タグ： noise エレウシスの秘儀②

「助けて…か。呪いみたいな言葉だな。耳に残ってしょうがないんだ。」 「…ああ、俺は確かに『助けて』が嫌いだよ。だが、もっと嫌いがものがある。それを言いたいのに言わない奴だ。俺は誰かの我慢の上に座っていたくない」 「言えよ、『呪いの言葉(たすけて)』を。そう言う奴を全部助けて、俺はその言葉を聞かない日々を手に入れるんだ。」 「──仰せの通りに。」 　 ○容姿 ・無造作に伸ばした鮮やかな赤髪にやや紫がかった青目を持つ。曾祖父がイギリス人のワンエイス(1/8)。日本語以外は喋れない。 ・穏やかな表情を浮かべる優男。喧嘩が強そうには見えない。 ・どんな季節でもぶかぶかの厚着を好む。理由は高速、高所移動を行うと冷えるためと、それに人を連れていく時の衝撃吸収材代わり。 ・『軽功』の効果か常に体重が実際の1/6程しかない。それゆえか服が重そうに見えるしとても撫で肩。 ・…微々たる変化ではあるが、年々体重は減り続けている。 ○性格 ・臆病で繊細、を自称出来る図太い男。 ・生まれついて非常に耳が良く、身軽。自身のシンドロームを『危険察知』と『逃走』に秀でた能力であると自称する非武装の平和主義者。危機的状況に置かれた場合即座に逃走を選択出来る賢しさを持つ。平時は。 ・他者から『助けて』を言われた場合のみ事情が一変し、闘争も厭わない。相手が一般人である場合は特にそれが顕著。 ・迷い込んだ者は絶対に表の世界に還す。少女(アリス)を導く白き兎のように。それが『兎の騎士(アリス [ウィズ]ラビット)』の由来である。 ・最近何故か自分の異名が歪んだ形で広まっている。解せぬ。 ・人助けを行う事に、『助けて』を聞き逃せない事に理由はない。昔から聞こえてしまい、聞こえたからには動かなければ絶対に後悔が重しになるという自覚があった。 ・モテない。というか気が多すぎるタイプ。例えデートの最中であっても人助けを躊躇わない。 ○来歴 ・生まれついてのオーヴァード。とはいえ幼少期は人よりも多少身軽で耳が良い程度だった。 ・争いごとを嫌う性格も、頼まれたら断れない性格も幼少期からずっと。我ながら損の多い生き方だ。 ・UGNと初めて関わったのは15歳、高校1年生の夏休み。UGNとFH、そして巻き込まれた一般人の戦いを“聴き”つけてしまい、裏の世界へ首を突っ込む事になる。 ・戦いの中でオーヴァードとしての在り方を強めていきながら戦線に身を投じ、FHの撤退と巻き込まれた少女が裏の記憶を失い表へと帰る事を最後に事件は収束した。 ・それ以降、UGNエージェントとして活動を行う事になるが、FHなどに対する敵対意識の薄さや戦闘への非積極性などから余り評価は高くなかった。 ・1年半前、UGNの公式記録からは抹消されているが「UGNから研究対象として狙われていたレネゲイドビーイング『オモイカネ』を奪い脱走。ゼノスへと引き渡した」という事件を引き起こしている。前支部長との司法取引の結果罪に問われてはおらず、代わりに首輪を付けられる事となった。わんわん。 ・事件の顛末としては…1人、厄介な悪友が増えたといった所だろう。割に合っているかは甚だ疑問である。 ・彼は決して正義の味方ではなく、弱者、困っている誰かの味方である。時にそれは正義に牙を剥く事もあるだろう。 ○能力 1st【エンジェルハィロゥ】 ・光を操り、感覚を拡張するシンドローム。特筆すべきは聴覚。 ・生まれついて所持していたシンドロームであり、長年をかけて馴染んだのか熟練度は非常に高く、特に光の【拡散】に優れている。 ・その分収束して貫く、という使い方は苦手。長年目晦まし程度にしか使ってこなかった事が主な理由だと考えられる。 ・優れた聴覚と、多くの事件に関わってきた事で培われた第六感はあらゆる危険を察知する。察知出来る事と逃げる事を許される状況かはまた別なのだが。 2nd【ハヌマーン】 ・肉体、感覚の強化をはじめとして様々な能力を持つシンドローム。その中でも特に風を操作する能力に優れる。 ・風、大気を操り層を歪める事で大気のレンズとし、エンジェルハィロゥ単体で苦手だった【収束】を可能にしている。 ・また、そのレンズを何重にも重ね、光を更に加速させる【切り札】があるが、余り使いたがらない。攻撃力が高すぎる事を嫌っている側面がある。 ・覚醒したのは裏の世界と初めて関わった事件の時。覚醒のタイミングにズレがあるにも関わらず、エンジェルハィロゥにやや劣る程度の練度と成長速度が速い。 ・本人曰く「まるで転げ落ちるように、戻らないアクセルを踏み込んでいるように」。能力を使えば使うだけその習熟速度は上がり、下がる事は無い。それに伴い彼の重さは減っていく。その果てに何が待っているかは不明である。 cross【エンジェルハィロゥ】×【ハヌマーン】 ・とにかく速度に優れる組み合わせ。察知も早ければ移動も速い。基本的には駆けつけて連れて逃げる。 ・それが出来ない場合は戦う事になるが、決して強靭とは言えない。速いが重さに欠ける事が原因。 ・空間を埋め尽くす程の光による飽和攻撃が一番得意と言えば得意。そもそも戦闘が得意でなければ好きでもないのだが。 ・それでも戦わなければならない時は。…そうだな。星に願いでもかけるとしよう。 Combo 【方天戟(ホウテンゲキ)】…“振動を持って貫く風の槍”と“風の槍の中に光を閉じ込めた武器の形をした爆弾”を織り交ぜて射出する。 【天の庭(バビロン)】…精密な大気操作により光を自在に操り、決して過たず敵のみを貫く超精密範囲攻撃。 【流れ星の矢(ネガイカナウヒカリ)】…切り札。 「覚えておいてくれ。俺は『助けて』を無視出来ないのと同じくらい、『頑張れ』と言われるとやる気を出すんだ。」 「おい！街に何故か『「魔法の言葉」を言うと兎の騎士が助けてくれる』なんて妙な噂が広がっているんだが！？」

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ