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技能詳細 ピアノ演奏→才能。そして母の形見の曲を奏でる為。 演技→必要のない筈だった才能。笑おう。(ただし他人の心はわからない) 心理学・聞き耳→発達している。 ９月１５日生まれ。 ある列車事故で生き残った２人の子どもの片割れ。 生き残りのもう１人…実弟は自分が意識を取り戻したときにはもういなかった。 両親やあと二人の弟、そして多くの乗客の死体に囲まれて救助を待った三日間。　 右足はちぎれてしまった。義足はまだ、接続部が痛む。杖は手放せない。 心因性とかで視力を失った。もう光を目にすることはない。 新しい弟妹たち、世話をしてくれるヘレンさん。声を聞く度に失った家族を思い出す。 笑い方も忘れてしまった。だけど、みんなを困らせたくない。 だから笑おう。わらおう。 偽りの笑みでも、みんなを悲しませるよりはましだから。 私はわらおう。ただ、ただ。それだけだ。 陽気で明るい賑やかし。いつもあまり物を考えてないような感じでかなり軽い筈だったんですよ。 五体不満足な自分を馬鹿にされないために弱味を見せない。聴覚と触覚がいい。 孤児院の兄弟のことは好きだが同時にこんな自分が兄でいいのかと不安に思っている。 誰もいないときは死んだような無表情。時々夜に魘されて飛び起き声を殺し泣いている。 孤児院に来てから６年経つが誰かに弱味を見せたらダメだと未だに思っているし、弟のシルヴァードにいつか会いたいという願いも噛み殺している。 誰かを愛していいのか、誰かにすがってもいいのかをわからないままこの場所にいる子。 ただ、ピアノで唯一弾ける曲を弾いている時だけは自然かつ心からの笑みを浮かべている(無自覚)。 本当は触れられることが怖い。この世界の何もかもが怖い。たすけてほしい。だれか。

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