中七年監禁される所から始まる。 ・プレイヤー参加条件/腹を括って来る事。 ・探索者作成条件/探索者同士が同性である事。 　精神力は一二以上、体力は一〇以上ある事。 プレイヤー自身が監禁されたら嬉しいと思うキャラクターである事。 「あると良いかも知れないし、悪いかも知れない技能。 【オカルト】 （監禁されて嬉しいと思うキャラクター像と合わない場合、取得しない事をオススメする） 監禁された時点で二〇歳以上三〇歳未満である事。 七年監禁されているので、探索者は身なりを整えることが困難だ。 髭や無駄毛の濃さは個人差があるとして自由に設定して構わないが、頭髪だけは全員腰以上の長さを持つ髪型に固定される。 探索者達の誘拐方法は、一人になった時に狙われ、目隠しをされスモーク貼りのワゴン車に乗せらるものである。 プレイヤーが当時の状況をある程度好きに設定出来るが、キャラシ制作時点で探索者達が誘拐犯に関わる情報を掴む事は決してない。 また誘拐する時点で探索者が暴れるのであれば無力化する為に犯人から暴力を振るわれる。 が、性的暴行や必要以上の暴力・恐喝は無く、言葉すら一切掛けられない。 探索者達は自分がなぜ誘拐されるのか全く心当たりがない。 七年間どの様に過ごすかは探索者に委ねられる。 筋トレに励んでもいいし、何もかも諦めて自堕落に過ごしてもいいし、それ以外でも勿論構わない。 「こんな人間が監禁されてたら嬉しいな！」を詰めるとセッションがより楽しめるだろう。 本作は高ロストシナリオだ。 探索者の活躍は今回限りになる可能性が十二分にある覚悟をしなければ、本作を心地よく終える事は難しいかもしれない。 監禁されたばかりの頃、泣き虫は後頭部を大怪我していた。 幸い頭蓋骨は割れていなかったが、大きく裂けた頭皮は乱雑に縫われるだけの適当な手当てをされていた状態だった。 能天気は献身的な手当てをしたが、まともな設備も医学的な知識も無い為に、泣き虫の後頭部には未だに醜く引き攣った傷跡が残っている。 手当てをされたばかりの頃に剃り落とされた頭髪はすっかり伸びて、この醜い傷を隠している。 能天気はこの事を負い目に感じており、時折泣き虫の後頭部を撫でては労っている。 精神分析の心得があれば、もっと有効な対応が出来たかもしれないが、残念ながらお互いに医学面に関しては全くの素人だった。 飲食物と必要最低限の日用雑貨の支給・ゴミの回収は毎月七日二三時に行われている。 いつもは厚い板で塞がれている天窓が開き、そこから紐のついた籠を上げ下ろしして物資・ゴミのやり取りをする。 暗闇の中でやり取りされる為、作業に当たっている人間の顔を下から覗く事は出来なかった。 監禁された初期には罵倒も挑発も試みてみたが、一切意味がなかった。 ただ天窓からの脱出を試みる為に冷蔵庫や洗濯機等の高さのある家具を動かそうとした際には催眠ガスが撒かれ、眠っている内に家具が元の場所に戻されていた。 この為ある程度の監視がされていると分かった。 貴方達が監禁されている部屋はクローゼット・キッチン・寝室・バストイレのみの簡素なものだ。 しかしキッチンだけは名ばかりで、ガスコンロも無ければ電子レンジも調理器具さえも無い。 あるのは紙製の皿やコップとプラスチックの小さなスプーン、食料品を仕舞う為の大きな棚、洗濯機と乾燥機だ。 物置の様な塩梅だが、貴方達はここを便宜上キッチンと呼んでいる。 配給される品は匂いの少ない塩茹でされた豆の水煮や味の付いていないものばかりで、肉や魚は一切無い。 いずれも缶切りが要らないパウチタイプなので暗闇で怪我する可能性は低い。 それと必要な栄養を補う為と推測されるいくつかのサプリメントが小分けの袋に日数分詰められている。 部屋の高さは四メートル程。 天井には天窓と通気孔が一つづつある。 【秘匿ハンドアウト】 ・ハンドアウト二/泣き虫（表） 貴方達は恨まれる覚えなど無い善良な一般人だ。 貴方はいつも震えている。 能天気とは全く面識が無いが、監禁されてからは（彼/彼女）の事を常に気に掛けている。 この異常な空間で発狂しないのは、能天気が一緒に居るおかげだ。 ・ハンドアウト二/泣き虫（裏） 本当の貴方は、頭を殴られた時既に死んでいる。 貴方は人間ではなく、死肉を被る悍ましい化け物だ。 血液と内臓、魂を身体から抜き取って入り込んでいる怪物だ。 自分から排出される液体の全てがこの暗闇の世界の中でもいっとう黒く見えるのが何よりの証拠だ。 貴方自身に凶悪さや邪悪さは一切無いが、それでも人間の死肉を被る怪物であることには変わりない。 助けてくれた心優しい能天気に恐れられてはいけないと、貴方は人間のフリをしている。 幸い相手には医学の心得がない様で、今はまだなんとか誤魔化せている。 息がうまく吸えないのも、缶詰の味がしないのも、上手く眠れないのも、指が冷たいのも全部全部この密室のストレスのせいにしている。 自分の正体が原因なのではなくて、自分の生来の臆病さのせいにしている。 何も知らない能天気は貴方の頭を撫で、髪を梳く。 自分の正体に気が付かれた時、この心地良い時間は終わってしまうだろう。 その終わりが来た時にこの真っ暗な密室から逃げ出せないとしたら、後の自分達はどうなってしまうのだろう。 安寧を失って発狂した怪物が無力な人間に牙を剥かないと、どうして無責任に言い切れるだろうか。 自分に医学や精神分析の心得があれば、こんな不安も少しは解消されたのだろうか。 貴方は能天気を傷付けたくないし、自分の正体に気付かれたくもない。

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