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グスターボ・サルバドール・ラバード　56歳　男　贋作画家 アルゼンチンのそこそこ裕福な家の生まれ、画家を目指し絵画学校へ進学するが模写に近い画風は教授たちからの評価が悪く成績は落ちこぼれであった。何とか卒業できたが画家としてはうまくいかず、挿絵やポストカードの仕事をこなし何とか生活していた。 30歳のころ、友人からレストランに飾る絵を描いてほしいと頼まれ、『最後の晩餐』の贋作を作る。これが本物より本物らしいと評価を受け、贋作絵師として商売を始める。彼の贋作はその当時使われた顔料やキャンパス、額縁にこだわりタッチも真似て丁寧に作り上げていくため、判別が難しいが本人は贋作を売って儲けたいわけではないので見る人が見ればわかる嘘を絵画にちりばめるという手法を取っている。アルゼンチンからスペインに活動の場を移し、こうした商売をネット上で行っていたが詐欺で訴えられる。しかし、彼の絵を贋作であることが明らかであることや詐欺グループが勝手に彼の絵を利用していたことが証明され無罪となった。 現在はイギリスに移住し、贋作を作りつつ、真贋判定のコンサルタント業もおこなっている。愛煙家、愛猫家、少し人を小ばかにするしゃべり方で歯に着せない言い方をする。

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