タグ： 地獄の沙汰をも飲み込んで 抱かれるな！ 尾を振る犬は叩かれず いいから抱け！

上園　輪吾(かみぞの　りんご) 29歳 一人称：私（神父時）、俺 二人称：貴方、あんた、お前 三人称：〜さん、（呼び捨て） 【性格】 元セックス依存性現在性嫌悪の青年。 常に何かに怯えるようにビクビクしている。神父として過ごしている際はまっとうかつ落ち着いているもののプライベートでは人と話したがらない。パーソナルスペースが広く、触れられることを拒んでいる。しかし顔立ちは整っているため他人からの評判は悪くない。人を無意識に見下す性質があるが無意識のため改善不能。頭はさほどよくないが反復練習することに苦を感じない性質なので勉強の結果だけはいい。よく言えば努力家。 性依存のケがあり、神父として戒律を守っているものの自慰行為だけは止められない。タブー視されているのは知っているため隠れて行為に浸り、その罪悪感や後ろめたさも含めて主への祈りと布教活動などは酷く熱心に行っている。 神への信仰心は篤い。どれだけ不信心な相手がいようともきちんと主の教えを伝えている。何を言われても基本信仰心は揺らがず、毎日の祈りは欠かない。 趣味はジグソーパズルと音楽。音楽はクラシックではなくニューエイジ。 【家族】 幼い頃、両親は仲がよく裕福で優しい幸福な家族だった。大好きな両親に囲まれ、何一つ不自由なく暮らす毎日。亀裂が入ったのは小学校の頃。父の事業の失敗だった。リコール製品の発覚からの事故とそれによる経営陣の首の挿げ替え。その頭のひとつが父だった。父は入婿で事業は母の実家の傘下のひとつ。母は父を捨て公然と愛人を持ち出した。輪吾のためにと離婚はされず、居場所のない中父は酒へと逃げ出す。顔立ちが愛した妻に似ていたからか。それとも息子だけは父を信じて話しかけてくれていたからか。父親は妻に隠れて輪吾を犯した。「お前だけは父を見捨てないでくれ」そんな戯言で縛りつけ、性的虐待は輪吾が10歳から14歳になるまでの4年間続けられた。中学生になる頃には恐怖と嫌悪はあるのに肉体は否が応でも拓かれ慣らされる。いつまでも地獄が続くのだろうと諦観していた輪吾。しかし、大量のアルコール摂取が祟り父はセックスの最中心臓発作を訴えだす。恐ろしい形相で搬送された父はそのまま病院で死亡。母は輪吾に葬式の後助けてあげられなくてごめんと謝罪する。そして苦悶の表情で死んだ父を見て「父のようになったらあんな酷い死に方してしまうんだ。お前はただの被害者だから大丈夫だけど、地獄に堕ちたくなければああなってはいけないよ。」と。長年の性的虐待を母は知っていた。知りながら放置していた。その真実に輪吾は愕然とする。黙っていた理由は、父の死の半年後に愛人と一緒になった姿を見て理解した。新しい家族はさらに翌年に1人増え、昔と形態を変えながらも仲のいい家庭を築く。その輪から一歩足を引いている輪吾を置いて…… 【神父となった経緯】 父の死により性的虐待は終わった。しかしその反動か学生時代は持ち前の顔のよさを生かして不特定多数の女性と関係を取るように。女性を抱いている間は自身のかつてされていた行為を否定できる、そんな思いで繰り返していた。行為がメインなので笑って誘い一夜限り……なんてこともよくある程。その1人の妊娠疑惑が出て、交際関係が発覚。妊娠は虚言だとわかるも、状態が状態なので親に性病の疑いも持たれ病院に連れていかれてる。その結果カウンセリングを経てセックス依存性になっていることが判明する。「お前も父親と同じようになりたくないなら治しなさい」と言われる。蘇るのは父の凄絶な最期の顔。ああなったらという恐怖から交際関係を全て断つ。家には居づらい。そして大学には行きづらくなり通院も苦痛に感じる頃、なんとなしに教会にふらりと足を運ぶ。落ち着いていて穏やかな空間にはこちらを突き刺す視線はなく、段々と教会へ足繁く通うように。常連になった輪吾に教会の老いた神父は穏やかに話しかけ、久しぶりの人との対話に心のつっかえが取れ自身の経歴を全て晒けだす。神父は穏やかに話を聞き「神は愛であり憐れみ深く、私たちの罪を赦すことを熱望しています。悔い改めに進むことを望んでおられるのですから、大丈夫ですよ」と答えた。その言葉を聞き輪吾は救われるという希望を神に見出した。そこから神父に教えを願い自身の漫然としていた進路を決定させる。大学を卒業後神学校へ。そして卒業後はかつて世話になった神父の元へいった。しかし、出会った頃から老体だった神父は既にもう天に召される間際。今際の際に嘆く輪吾に神父はある1人の男の話をする。それはかつて犯罪に手を染めた男の話だった。その男は何度も繰り返し非道なことをしたがある時天罰といわんばかりに不治の病にかかった。病にかかってから自身のしてきた行為を恐ろしく感じ神へ縋りはじめる。罪の清算として神の僕であり続け、その結果病の進行は緩やかになり今の今まで生きながらえ続けたのだと。その話をし終えると神父だった男は穏やかに目を閉じて祈るように魂を天に捧げた。死んだ顔は父とは違う救われたものの表情。輪吾はそれを見て『犯罪行為に手を染めたこの男ですら、神は祈れば赦し穏やかな死を与えた』『それならば、俺だって祈り信じ続ければきっと救われる……地獄などに堕ちなくてすむ』と。そうして一人の熱心な信徒が誕生する。 信じたい。信じます。だから赦してくださいと。 強く、深く。敬虔な神父は今日も救われるために祈っている。 【名前】 上園─かみぞの 神の園。楽園。 輪吾─りんご。林檎。 林檎の実の花言葉。「誘惑」「後悔」 《呪文-強制発情-》の取得 リリスの文献を参考にして発見した科学と魔術の融合によるオリジナルの呪文。 使用者は対象を「視覚的」或いは「聴覚的」に認識できる状態で使用することが出来る。MP を多く消費すればするほど、効果を膨大に発揮することが出来る。この呪文を取得するには、MP を 3 ポイント、SAN 値を 5 ポイント消費することになる。

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