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Pearl･Vice パール･バイス 欠けた白真珠 「彼女のことを何より、信頼していたよ」 美しい女達を戦地に送る それだけでしか役に立たない国があった それのみでしか生きれぬ国があった 弱い 弱い 弱いから 女も男も容姿に恵まれた そんな国の中で、 その女は生まれ落ちた 「人は自身より下の生き物を見て安寧を覚えるのだ」 【Cortenprt(コルテンプラト)皇国】 首都：Plateau(プラトー) 人口：3500人 主産物：鉱石、売春婦 容姿端麗な人間共で構成された国家 国の中心部には巨大な湖が位置しており、観光名所となっている他その湖から産出される特殊な鉱石「vice」が国を支えている 「vice」 真珠に似た光沢のある鉱石 現在信仰されている女「Pearl･Vice」の名の由来でありその名から取られたとも言える 形状は珊瑚に似ており、独特のブツブツとした穴がある その為観賞用には向かないがそれでも人を惹きつける妙な光沢と輝きを秘めている 加工を施して茶器や工芸品にする他、鉱石を粉にして薬にすれば精神薬として作用する しかし「vice」はかなり強い中毒性を孕んでおり使用した者はそれ無しには生きることが難しくなるだろう だが、副作用がわかりにくいためそれに気付いているものはごく少数に限られている 実際のところは毒性を持つ植物に近いのだ 副作用について ぼんやりとした幸福感 他者や己に対する盲目的な信仰、信頼、過剰な自信 蓄積性+遅効性の作用で徐々に変化していく為中々気付かれず、そのまま死んでいくものが多い 戦争の時代に長生きする人間も少ないが故に コンテンプラトは元々信仰に傾倒しやすい傾向の国だ 何しろ頼るものが何もなかったが故、神に縋ることでその心を癒していた パール･バイスはその容姿と鉱石との巡り合わせからか、周囲からは神に愛されたのだと可愛がられ、花街に来ていた高官にも知れた その高官はパール･バイスをいたく気にいり、結果として購入 城へと持ち帰る運びとなった 幸運の娘子なのだと来る人来る人に彼女を遭わせ、顔を繋いだ 神仏の様な扱いにも見えるが、慰めを得る為の扱いもされている どう足掻いても愛玩であった しかし、彼女が差し出された時、人々は涙を流していたのだ 「嗚呼、麗しき神の愛し子」 国の全てから哀れまれ、国の全てから愛されていた 彼女のためならば人は惜しみなく与え、彼女のためならば人は迷いなく行動した それが哀れな愛玩の附子からの願いだったから これはこの国だけに限った話ではないのだ 少なくとも彼女に「哀れみ」「蔑み」「自身より下の存在による安心」の念を抱いた時点で、『終わり』なのだ 補足 元々は女を戦地に送ることで生き長らえていたが、この女が生まれたタイミングで湖から鉱石が発掘→取引の流れ そんなに長くないんだよね 取引の時代は だからまだ誰かに取られることもない 取り合いの最中 他国への印象 A→独特な言い回しをされる方だけど、愛に溢れていて良いと思うわ ただ、彼が欲に溺れなければ私たちはまだもう少し穏やかに死ねたでしょうに B→綺麗な顔をしているけれど、中身は酷いものね それもまたいいのでしょうけれど、私としては困ったものだわ 私のところにまで来て文句を言うんですもの 私は別に宰相様に助言しただけに過ぎないですのに D→貴方の所の可愛い坊やのお陰で私は泳げるようになったの それにいたく感謝を述べると共に、愛ある親切が彼に降り注がんと祈っておくわ 既にあの薬を飲んでしまったようだけれど 特徴表 3-8 信頼のおける人 探索者は自分の家族や友人などの仲間を見捨てたり粗末にしたりせず、可能な限り助けようとする人間だ。その評判が今後も続く限り、任意のコミュニケーション技能3つに、それぞれ+10%。 通過 【蹂躙するは我が手にて】

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